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  1. 長崎市議会 2021-03-02
    2021-03-02 長崎市:令和3年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時9分= ◯永尾春文委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから、建設水道委員会を開会いたします。  お手元に審査日程案と追加資料をお配りしておりますので、ご確認をお願いいたします。 〔審査日程について協議を行った。その結果は次 のとおりであった。 1 審査日程については、審査日程(案)のとお  りすることに決定した。 2 第53号議案「令和2年度長崎市一般会計補正  予算(第20号)」及び第54号議案「令和3年度  長崎市一般会計補正予算(第1号)」の2つの  補正予算は国の追加内示に伴うもので関連する  ことから、続けて審査を行うよう決定した。〕 2 ◯永尾春文委員長 それでは、議案審査に入ります。  昨日に引き続き、第11号議案「令和3年度長崎市一般会計予算」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。  それでは、第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 3 ◯片江まちづくり部長 第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費のうち、まちづくり部所管分についてご説明いたします。
     予算説明書は258ページ、259ページをお願いいたします。まず、第2目都市開発費につきましては、259ページの説明欄中ほどの1.都市開発推進費のうち、2.まちづくり推進費、3.土地区画整理事業費の全部、4.事務費の一部、5.【補助】市街地再開発事業費の全部、7.【補助】土地区画整理事業費から、恐れ入ります261ページをご覧いただきたいと思いますけれども、11.【単独】都市基盤施設整備事業費までの全部でございます。委員会提出資料まちづくり部予算一覧の15行目に記載をしておりますが、予算額は51億9,679万円となっておりまして、前年度当初予算額に対しまして3億4,094万4,000円の増となっております。これは、長崎駅周辺土地区画整理における事業の進捗に伴う事業費の増などによるものでございます。  次に、予算説明書344ページ、345ページをお開きください。債務負担行為についてご説明いたします。中ほどとなりますが、新大工歩道橋整備事業につきまして、1億4,400万円を限度額に、次にその下、長崎駅周辺土地区画整理事業(軌道移設)につきましては、6億8,700万円を限度額に、さらにその下、長崎駅周辺土地区画整理事業東口駅前広場上屋設置)につきましては、6億1,800万円を限度額といたしまして、いずれも令和4年度に債務負担行為の設定をお願いするものでございます。なお、長崎駅周辺土地区画整理事業(軌道移設)につきましては、国道202号から東口駅前広場にアクセスするための右折帯を設置するために電車軌道の移設を行うもので、昨年度の2月議会におきましてご審議いただき、令和3年度から令和4年度で債務負担行為を設定しておりましたが、長崎電気軌道に委託しておりました詳細設計業務の遅れや事業費の変更に伴いまして、債務負担行為の再設定が必要になったものでございます。事業全体の変更内容といたしましては、まず、事業期間につきまして、令和2年度から令和4年度であったものを令和3年度から令和4年度に、移設延長につきまして約300メートルを約400メートルに、総事業費につきましては、6億4,300万円を12億5,000万円に変更するものでございます。事業期間の変更理由としましては、当初の予定では令和2年度の前半に設計を完了させ、令和2年秋頃から着工する予定でございましたが、新型コロナウイルス感染症の影響などで関係機関との調整に不測の日数を要し、設計の完了が令和3年1月になり、これに伴い軌道移設に係る国の認可時期も遅れ、着工が令和3年度になる見込みとなったものでございます。また、総事業費の変更理由としましては、当初の総事業費は軌道事業者からのヒアリングを基に算定しておりましたが、これが過去の工事事例を基にしたメートル当たりの単価によるものとなっており、その後の詳細設計の結果、軌道移設が必要な区間が約100メートル増加したことや、施工においては夜間工事で少しずつしか軌道を動かせないことが判明したこと、また、交差点部で用いる軌道を支持するブロックが道路部分に比べて厚みのある仕様となり単価が上昇したこと、また、その敷設面積が当初の見込みより広くなったことなどにより、大幅な増額となったものでございます。以上のような事業内容の変更に伴い、昨年度、令和3年度から令和4年度で設定していた債務負担行為の期間を令和4年度に、また3億5,000万円で設定していた債務負担行為の限度額を6億8,700万円として再設定をお願いするものでございます。当初の事業費の想定が甘く、大幅な増額となってしまい、誠に申し訳ございませんでした。事業者からの情報のみに頼らず、発注者としても自らも過去の類似事例を研究し、また幅広く関係者にヒアリングするなどしておれば、より精度の高い事業費の把握ができた可能性があるものと反省をしております。今後このようなことが再発しないように、職員に対してはさらに研さんを積むよう指導してまいりたいと考えております。  引き続き、主な事業の内容につきまして、担当の所属長からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。  私からは以上でございます。 4 ◯芝長崎駅周辺整備室長 引き続き私からは長崎駅周辺で進められております各事業のスケジュールについてご説明いたします。  まちづくり部提出の委員会資料の80ページをお開きください。まず一番上、九州新幹線西九州ルートにつきましては、令和4年度秋頃の開業に向け、建設が進められているところでございます。次に、その下、県が事業主体であるJR長崎本線連続立体交差事業につきましては、令和2年3月に在来線の高架化が完了し、新駅舎が開業しましたが、現在、旧鉄道施設の撤去や仮線路で使用していた市道の復旧などが進められています。続きまして、そこから下の土地区画整理事業につきましては、図面にてご説明いたします。  81ページをご覧ください。恐れ入りますが、資料を横にしてご覧ください。図面上側が国道202号、下側が浦上川、図面中央付近が新しい長崎駅で、現在の工事の進捗状況でございます。帯状の紫で着色した部分が新幹線、緑色が区画整理事業による西口駅前広場、青が出島メッセ長崎やNBCの社屋、灰色が既に完成し供用している在来線の新駅舎や区画整理事業による道路などでございます。なお、緑の西口駅前広場につきましては、屋根類の工事が完成し、現在は、植栽やベンチ、舗装などの工事を進めているところでありますが、4月中旬頃の完成を予定しております。また、駅の東側につきましては、赤の斜線の部分において、在来線の旧鉄道施設の撤去工事が進められております。  82ページをお開きください。2021年度、令和3年11月の出島メッセ長崎開業時の状況でございます。駅西側の整備は完了しておりますが、東側におきましては、紫の新幹線工事、緑の駅前広場や国道などの道路改良工事、赤のJR九州による新駅ビルの工事が進められております。  83ページをご覧ください。2022年度秋頃、新幹線開業時の状況でございます。開業に合わせ、国道から駅前交通広場へのアクセスや一定の交通広場機能は確保する予定ですが、緑の国道部分や駅前交通広場、多目的広場、赤の新駅ビルの工事は続いている状況でございます。  84ページをお開きください。2023年度末、区画整理事業による整備完了時の状況でございます。赤の新駅ビルにつきましては、令和7年度のグランドオープンを目指して工事中とお聞きしております。  続きまして、資料の85ページをお開きください。引き続き、第2目都市開発費のうち、長崎駅周辺整備室所管分についてご説明いたします。まず、長崎駅周辺エリアデザイン検討費としまして、当初予算額2,147万2,000円を計上しております。まず、1.事業概要でございますが、新しい長崎の玄関口にふさわしい魅力ある町並み景観と機能的な都市空間の創出を図ることを目的に、長崎駅周辺エリア内の施設相互間のデザイン調整や長崎駅舎・駅前広場等のデザイン検討を行うとともに、市民への周知活動やにぎわい創出のための取組を行うものでございます。次に、2.令和3年度事業内容でございます。(1)長崎駅周辺整備に係る業務委託費につきましては、駅前広場や街路など、長崎駅周辺の将来の姿を市民や関係機関へ分かりやすく説明するために作成した3次元の立体映像の画像データを、整備の進捗に応じて追加・修正を行うものでございます。また、駅前広場でにぎわいを生み出し、そのにぎわいが周辺地域に効果的に波及するような駅前広場の利活用方法や運営体制について、社会実験等を行いながら検討を行うものでございます。(2)長崎駅舎デザイン検討費負担金につきましては、デザイン基本計画で示された駅舎のデザインをJR九州や鉄道・運輸機構が行う設計に反映させるために、構造面・意匠面の検討を行う業務に要する費用の2分の1を長崎県に対して負担するものでございます。  86ページをお開きください。(3)市民への周知活動につきましては、計画の内容や事業の進捗状況を市民などへ説明し、関心を深めてもらうため、現場見学会などを開催する経費でございます。(4)事務費につきましては、長崎駅周辺エリアデザイン調整会議などの開催に伴う会場借上料などの経費でございます。3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  87ページをご覧ください。参考資料としまして、長崎駅周辺エリアデザインの検討体制図を記載しております。現在このような体制の下、長崎駅周辺エリア内における施設相互間のデザイン調整や長崎駅舎・駅前広場等のデザイン検討を進めているところでございます。  88ページをお開きください。長崎駅周辺エリアデザインに係るスケジュールとしまして、上段より長崎駅周辺エリアデザイン調整会議、長崎駅舎・駅前広場等デザイン検討会議のスケジュールを記載しており、下段の緑で着色した部分には、市民の意見を計画などに反映させるためのシンポジウムやワークショップ、現場見学会のスケジュールを記載しております。  続きまして、資料が飛びますが96ページをお開きください。引き続き第2目都市開発費のうち、土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区及び都市構造再編事業費、長崎駅周辺地区につきましては、関連しておりますので一括してご説明いたします。【補助】土地区画整理事業費として12億4,960万円、【単独】土地区画整理事業費として13億9,130万円、【補助】都市構造再編事業費として2億2,500万円、合計で28億6,590万円を計上しております。1.事業概要は記載のとおりで、令和2年度末の進捗率は約43%の見込みでございます。2.令和3年度事業内容でございますが、(1)【補助】土地区画整理事業費につきましては、主な事業として、国道202号から東口駅前交通広場にアクセスするために、NHKの前に新しく交差点を設置することとしておりますが、そのことに伴う路面電車の軌道移設工事委託や国道202号の道路改良工事、駅前広場工事や宅地造成工事、また建物移転補償などを予定しております。  97ページをご覧ください。(2)【単独】土地区画整理事業費につきましては、主な事業として、東口駅前広場や多目的広場内に設置するデッキやモニュメントなどの設計を行う駅前広場設計委託や、雨にぬれない歩行者動線として屋根を設置する駅前広場整備工事土壌汚染対策工事電線共同溝整備工事並びに上下水道工事負担金などを予定しております。(3)【補助】都市構造再編事業費につきましては、東口駅前広場等に設置するサインや国道202号をまたぐ横断歩道橋につながるエスカレーター並びにトイレ等の設置工事を予定しております。3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  98ページをお開きください。実施予定箇所の平面図でございます。資料を横にしてご覧ください。図面上側が国道202号、下側が浦上川、図面中央付近が新しい長崎駅でございます。左側の表には事業内容を記載しておりますが、補助の土地区画整理事業費を緑色で、単独を青色で、さらに補助の都市構造再編事業費を黄色で示しており、事業箇所につきましては、左から3列目にある番号が図中の番号と整合しております。来年度は令和4年度秋頃の新幹線開業に向け、東口駅前広場や道路等の整備を進めてまいります。  99ページをご覧ください。国道側から見た東口駅前広場の完成イメージでございます。奥の方に見えますのが新幹線の駅舎で、駅を出たところのひさしが駅舎東口キャノピー、駅舎から国道側に向かって延びているのが、幅10メートルの雨にぬれない動線であるロングルーフ、そこから右側に向かっては、タクシーやバスの乗降場の屋根であるシェルターがございます。また、ロングルーフから国道の横断歩道橋へは、エレベーターやエスカレーターを設置し、バリアフリー化を図ることとしております。  100ページお開きください。令和3年1月時点の駅東側と西側の状況写真を添付しておりますのでご参照ください。  続きまして、101ページをご覧ください。ただいまご説明した、【補助】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区及び【単独】土地区画整理事業費、長崎駅周辺地区において、令和3年度の事業として実施する軌道移設工事委託に係る債務負担行為についてご説明いたします。1.債務負担行為の再設定及び2.事業内容の(2)変更内容、(3)変更理由につきましては、先ほど部長の方からご説明しましたとおり、長崎電気軌道に委託していた軌道移設に係る詳細設計業務の遅れや、詳細な設計を行った結果による事業費の変更に伴いまして、令和3年度から令和4年度に12億5,000万円の債務負担行為の再設定をさせていただくものでございます。当初の事業費の想定が甘く大幅な増額となってしまい、誠に申し訳ございませんでした。  102ページをお開きください。(3)スケジュールですが、上段に変更前、下段に変更後のスケジュールを記載しておりますが、設計の遅れにより着工時期が遅れることとなりますが、新幹線開業までには国道202号への右折帯の設置は完了できるものと考えております。3.債務負担行為の目的でございますが、国道202号の右折帯の設置に伴う電車軌道の移設工事を、令和3年度から令和4年度にかけて一括して委託するに当たり、令和4年度の工事委託に係る経費について、債務負担行為を設定するものでございます。次に、4.債務負担行為限度額の内訳等でございますが、まず、(1)限度額につきましては、表に記載のとおり総事業費は12億5,000万円で、令和3年度は当初予算として2億7,000万円を計上しており、令和2年度の繰越しと合わせて5億6,300万円を予定しております。また、令和4年度に限度額6億8,700万円の債務負担行為を設定するものでございます。(2)限度額の内訳及び103ページの(3)財源内訳につきましては記載のとおりでございます。  104ページをお開きください。実施予定箇所の平面図でございます。資料を横にしてご覧ください。図面左側が北の方角で、上側が国道202号になります。赤で着色した約400メートルの区間において、電車軌道の移設を行うものでございます。右下の断面図をご覧ください。左側がNHK側で右側が長崎駅側ですが、上段の現況に対して下段が整備計画の断面になります。赤で記載のとおり、駅側の歩道のカットや軌道の移設を行い、現況の道路幅員の中で右折帯を追加する計画としております。  105ページをご覧ください。続きまして、東口駅前広場上屋設置に係る債務負担行為についてご説明いたします。1.債務負担行為の目的でございますが、長崎駅周辺土地区画整理事業において、東口駅前広場に整備する屋根の設置工事を令和3年度から令和4年度まで一括して施工するに当たり、令和4年度の工事請負に係る経費について、債務負担行為の設定を行うものでございます。次に、2.債務負担行為限度額の内訳等でございますが、まず、(1)限度額につきましては、表に記載のとおり総事業費10億3,000万円のうち、令和3年度は当初予算として4億1,200万円を計上しており、令和4年度において限度額6億1,800万円の債務負担行為を設定するものでございます。(2)事業概要でございますが、長崎駅東口駅前広場において、雨にぬれない歩行者動線を確保するため、上屋の設置工事を行うもので、駅舎東口の出入口に係るひさしであるキャノピー、バスやタクシーの乗降場の屋根であるシェルター、駅舎から国道までの歩行者通路の屋根であるロングルーフを設置することとしております。イ.各年度の内訳及び106ページの(3)財源内訳につきましては、記載のとおりでございます。  107ページをご覧ください。東口駅前広場の上屋の設置位置をお示ししておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。 5 ◯赤倉都市計画課長 恐れ入りますが、資料の89ページにお戻りください。引き続き、第2目都市開発費のうち、都市計画課所管分につきましてご説明いたします。【補助】市街地再開発事業費、新大工町地区といたしまして、17億5,200万円を計上しております。1.事業概要ですが、本事業は新大工町地区において、玉屋百貨店やその周辺の地権者によって進められている市街地再開発事業に対し、新大工町地区の商業活性化及び中心市街地全体のにぎわいの再生を図るため、国、県、市が一体となって支援するものでございます。再開発事業の位置や具体的な事業の概要につきましては、中ほど以降に記載のとおりでございます。  90ページをお開きください。2.令和3年度事業内容ですが、施設整備の工事を進める上で必要となる工事監理などのための調査設計計画費と、共同施設の整備のための建築工事費などでございます。3.財源内訳と4.これまでの主な経緯につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。次に、5.今後のスケジュール(予定)でございますが、表下段の建築工事について、南街区は昨年12月に供用開始しており、現在、北街区の工事を進めているところでございます。  91ページをご覧ください。上段には再開発ビルの主な用途の配置イメージ図を、中段には完成後のイメージパースを、下段には現況の写真を掲載しておりますのでご参照ください。  引き続き、92ページをお開きください。【補助】市街地再開発事業費、新大工歩道橋としまして、1億620万円を計上しております。1.事業概要ですが、新大工町地区市街地再開発事業において、主要な公共施設に位置づけられている歩道橋の整備により、再開発ビルを玄関口とした新大工町商店街への歩行者の回遊や、高齢者や児童等の円滑で安全な横断の確保、さらには再開発ビル内のエレベーターと連携した、より安全な歩行者動線を確保するものでございます。工事概要ですが、延長約40メートル、幅員3メートルの歩道橋の整備で、工事期間は令和3年度から令和4年度までの2か年、全体事業費は3億3,600万円を見込んでおります。2.令和3年度事業内容ですが、歩道橋の整備に係る工事費と支障物件の移設補償費などを計上しております。3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりございます。  93ページをご覧ください。4.スケジュールですが、今年度中に測量調査設計を取りまとめ、令和3年度から工事の発注・契約を経て、着手してまいりたいと考えております。中段には位置図を掲載しておりますのでご参照ください。  次に、94ページをお開きください。新大工歩道橋整備事業につきましては、施工が複数年にわたることから、1億4,400万円の債務負担行為の設定をお願いしたいと考えております。1.債務負担行為の目的ですが、整備工事を令和3年度から令和4年度まで一括して施工するに当たり、令和4年度の工事請負に係る経費につきまして、債務負担行為を設定するものでございます。2.債務負担行為限度額の内訳等ですが、(1)限度額につきましては、歩道橋設置に係る工事の総事業費を2億4,000万円と見込んでおり、令和3年度の当初予算において、9,600万円を計上しておりますので、令和4年度に見込まれます残りの1億4,400万円を限度額として計上しております。(2)事業概要は記載のとおりでございますが、主な工事内容は、本体工、階段工などで、令和3年度から令和4年度にかけて実施してまいります。  95ページをご覧ください。3.財源内訳、4.スケジュール及び位置図につきましては、それぞれ記載のとおりでございますのでご参照ください。  私からは以上でございます。 6 ◯笹原東長崎土地区画整理事務所次長 引き続き、東長崎土地区画整理事務所所管の事業についてご説明いたします。  資料108ページをご覧ください。【補助】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区、予算額2億150万円及び【単独】都市基盤施設整備事業費、東長崎地区、予算額6,030万円でございます。1.事業概要ですが、令和元年度に土地区画整理事業を廃止しました東町から古賀町の地域にかけて、都市計画道路や公園などの整備を行おうとするものでございます。令和3年度の事業内容としましては、2に記載のとおり、(1)都市計画道路としまして、東長崎縦貫線の道路改良工事、測量設計委託等、つつじが丘西線の丈量図作成委託などを行うもので、事業費は表に記載のとおりでございます。(2)公園としまして、(仮称)清藤公園の整備工事、事業評価委託及び(仮称)松原公園の測量設計委託などを行うもので、事業費は表に記載のとおりでございます。なお、(仮称)松原公園は令和3年度からの新規の事業でございます。  資料109ページをご覧ください。3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  資料110ページをご覧ください。それぞれの事業箇所の位置図でございます。恐れ入りますが、横向きでご覧ください。まず、東長崎縦貫線につきましては、中央の赤色の太い実線部分で、延長700メートルの区間を内閣府所管の地方創生道整備推進交付金を活用して現在施工中でございます。つつじが丘西線につきましては、図の右側に赤色の点線部分で表示しております。東長崎縦貫線から国道34号と交差してつつじが丘団地西口に至る延長620メートルの区間でございます。(仮称)清藤公園につきましては、図の中央に赤色で表示しております。面積2,600平方メートルの公園になります。(仮称)松原公園につきましては、その右側に緑色で表示しております。整備箇所は現在検討中ですが、地元の要望地を表示しております。  資料111ページをご覧ください。この図面は令和3年度における東長崎縦貫線(清藤地区)の道路改良工事、測量設計委託等及び補償の施行箇所を示しております。  資料112ページをご覧ください。つつじが丘西線の施工箇所でございますが、丈量図作成、建物等調査委託を行うこととしております。  資料113ページをご覧ください。この図面は(仮称)清藤公園の整備工事等の施行箇所を示しております。  資料114ページをご覧ください。(仮称)松原公園につきましては、現在整備箇所を地元と調整中であり、令和3年度において概略設計を行いたいと考えております。  資料115ページをご覧ください。これらの都市基盤施設整備に係る全体スケジュールでございます。今後とも事業の確実な進捗を図るため、計画的に進めてまいりたいと考えております。  次に、資料116ページをご覧ください。【単独】土地区画整理事業費、東長崎平間・東地区、予算額1億8,210万円でございます。1.事業概要ですが、東長崎平間・東地区の健全かつ良好な住環境の向上を図るため、土地区画整理事業を施行するものでございます。全体の事業内容ですが、施行地区面積は30ヘクタール、施行期間は平成14年度から令和8年度まで、総事業費は110億円、進捗率は令和元年度末現在の事業費ベースで95.3%でございます。次に、2.令和3年度の事業内容ですが、換地設計や建物等調査等の委託料4,350万円、道路改良や画地造成等の工事請負費1億810万円、上水道施設工事費負担金100万円、工作物等移転等の補償費1,400万円、事務費1,550万円でございます。次に、3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  資料117ページをご覧ください。東長崎平間・東地区における令和3年度の施行箇所を表示しておりますのでご参照ください。  資料118ページをご覧ください。事業の全体スケジュールでございます。令和4年度の換地処分に向けて精力的に事業を進めてまいりたいと考えております。  私からの説明は以上でございます。 7 ◯山北建築部長 第8款土木費第5項都市計画費についてご説明いたします。予算説明書の258ページ及び259ページをお開きください。併せまして、建築部提出の委員会資料の1ページ、令和3年度建築部予算一覧をご覧ください。第2目都市開発費でございますが、建築部所管分は、259ページ中段の説明欄の1.都市開発推進費の1.開発審査会費15万8,000円のみでございます。  建築部提出の委員会資料の1ページをご覧ください。令和3年度建築部予算一覧の6行目に記載のとおり、前年度当初予算額に対しまして、5万1,000円の減となっております。この予算は、開発審査会の開催に係る経費でございます。  私からの説明は以上でございます。 8 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第5項 都市計画費のうち、第2目都市開発費の総合事務所所管分についてご説明いたします。総合事務所提出の委員会資料の1ページをご覧ください。第2目都市開発費のうち、総合事務所所管分につきましては、行番号22に記載の3,289万9,000円で、昨年度と比較して4,002万円の減となっております。  次に、予算説明書の258ページ、259ページをお開きください。第2目都市開発費のうち、総合事務所所管分は、説明欄の2.歴史的地区環境整備費及び4.事務費の一部、6.【補助】歴史的地区環境整備事業費でございます。このうち、2.歴史的地区環境整備費につきましては、唐人屋敷地区の施設の維持管理費や都市計画道路新地町稲田町線及び唐人屋敷中通りの沿道の建物に対する修景費用の助成金でございます。  主な事業の内容につきまして、総合事務所提出の委員会資料に基づき、担当課長からご説明させていただきます。 9 ◯出口地域整備2課長 第5項都市計画費のうち、総合事務所分につきましてご説明いたします。  総合事務所提出の委員会資料115ページをお開きください。【補助】歴史的地区環境整備事業費、唐人屋敷顕在化、予算額3,000万円でございます。1.事業概要でございますが、唐人屋敷跡は日本と中国の交流の歴史的意義はもとより、長崎市の観光の面からも重要な位置を占める場所でもあるので、唐人屋敷顕在化事業として観光や情報発信の拠点整備と日中交流の歴史が生きづいたまちづくりを行うものでございます。2.事業内容ですが、(1)全体計画は、記載のとおりでございます。(2)令和3年度事業内容は、用地1件の土地取得特別会計からの買い戻し、牟田口市場などの建物解体を行う予定でございます。用地交渉も終わり、解体が全て完了しておりますので、令和4年度からは埋設物の調査、公園の整備に向けた計画、工事等を行っていきたいと考えております。3.財源内訳は、記載のとおりでございます。  資料116ページをお開きください。事業の位置図でございます。図面中ほど赤枠の部分が令和3年度の予定箇所となります。  説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようよろしくお願いいたします。 10 ◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。 11 ◯毎熊政直委員 長崎駅前周辺の各事業のスケジュールですけど、今さらになってデザイン検討費とかさ、もう令和4年は新幹線開業でしょう。今年になってまだデザイン検討会議の予算とか、今まで議会としても特別委員会を何回となく駅周辺については開催をしてきたんだけど、その中でもいつ頃完成で、どういう形の姿になるのかというのは示してもらえなかった。今でもまだ漠然としか我々理解はできないから、我々議員でさえそうなんだから、市民の人たちなんか、全くどうなるのか想像もつかんというのが今現在じゃないの。  そして本当にこのスケジュールでさ、先ほど電気軌道の変更工事、見積りが倍の予算になりましたということで、本当に完成も令和4年の11月に新幹線開業のときにそういう工事は全部本当に済んでいるんだろうかと思うんですが、東口の動線も全て、どういう形になるんですか。本当に新幹線開業まで間に合うんですか、そこら辺どう踏んでおられます。 12 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この駅周辺の土地区画整理事業につきましては、今鉄道事業である新幹線それから在来線の高架事業と併せて同じエリア内で同時期に進めているわけでございまして、やはりそこは鉄道の工事を優先させながらも、その続きとして引き続き土地区画整理事業を行っていかなければならないという中で、鉄道施設の整備のために一定の工事範囲をどうしても使用する。その後、鉄道施設の撤去の後、地下埋設物等のインフラも整備していくと。その後、区画整理事業が広場工事ができるわけですけれども、その時期としては、来年度の後半と今想定しております。そうした場合、新幹線の開業が令和4年度秋頃と今示されておりますけれども、そこまで1年を切るというような状況がございまして、この資料の83ページが令和4年度秋頃、2022年の秋頃の新幹線開業時の姿として今想定しているわけですけれども、グレーで着色した新幹線はちょうど完成をしてはおりますが、東口、図面上側ですけれども、緑で着色した部分の駅前広場はどうしても短い期間内に全てを完成することはできないと考えております。  そのため、赤の点線で歩行者動線、実線で車両の動線をお示ししておりますけれども、こういった動線は完成形としてではございませんけれども、新幹線に乗り継ぐために利用者の方がご不自由にならないような動線はしっかりと確保した上で、併せて国道北部方面からの駅前広場にアクセスするための交差点の機能といったものは、右折帯を併せて設置をして機能確保したいと考えております。全てが完成しますのは、84ページのとおり区画整理事業完成時2023年度末ということで予定をしておりますので、新幹線開業時に最低限の機能を確保したいと考えておりますし、それに向けて少しでも工期の短縮が図れるよう努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 13 ◯毎熊政直委員 あなたたち直接この事業に携わっておられるから頭の中にはビジョンが湧くでしょうけど、どうなるのか私ども全然湧かないんですよ。令和4年11月の開業時に長崎駅前玄関口はどうなっているのか。長崎の玄関口でしょう。それをあなたたちは区画整理事業とか駅前再開発とかなんとかいろいろごちゃごちゃ事業名を並べて、いろいろ分けて説明をするけど、私たちも含めて市民の皆さんは、長崎駅前をどういう形に開業時になるのかというのが一番の関心事ですよ。  それをデザイン会議の予算を今頃出してきているけどさ、エリアデザイン検討費はもう平成26年ぐらいからエリアデザイン会議って始まったでしょう。とうの昔からデザインなんかは決めて、早く市民の皆さんに開示せんといかんことなんですよ。何で遅れたんですか、県との協議が遅れたんですか、予算が足りなかったんですか、原因は何ですか。 14 ◯芝長崎駅周辺整備室長 このエリアデザイン検討費につきましては、この区画整理事業が完成するまで実際に整備をしていく過程においても、当初計画どおりにこのデザインがしっかりと確保されるということを調整を図っていくということで、今後も区画整理事業完成まで費用は計上させていただくことになっております。  その仕組みとしましては、デザイン調整会議、それから検討会議といった会議を開催していく費用とともに、新幹線の工事はまだ続いていきますので、新幹線の駅舎の工事につきましても、先日グレードアップの費用を計上させていただきましたけれども、グレードアップに係る駅舎の屋根の部分につきましても、実際に現場のほうが当初計画どおりにしっかりとデザインされて進んでいっているのか、そういった監修も含めて、このデザイン検討費の中で行っているものでございますので、まだまだ工事が続く中においては、このデザイン検討費というのは必要になってまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。 15 ◯毎熊政直委員 資料で出してください。平成26年からのデザイン検討会議、調整会議等、総額今までどれくらい予算をつぎ込んできたか、その資料を出してください。委員長によって、資料要求を頼みます。 16 ◯永尾春文委員長 ただいま毎熊委員より、デザイン会議全体に係る総額について、資料要求がございましたので、資料の提出をお願いしたいと思いますが、時間はどれくらいかかりますでしょうか。 17 ◯芝長崎駅周辺整備室長 今手元にございますので、数字をご説明してもよろしいでしょうか。このデザイン検討費、平成25年度から支出を行っておりまして、今年度予算ベースでございますけれども、今年度末まで9年間にわたりまして、累計で1億4,867万9,651円でございます。  そのうち主なものといたしましては、やはり業務委託設計、デザインの調整に係る費用というものが約8割を占めておりまして、駅舎や駅前広場の基本的な考え方を整理するためのデザイン基本計画の作成業務委託でありますとか、そういった基本計画の実現化のための業務委託、それから鉄道・運輸機構が整備する新幹線の上屋を実際にデザイン基本計画で策定された計画に沿って実施されるような修正設計、そういった設計関係の業務委託が約8割を占めております。  以上でございます。 18 ◯毎熊政直委員 今のは県発注分も含まっているんですか、今の1億4,800万円というのは。 19 ◯芝長崎駅周辺整備室長 今の金額は、市だけの支出額でございます。 20 ◯毎熊政直委員 県の負担も含めたら、総額幾らになっているんですか。 21 ◯芝長崎駅周辺整備室長 このデザイン検討費につきましては、県と市が1対1で負担をしておりますので、同額を県が支出しております。  以上でございます。 22 ◯毎熊政直委員 2億9,000万円もかけて自分たちが最初設計したのを、また修正というて同じことを繰り返してきて、平成25年から今日に至るまで、そうしてまだ今日現在、具体的にまだエリアデザインができていないと。だからまたこんだけ今年2,147万円かけてデザイン検討費として払うと。  これはいくら何でも、2億9,000万円今まで設計費にかけてさ、デザインの設計にかけてきてさ、これ妥当と言える。無駄金じゃない。デザインもまだはっきり決まっておらんというものはさ。そこのチェックしよっとね。お答えください。 23 ◯芝長崎駅周辺整備室長 当然このデザイン検討費を計上するに当たりましては、私ども県と資料をしっかりと吟味をしてチェックをしているということでございます。  以上でございます。 24 ◯毎熊政直委員 そうとしか言えんかもしれんけど、大体全てが言うように、このエスカレーターだって、今度工事に出ている東口のこれだってまだ具体的に予算はついているけど、どういう形で動線がつながるかということを立体的にまだ私どもには分からない。こういうのを早く示してやらないと、市民の皆さんは待っておられるんですよ、新幹線が開通するのをね。  そうするとあなたたちの役目というのは、デザイン検討会議だけに振り回されるんじゃなくて、自分たちが逆にデザイン検討会議を使えるようなことにならなければ、これだけ予算突っ込んでおるでしょう。だからタイムスケジュールも含めて、早めに出してくれと。そうしないと工事に着手できないとか、そういう理由ちゃんとあるはずさ。振り回されてばかりじゃ何もならん。そこら辺を早くやってくれないと、もう来年ですよ。  これは片江部長、市民の皆さんに、長崎駅前がどうなるのか。特に東口、駅前商店街の人たちもどうなるんか、一番気にしておられるところだから、これでまた予算も組むんだろうからさ、いつ頃はっきりした形で、いつ形として来年の11月開通する頃の長崎駅前はどうなるのか。また駅前の特別委員会は次年度もできるんですよ。昨日決まっている。また同じことばかりやって、分かりません、分かりませんみたいな答弁でずっと1年間過ごすつもりね。どういう覚悟でもって来年度に向けて事業やられるのか、決意を聞かせてください。 25 ◯片江まちづくり部長 今、毎熊委員ご指摘のとおり、本当に開業が間近に迎えた中で、市民の皆様方に駅の姿がまだ詳細なところがお見せできなかったことに関しましては、大変申し訳なく思っております。  ただ、私どもも今いろいろ駅周辺の整備を進めていく中で、まず連続立体交差事業が1年間完成時期が遅れたという中でも、我々としては駅周辺の完成時期は遅らせずに何とか頑張ろうという中でスケジュール調整してまいりました。  ただ、交通関係をはじめとして、いろんなところと協議をする中で、やはり当初の計画ではうまくいかないところが、その都度見えてきまして、その都度どのように設計を直していけばいいのかという作業が繰り返し出てきまして、どうしてもきちっとした完成形を早めにお示しすることができなかったという状況がございます。  しかしながら、今年度の予算にもお願いをしておりますけれども、やはり市民の皆様にとっては、例えば我々が見慣れている平面図をお見せしたところでなかなかイメージは湧かないし、やはり気になるところは昨日のご質問でもいただきましたけれども、JRが新しいビルをどう造っていくのかとか、自分たちが生活する空間がどう変わるのかというのが非常に関心を持たれると思いますので、そういったところを総括的に見て取れるような視覚的資料を、今年度は予算をいただきまして作ろうと思っております。これをできるだけ早く作りたい。JRとも協議は重ねております。JRの駅ビルの建物の外壁であるとか、新幹線も下を高架で開発しますので、そこの造りぶりがどうなるのかというデータをいただくことにしておりますので、そういったものが組み込めて、初めて市民の方々、駅の周辺がこうなるのかということをイメージしていただけると思いますので、これを何とか早く年度の半ばまでには作り上げて、それを早く工事と並行しながらも市民の皆さんにお見せして、決してこれまでかけた費用が無駄ではなかったということをご理解いただきたいと思っておりますので、そういったいろいろと私ども事務方の事情もございますけれども、事ここに至りましては、早く市民の皆様に期待感を持っていただくような情報提供に努めてまいりたいと考えておりますので、何とかご理解のほどお願いしたいと思っております。 26 ◯毎熊政直委員 一定理解はするけどさ、事業進めるまちづくり部のほうも考えを改めてよ。市民から見れば、連続立体交差事業は県なのか市なのか関係ないんですよ。あなたたちは、県が連続立体交差事業が遅れたから自分たちの駅前の事業も遅れているんだと言わんばかりの今まで説明をしているけど、そうじゃなくて、こういう大きな事業というのは1年ぐらい遅れる可能性なんてたくさんあるでしょう。それを想定して、開業時が決まっているんだからそれに合わせて遅れを取り戻すことを県、市両方で考えて、早く工事の発注とかそういうことを手を打っていかんといかんでしょう。  だからその点も分かっているはずなんですよ。そこら辺をちゃんと今からやっていただいて、そして早く令和3年度の半ば頃までに示せるというのであればぜひ示してもらって、それで後で出てくるだろうけど、中央通り線だってどうなるのか。あれをつながんことには駅としての機能が出せんでしょう。そしておまけに長崎電気軌道だってさ、あれだけ延びて、交通渋滞がどんどんひどくなる可能性だってある。工事車両がふくそうする対策もきちんと取りながら、事業進捗を図っていく立場にあるから、重々そこら辺を考えて、全庁的に協議をしながらここをやっていかんと、絶対遅れられない場所やから、そういうことで頼みますよ。 27 ◯片江まちづくり部長 私の説明が不十分で誤解を招きましたけれども、連続立体交差事業の期間が遅れたことを責任とはせずに、我々としては区画整理事業の完成時期は遅らせなかったという中で、やはり工事調整とかそういったものは、できるだけ工夫をしながらやらなきゃならないという状況があったということを、まずご説明したかったわけでございます。  ただし、今おっしゃられましたように、ゴールは決まっておるわけですから、それを超えるわけにはいきませんので、特に今おっしゃられました国道の工事であるとかそういったものに関しましては、駅周辺だけでなくて市民生活への影響も大きく出てくる可能性がありますので、その辺、十分留意しながら、新幹線開業時期にはきちっと交通動線とかそういったものは完成ができるように、私としてもきちっと指導監督に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 28 ◯吉原 孝委員 毎熊委員と全く同じような考えを持っております。この資料にも示してありますけれども、駅周辺エリアデザイン調整会議、それから駅舎・駅前広場等デザイン検討会議、これが平成25年、平成26年からずっと定期的に開催をされて、令和3年度が駅周辺エリアデザイン会議は2回、駅舎・駅前広場等デザイン調整会議が4回という形になっておりますが、これまでもエリアデザイン調整会議が16回、駅舎・駅前広場等デザイン検討会議が20回開かれているという中で、今お話があったように、見えている部分もありますが、見えていない部分が結構、特に市民が関心を持っているようなところについての見えていない部分が出ているんじゃないかなという気がするんですよね。  私は昨日も申し上げましたけれども、やはり一番大事なのは、新駅ビルというんでしょうか、これを早く、これが大きな今回の新幹線開通に向けての目玉だと思うんですよ。だからデザインなどももっと早く出して、後方のホテルもですけれども、これはグランドオープンが令和7年度だということで、今言ったように駅ビルが一気に5年という形の中で、かなりそう遠くないうちにできるのに、その概要が見えないということは非常に不親切ですよ。市と県が協定を結んでいるでしょう。これは事業進捗についての協力をお互いに取ってやっていきましょうということであるなら、そして市民に対してこの事業、特に新幹線が、あなたが言ったように開通が間近になって、それに向けて本来ならば全ての事業が完結するような形でやっていきたいというのが本来の希望だと思うんですけれども、しかしそれはうまくいっていないというんで、それはいろんな事情があって仕方がないという判断はしますけれども、でも今言ったように、これだけの回数を重ねて、そして遅々として全容が分からないということは、やはり我々市民としては不満ですよ。  それと市と県がJRと何でこういう協定まで結んで一緒にやっていきましょうとやっておって、そしてJRのほうからいろんな情報が出ないんですか。私は、もっと早く駅ビルに関しては出していいと思うんですよ。昨日も言ったように、やはり駅ビルがどのような外観になるのか、建物の内容がどうなるのかということは、非常に大きな要素ですよ。これを出せないということは、これまでの検討会議の進め方に、私は非常にうまくいかなかった面があるんじゃないかと思います。協定の関係とか、今言ったようなJRとの対応とかご説明いただきたい。  それと同時に、今回2,100万円の予算の中に、社会実験等を行うというような内容になっていますが、これの説明はありませんでしたけれども、どういう実験をやるんですかお尋ねします。 29 ◯芝長崎駅周辺整備室長 JRとの情報の共有でございますし、連携でございますけれども、ご意見にございましたとおり、JRとは一昨年の12月に市とJRの間で連携協定を結んでおりまして、その時点でのJRの計画といったもののパースが公表をされております。  その後、JRにおかれましても、駅ビルの検討を深めてまいりまして、そう遠くない時期に公表がされるとお聞きしておりますけれども、私どもとしても常にこれまで情報共有、それから連携を図って協議をしてきたという経緯がございますので、今回エリアデザイン検討費に計上させていただいております3次元映像の修正といったものは、まさにJR九州の駅ビルをしっかりと取り込んだ上で、来年度には皆様に公表できるということの、そういうデータの修正ということで、しっかりと来年度は、市民の皆様にお示しをしてまいりたいというふうに考えております。  それから、2点目でございますけれども、利活用の検討業務でございます。これは、今後、駅前広場が、段階ごとに少しずつ整備をしていくに当たりまして、この空間が、やはりただ歩くだけの使われない空間にならないように、ハード整備と併せて、ソフト面をしっかりと充実させていく必要があるということは考えております。  ここが、やはりにぎわいの場となって、日常的にも市民の方が常に使っていただけるような広場となること、そして、またこれが、まちなかとか周辺地域への情報発信の拠点となるような、そういった広場を目指して、今後ソフト事業を充実させていきたいというふうに考えておりますので、そのための、まずは少しずつ西側それから東側と広場を整備していく段階に応じて、実験、検証を行って、にぎわいを生み出して、そういう情報を発信し、使われていく広場になるような、そういった体制づくりを行っていくための実験をさせていただきたいと考えております。
     以上でございます。〔「社会実験の説明を」と言う者あり〕社会実験は、例えばでございますけれども、来年度、西口の駅前広場が整備をされます。ここで少し、お店のようなものであるとか、オープンカフェであるとか、または市民活動、そういったものを実際にやっていただいて、にぎわいを生み出し、またはそこの広場を実際に使っていただいて、そういった担い手といいますか、利用者の方が今後も継続してそこを使ってにぎわいを生み出していくような仕組みづくり、またこの駅周辺、関連する企業が非常に多くございますので、そういった企業や団体の方にいろんなアイデアをいただきながら、この駅前広場を活用していただく、そういった実験を行っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 30 ◯中西敦信委員 私もこの駅前の区画整理事業に関わってお尋ねをしたいと思うんですが、1つは、保留地の処分ということでも、収入の部分があるかと思うんですが、今回、電気軌道の移設に伴う必要な工事経費の見積りが、2倍ぐらい要るということで、事業費の増となっていますけれども、それを賄う財源としては、いろんな国の補助金等ありますが、要は、この区画整理事業費全体の中で保留地を売却することでの収入も加味した上での事業費が組まれている中で、今回新たなというか、実際進める中で、電車の軌道の移設に伴う増が出てきていますけれども、全体事業費に対する影響はなかったのか。保留地の処分等も含めて順調なのか。順調というか、順当に進められているのか。1点お尋ねしたいと思います。 31 ◯芝長崎駅周辺整備室長 土地区画整理事業における事業費の配分でございますけれども、これは今ご指摘のとおり、保留地処分金という、土地を売却して事業費に充てるという仕組みの中で事業を進めておりますし、その土地の価格といったものも年々変動してまいります。そういったものをこの区画整理事業全体で再配分しながら、また補助もその年度年度ごとに当然変動してまいりますので、この区画整理事業全体事業費に154億円ということでお示ししておりますけれども、その中でしっかりとやりくりをしながら、全体事業費の中で吸収できるものと考えております。  以上でございます。 32 ◯中西敦信委員 そうしますと、今回のこの電車の軌道の移設に伴う工事費の増は、ほかに行おうとされてきた事業に対する影響は与えないという理解でいいのでしょうか。 33 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のとおり、土地区画整理事業費、現在の予算の中でやりくりをして実施できるというふうに考えております。  以上でございます。 34 ◯中西敦信委員 分かりました。そういうことで理解をしたいと思います。  それと、99ページのところに東口駅前広場の完成イメージがありますが、先ほどやり取りもあってこのイメージ図を見たときに、私もこれまで市のほうで言われていた、駅舎そのものが浦上川沿いに250メートルほど遠くなると。そういう中で国道沿いの、路面電車やバス停から駅が遠くなったときに、移動距離が長くはなるけれども、それを感じさせない工夫をしますというふうに言われていたのが、今回の完成イメージでは、植樹がされているぐらいで、先ほどいろんな社会実験もして、これからソフト面を考えるということではありましたが、やはり、これはシェルターとかロングルーフとかキャノピーとかを付けるというイメージなので、そういう歩行者動線の中での歩く距離の長さを感じさせない取組が、わざとというか、入っていないだけなのかどうか、ちょっと心配になったんですけれども、その点いかがでしょうか。 35 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のとおり、駅と国道は一定の距離が今後生じるわけでございますけれども、この空間としましては、まずはこの99ページの右側に新しく東口の駅前広場が整備をされますけれども、この中に駅舎の直近にバスやタクシーを入れる空間を整備すると。今、既に西側にもタクシーが横づけできるようになっておりますけれども、まずは駅舎の直近にそういった公共交通をしっかり配備することで結節機能を高めていくということが1点ございます。  併せまして、国道までの動線につきましては、今ロングルーフということでお示ししておりますけれども、雨にぬれない幅の広い屋根をかけまして、快適に移動していただく。また、今後、今白抜きになっておりますけれども、左側に新しいJR九州の駅ビルも整備されますので、ここも今JR九州には、歩行者動線としてしっかり機能するような、そういった快適な通路としての役割を果たせるような整備をしていただくようにお願いもしておりますし、JR九州も前向きに考えていただいているということでございますので、今後この空間には複数の通路が整備をされますし、交通結節機能も一部しっかりと駅の直近に整備をされるということで対応してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 36 ◯中西敦信委員 東西線の駅ビル側も含めて、そういう歩く距離の長さを感じさせない、感じるんですけれども、そういう中でもソフト面での対応というところは意識して取り組んでいただきたいと思います。  それと、先ほども吉原委員からありましたけれども、やはり駅ビルの商業規模がまだ示されない中で、コロナ禍の中でなかなか難しい面があると思うんですけれども、やはりJR九州の売上げという中で、鉄道事業だけじゃなくて、こういういろんな、駅ビルに伴って利益を上げるというのがビジネスモデルとなっていると思うので、やはりこの長崎駅の中で新しくできる、今後できていく駅ビルがどれぐらいの商業規模になるのかというのは、早めに示してもらえるように働きかけていただきたいと思うのが1つと、東口の駅前広場の活用も、どれだけ県営バス、長崎バスが乗り入れていくのかというのもまだはっきり示されていない、交渉中というか相談中だと思うんですけれども。実際、区画整理事業が終わってそれぞれものが完成していっても、実際どういう利用ができるのかというのもやはり併せて示していかないと、なかなか市民の皆さん、観光客の皆さん、困る部分があると思うので、今コロナ禍で、西口の観光、平和公園とか大浦天主堂方面の観光バスというか、そういうのを回る観光客向けのバスも止まっているかと思うのですけれども、東口が終わった後も、西口のほうがやはり便利だから、そういうものは西口に残しておくのかとか、そのあたりの方向性を示していくということも、ものを造るということと合わせて大事なんじゃないかというふうに思うんですけれども、そのあたりをどんなふうにお考えになられているのでしょうか。 37 ◯芝長崎駅周辺整備室長 駅ビルの情報につきましては、ご指摘のとおり、今JR九州とも密に連携を取りながら情報共有を図っておりますので、情報が分かり次第、皆様にもお示ししてまいりたいと考えております。  それから、東口駅前広場のバスでございますけれども、これは今、県のほうが主体になって、県営バスを数百台乗り入れるということで、調整を図っているところでございますので、それにつきましても、併せまして分かり次第皆様にお示ししてまいりたいと考えております。  以上でございます。 38 ◯中西敦信委員 最後にしますけれども、要は、今後長期的には、バスターミナルの移設なども10年、20年の単位であると思うので、そういうところも見据えた上で、今回いろんな、シェルターとかロングルーフとか、区画整理事業に伴って、やはり利用者の方に必要な施設だと思うのですけれども、そういう長期的なところも併せて示していただきたいということは要望しておきたいと思います。  以上です。 39 ◯土屋美紀委員 私も1つお尋ねをしたいのですが、先ほどから上げられています長崎駅周辺エリアデザイン検討費の中で、確かにこの9年間にわたり、市のみで1億4,000万円の経費をこのように使われていると思うのですが、その中で市民の皆様への周知のところで、今までアンケートなどを取ったりしたことがあるのかというところを1つお尋ねしたいです。  私も議員になりましてまだ数年ですけど、行政視察とかに行ったときに、やはり他都市は駅周辺、立派な、わくわくするような駅周辺を見てきましたので、そういうところをどのように思っていらっしゃるのかお聞きしたいです。 40 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のアンケートでございますけれども、市民のご意見をお伺いするということでは、平成28年度、平成29年度、平成30年度、令和元年、令和2年と併せまして、ワークショップ、それからシンポジウム、こういったものを開催して、そこでその都度、その時点での計画のご説明をしながら、市民のご意見を伺って、またそれを設計等に反映させるということを行っております。  以上でございます。 41 ◯土屋美紀委員 ありがとうございます。よろしかったらもっと詳しくお聞きしたいのですが、そのようなものは何回ほど行われたか。これからの市民への周知活動の中にどのように今後生かされていくのかというところも教えてください。 42 ◯芝長崎駅周辺整備室長 資料の88ページをご覧いただきたいと思いますけれども、先ほど申しましたシンポジウム、ワークショップは、この下の緑の部分です。こちらに年度ごとに開催した時期を示しております。今後でございますけれども、先ほど申しましたとおり、今年度の業務、それから来年度の予算をご承認いただきましたら、併せましてJR九州の駅ビルも、しっかりとこの駅周辺の姿を市民に対してお示ししてまいりたいと考えております。  以上でございます。 43 ◯土屋美紀委員 では、そのところをしっかり頑張ってください。 44 ◯毎熊政直委員 それじゃ、まちづくりシンポジウムとワークショップとかこれだけ開きましたと言うけど、今のこのデザインの中に、設計の中に、市民の声はどれだけ生かされとっと。 45 ◯芝長崎駅周辺整備室長 市民の声でございますけれども、やはり、先ほどからご指摘があっております、この駅と国道の距離の快適な移動というものが代表的なご意見だったと思っておりますし、そのほかも、小さい設計に対するご要望とかもございました。それは、可能な限り、今解決できるように設計で反映しておりますけれども、その1つとしてこういう屋根を付けて、国道まではぬれないような動線を整備するということ、そしてその距離の間には、やはりベンチなども欲しいというようなご意見もありますので、今ベンチ等も配置するように設計をしているということでございますし、その活用に当たっては、ここににぎわいが生まれるような、いろんなお店があったほうがいいというようなご意見もありましたので、そういったキッチンカーでありますとか、テントでありますとか、そういった設置ができるような施設、または給排水、電源設備、そういったものも今この広場のほうには設計の中に織り込んでいきたいと考えております。  以上でございます。 46 ◯毎熊政直委員 単純にアリバイづくりにしないように、せっかく市民の皆さんもシンポジウムとかワークショップに集まっていただいて意見を言っているのに、まだそれがどう反映するか、全く現時点では分からないような状況だから、必ず市民の声が、やはり一番言うなら動線やろう。エスカレーターとか東口の一番長い通路、そこら辺のところを1日も早く、これだけのお金を突っ込んできとっとやから、もう本当、すぐにでも出せと言わんばいかんさ。これ、継続費と一緒やから、この予算は。だから、早く出して、市民の皆さんの一番関心があるところを、駅前をどう、国道206号をどう渡るのかということを早く出さんば、やはりきちんとめり張りをつけた事業にしてください。いつまでもだらだら、だらだらと、デザイン会議の言うとおりにしよったって事は進まない。お願いします。 47 ◯山本信幸委員 吉原委員の関連で質問させていただくのですけれども、まず冒頭、長崎駅周辺整備に係る業務委託費の中で、これは県と1対1の負担ということであれば、冒頭確認なんですけど、これは発注は、見積りを取って長崎市が全部業務委託を発注する、それともデザイン会議自体に負担金か予算か、別件の形で渡す、どちらのほうなんですか。 48 ◯芝長崎駅周辺整備室長 資料の85ページの一番下段の部分、(2)の駅舎デザイン検討費負担金につきましては、記載のとおり県ではそういった業務委託を発注しておりますので、その2分の1を長崎市が負担するというような仕組みになっております。  以上でございます。 49 ◯山本信幸委員 いや、これは県のデザインでしょう。デザインの負担金でしょう。私が言っているのは、上の業務委託費です。 50 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この業務委託費につきましては、長崎市が発注をして、その2分の1を逆に県から負担をいただくというようになっております。  以上でございます。 51 ◯山本信幸委員 長崎市がこれをずっと発注をしておるわけですね。確認です。そうしたら、上のほうに、VRについては、先ほどから、部長から説明をするためにVRで説明をしていくから早く発注したいんだという話で、長崎市がやるからそれはそれでいいのだけれども、この話では、追加修正を行うということであれば、大本があってそれを年度ごといろんな意見があった中で、大本があった部分を直していくというような考え方でいいのか。 52 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のとおり、大本につきましては、もう既に過年度で作成をしております。それに基づいて、99ページのようなパース、こういったものも作成しておりますし、今現在、長崎市のホームページ等でも駅がどのように変わっていくのか、また、駅の現地におきましても、このようなパースを掲示をして、市民の皆様にお示ししているところでございます。  今後、もう少し、この白抜きになっているJR九州の駅ビルとか、こういった駅ビル等の詳細な部分が決定してまいりますので、その部分について追加修正を行っていくということでございます。  以上でございます。 53 ◯山本信幸委員 ちょっと確認の上で、また確認します。この予算分けで、追加修正の分と社会実験の分で1,200万円、倍にして2,400万円、事業発注するわけなんですけど、2,400万円で、その割り振りはどんな割り振りですか。予算分けは何対何ですか。 54 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この業務委託費1,200万円につきましては、全体事業費として記載させていただいております。このうちの2分の1、600万円を県から負担をいただくということになっております。  以上でございます。 55 ◯山本信幸委員 失礼しました。1,200万円の場合ではなくて、1,200万円の予算に対して600万円を負担するということですね。そうしたら、全体事業費は1,200万円と。1,200万円の中の先ほどの割合はどんな割合なんですか。 56 ◯芝長崎駅周辺整備室長 3次元の画像データの追加修正につきましては約700万円、それから、利活用方法の検討業務につきましては、500万円を予定しております。  以上でございます。 57 ◯山本信幸委員 まず、利活用方法、このコロナ禍の中でどんなケースができるか分からんけれども、500万円かけて社会実験等を行うとあるわけです。これしっかりと検証をしておるわけ。予算500万円ですよ。  先ほど修正費だけで700万円とあったけれども、これは今までの分を修正するだけです。今までずっと予算をかけてきておって、VRも去年作ったやつを修正するだけです。そういうのは、もっと検証をしっかりやって、見積りを取ってからこれをやっているんですね。確認です。 58 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この業務につきましては、ご意見のとおり、しっかりと見積りを取った上で計上させていただいております。  以上でございます。 59 ◯永尾春文委員長 すみません、ちょっと委員長のほうから確認ですけど、先ほど山本委員の質問に事業費1,200万円の中に600万円が入っておるというふうに私は聞こえたんですけれども、86ページにはその600万円は示されていないんですが、私の勘違いですか。入っているのであれば、その中に600万円は入る。全く違ってくるので。 60 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のとおり、86ページの財源内訳については、県の負担金は記載しておりません。申し訳ありません。これは資料が誤りでございます。  失礼しました。表の中には入っておりませんけれども、その表の下に米印として県からの受け入れ金として2分の1と記載をしておりますが、金額は記載しておりませんでした。申し訳ありません。 61 ◯永尾春文委員長 いやいや、県支出金に何で入っていないんですかと。  1,200万円の600万円が、県であれば、この県支出金なら県支出金に600万円として2,147万2,000円の事業費に対しての一般財源とか、県支出金とかは示されることになるのじゃないですかと。 62 ◯芝長崎駅周辺整備室長 再度訂正で申し訳ありません。この財源内訳の表のその他の部分、米印1でございますけれども、この771万7,000円の中に、真下の米印1の注釈に記載のとおり、県の2分の1の負担ということで記載をしております。申し訳ありませんでした。 63 ◯山本信幸委員 当初から2分の1あっているんだけれども、そういう説明が最初から分かりにくいと、最初は冒頭の予算で事業内容によって事業費が1,200万円あったですよと、この半分が1,200万円の半分が県負担金でその他の枠のここに入っていますよと。しっかり説明してくれんと、我々は分からんわけですたい。だけん、この1,200万円の倍の金額2,400万円と発注して、やっているとしか分からんわけです。考えてしまうわけ。内容を聞いたら、修正だけで700万円、どの程度の社会実験をするか分からんごたっとに500万円、じゃ見積りは何者から取ったんですか。2者、3者から取ったんですか。今やっているところから1者だけしか取っていないのじゃないですか。社会実験だって、自分たちでやろうと思ったらどれだけできるんですか。そういうのを含めて、これをちゃんと検証して上げんばいかんとじゃなかですか。そういう検証の仕方をしたんですか、一体。そのままで上がってきたところを予算として計上したんじゃないのですか。違うんですか。どういうふうにされているのですか。 64 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この予算の計上の仕方につきましては、今設計業務の中で行っております、こういった将来的にこの広場を使っていただく方、また関係する団体や企業などにヒアリングをかけて、そういう将来の実験に向けての計画も練っているわけでございますけれども、その中に参画している方に、実際どれぐらい費用がかかるのかといったことを実質の金額としてお聞きをし、それを見積りとして今回予算を計上させていただいております。  以上でございます。 65 ◯山本信幸委員 そういうヒアリング程度でやるから、電気軌道だって一緒でしょう。話を長崎電気軌道に聞いてヒアリングして上げました、それが倍の予算になりましたと。そんな論理じゃないですか。こちらに上げるときは、ちゃんと文書として、見積りとして、ヒアリングやったものを見積りとして、今おっしゃったところですよ。そういう社会的にやられている方に文書として依頼文出して、ちゃんと見積り結果としてこれぐらいかかりますよねと。参考として出してもらって、その上で上げんですか。それはどうなっているんですか。作っているんですか。 66 ◯芝長崎駅周辺整備室長 見積書という形の正式な文書としてはございます。  以上でございます。 67 ◯山本信幸委員 見積書は、1者ですか、3者ですか。 68 ◯芝長崎駅周辺整備室長 1者でございます。 69 ◯山本信幸委員 1者というところに問題があると言っているんです。ちゃんと何者か取って、何人かの方たちに、専門家の方たちに聞いて、通常取るじゃないですか。そうしないと変わらないでしょう、これ。それをやっていらっしゃる方は、通常、ずっと随意契約で、こういうところを同じような発注時にはそこに発注するんですか。 70 ◯芝長崎駅周辺整備室長 これはあくまで参考の見積りでございますので、予算として計上させていただきまして、発注はそこになると決まったわけではございません。  以上でございます。 71 ◯山本信幸委員 決まっていないけれども、今までの実績でそこがされているんですかと確認。 72 ◯芝長崎駅周辺整備室長 実績としてここがしているというわけではございませんし、今後は入札を行って決定をしていきたいと考えております。 73 ◯山本信幸委員 今後入札は分かるんです。確認です。今まではそこが取っていらっしゃるんですか。 74 ◯芝長崎駅周辺整備室長 今までこういう社会実験の業務はやっておりませんが、先ほど少しご説明しましたとおり、設計の業務の中でそういった地元の関係する方とのヒアリングや意見聴取などを行った業務としては関わっていただいた方がいらっしゃいます。その方に参考見積りをいただいたということでございます。  以上でございます。 75 ◯山本信幸委員 私もそういうふうにされているのかなと思ったら、やはりそういう回答が、関係者の方がおられるところからヒアリングして、それを見積りとして出されたということだろうと思って、そういう回答がありました。  やはりこういうのは、逆に広く聞いて、関係者もそうでしょう。広く聞いて、やはり見積りということで予算計上していくのは、その情報が出ていくわけですから。これはそのほかの方にも聞きながら予算計上してやっていただきたい。これは意見として申し上げます。  それと、こういうことは、しっかりと、一度発注するものの、精査のときは、本当にそれが必要なのか。そこをしっかり検証して、当初発注しても変更等がどうなのか。発注事務もどうなのかということをしっかり検証していただきたいと思います。  以上です。 76 ◯奥村修計委員 確認したいのですけれども、県営バスのバスビルです。バスセンターについては、現状ではどのぐらい地域と進んでいるのか。どういう算段になっているのか、ちょっとお聞かせいただきたいと。 77 ◯芝長崎駅周辺整備室長 バスターミナルの整備計画でございますけれども、これは昨年度から今年度にかけまして、国・県・市や経済界、それから交通事業者等で組織される長崎市中心部の交通結節等検討会議という組織の中で、昨年7月に基本計画が策定をされております。  その中では、現在の国道沿いにある県の交通会館、これを建て替えまして、高速バスのターミナル機能をそこに整備するということ。それから、国道上の分散している路線バスを集約して、国道上にデッキをかけて、その上に動く歩道を整備するというようなところが示されております。  これが、このデッキが今後どこまで駅側に設置されるんだということにつきましては、今後の検討ということになっておりますので、これにつきましては、今まだ基本計画の段階でございますので、実際の整備計画を今後策定していくという段階になりますが、それにつきまして、今後、国・県・市の関係者で協議をしながら、具体的にそのデッキの規模がどの程度であるのか、またどこに設置するのか。また費用であるとか、将来的な維持管理も含めて、そういったところをどのような役割分担で負担していくのかといった事業スキームについても検討されていくということでございます。  以上でございます。 78 ◯奥村修計委員 そういうふうなところ、まだ時間がかかります。そうしますと、99ページに大体このデッキから駅までつなぐ動線が書いてあります。99ページにこの絵が描いてありますけれども。これはイメージ図でしょうけれども、それまではなかなか待てないです。長崎としても、駅と接続するデッキがまだできないということであれば、現在のあのデッキを使って、これは考えた構造図、イメージ図ですか。その辺はどうなんですか。 79 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のとおり、このバスターミナル計画に伴う将来的な国道上を含めたデッキの整備というのは、今後相当の期間を要するものと考えております。  一方では、新幹線開業は令和4年度の秋と示されておりますので、私どもとしては、その新幹線開業後、土地区画整理事業の完成までに間を置くことなく、できる限り早くこの駅の東側、観光客の方をお出迎えする長崎の玄関口の姿をしっかりと形にしたいと考えておりますので、やはりこのバスターミナルの計画とこの都市区画整理事業の計画とは、大きな時間軸の差があると考えております。  以上でございます。 80 ◯奥村修計委員 今、おっしゃったように、新幹線の開業の時期に合わせるためには、現在のデッキを使ってこのような形で整備をしていくということでいいわけですね。  そうしますと、このデッキから駅につながる動線、ここに書いてあります駅舎の東口から、結局、駅まででしょうけれども、キャノピーとかシェルターとかロングルーフ、これを設置するんだということで、ここに描いてある絵だと思うんです。今、駅につながる動線ですから。そうしますと、これは非常に、2年がかりでやられるということでありますけれども、こういう絵を見ましたら、テントみたいな形でできています。下がぽんぽんで、テントで、屋根だけを張っていくというような形で図面があるんですけど。こういう形でやった場合、ここの中では、いろいろな物産品も売れるような場所をつくりたいということですけど、この形でやっていくということは、暫定的にこういうような形になったのか。ターミナルビルがどういう形でできるかによっては、ここも変更する可能性があるんですか、ないんですか。 81 ◯芝長崎駅周辺整備室長 今、この99ページにお示しした姿といいますのは、やはり先ほど申しましたとおり、バスターミナルの長期的な計画の実現までには、相当の時間を要しますので、新幹線開業後、やはり長崎の玄関口として恥ずかしくない、質の高い空間を実現する必要がありますので、このような絵の形で、やはり今、東口へは仮設の屋根で歩いていただいていますけれども、ああいった形ではやはりみっともないということがございますので、このようなしっかりとした、デザイン性に配慮したもので、新幹線開業後、速やかに整備してまいりたいと考えております。  以上でございます。 82 ◯奥村修計委員 よく分かりましたけれども、そうしますと、このお金のかけ方、補助金が一銭もないです。県と市で見るということになっていますけれども、10億円の金を使って、これまでせんばいかんのかという疑問が湧くんです。というのは、このバスターミナルビルが将来的にできたときには、その時またかけ替えるわけでしょうから。今、開業までは、あまりおかしいことはできませんけれども、ふさわしい形で、こういう形で造るなら、私はもっと、金はかけなくてもいいんじゃないかなという気がするんですけど。この計画じゃ10億3,000万円です、2年がかりで。それだけお金をかけて、次のバスビルができて、デッキの変更があったりした場合には、それに合わせていくわけでしょうけれども。そうすると、今、恥ずかしくないような駅つくりをするということであれば、これは仮ということで考えられていいわけですけれども。そうすれば、この10億3,000万円もかける必要性があるのかなと思うんですけど、いかがでしょうか。 83 ◯片江まちづくり部長 駅の東側のこのロングルーフのところが、今、ご質問いただいているわけですけれども、バスターミナルに関しましては、バスターミナルと、それから国道を横断するところまでは、やはりこれは、国道を平面横断で渡ることができないという物理的な状況がありますから、それは必須のものだろうと。いわゆるセットのものだろうというふうな理解でございます。ただし、そこを渡ってから、駅舎に至るまでの動線に関しましては、本当にそこに2階デッキをかけるような必要性があるのかどうかというのは、改めて検証する必要があると思っております。  私どもとしましては、まずは、先ほど室長が言いましたように、新幹線開業からバスターミナル実現までは相当な期間があると。この間、いわゆる表玄関になるところを仮設で済ませておくわけにはいかない。やはりきっちりしたものを一旦つくる時期があって、その後にバスターミナルの完成時期、整備時期がいつになるか分かりませんが、その時点で改めてこのロングルーフのうちに、何かしら別の設備が要るのか。それとも今のままでいいのか。平面を移動する新たな移動手段というものも今続々と開発されておりますので、そういったものを置く時期が来るのか。そういったものをきちっと吟味して、その時点で一番ベストなものを改めてここで配置をするというふうな検討の手順になると思っておりますので、今はこのロングルーフ、それからキャノピー、エレベーター、エスカレーターといったものでしっかりとした、こしらえるものは整備して、お客様をお迎えする環境をつくりたいというふうに考えております。  以上でございます。 84 ◯奥村修計委員 部長の答弁はよく分かります。理解もいたします。しかし、今おっしゃったように、キャノピーとかロングルーフに、この予算書を見ますと、結局、令和3年度に4億1,200万円ですか。それと、令和4年度には6億1,800万円、合計10億3,000万円というお金がちゃんと載っておるわけです。ここまでかかるんですかということを聞いていた。ここまでかけてまでそれをせんばいかんのかなということを感じるわけですけれども。それについてを私は聞きよるわけです。  確かに、表玄関になりますから、ざっとしたもの造られんと思いますけど、その後に、国道202号、県のデッキができた場合には、それに合わせて、また新しくそれに合うような形でやり替えていくわけですから。それまでの間、仮に10年かかれば10年の間、これを造っておくわけですけれども、それにしても、後でやり替えるということであれば、今、今日ここで10億円もかけなければいけないのかなという気がするわけですけど。  105ページに予算の書いてあるでしょう。 85 ◯芝長崎駅周辺整備室長 105ページのこの屋根類、10億3,000万円につきましては、99ページにお示ししたとおり、キャノピーとシェルター、ロングルーフとございます。そのうち、駅を出るところの、やはりこの駅舎のたたずまいを、しっかりと観光地としてふさわしい景観を確保するということも含めまして、このキャノピーを設置するということで、これが約2億円ぐらい。そして、バスやタクシーに乗るための、乗降待ちのための屋根としてのシェルター、これが約2億円ぐらい。ロングルーフが約6億円程度を想定しておるわけでございますけれども、このロングルーフは、やはり距離が、駅舎から国道まで相当長い距離がございます。200メートル弱ございますし、さらに幅も10メートルと非常に広いという中で、どうしてもこれぐらいの金額が必要になりますし、今現在の仮設の屋根でも1億円程度の金額がかかっているわけでございますので、やはりこれぐらいの金額が必要になると考えております。  以上でございます。
    86 ◯奥村修計委員 この駅周辺の整備には大変なお金がかかるわけです。説明が今ありましたけれども。やはりそういう中で、長崎市は非常に財政的にも、今後は大型事業たくさんしますので、厳しい中において、もっとここら辺には、10億円もかけなくても、このバスターミナルができて、デッキが造り替えられると思いますけれども、変わった後でそうするというならば、本格的にこれは動かさないんだという設置なら分かります。でもそのときに合わせてまたこれを変えようということであれば、私はやはり、この辺は、いろんな形の工法があると思うんですが。そういうここまで10億円もかけなければいけないのだろうかという気がするんです。今日はやはり新型コロナウイルス感染症の問題とかいろいろあります。この5年後、10年後には、長崎市の交付金はずっと減っていきます。いろいろ財政的には厳しい中で、これだけのことを、ある意味でぜいたく三昧と言ったらおかしいですけれども、そういう気がするんです。行政の方が一生懸命考えていいものを造ろうと思っておられますけれども、財政に合った形のものを造っていくと。そして、本当のおもてなしは形じゃないと思うんです。やはり、長崎市民の迎える心、地方行政にとっては行政がそれを示す心がおもてなしの力で、いや、ここは今暫定なんですよと。これが次はこういうふうになりますよと。何か描けないのでしょう。交通ビルがどうなるか分からないから。であれば、それぐらいの気持ちでやっていただいたほうがいい。これはデザインの関係で、ここにずっと一緒に頼んでおれば、デザイン描くほうはどんどんもうかるじゃないですか。実績やら競争入札されて。この絵を見ても、相当金をかけて作ったんじゃないかなと思うんです。だから、いいものを造るのはいいけれども、やはり百年の大計でやる中において、このバスターミナルにも10年か15年かかるでしょう。全部やり替えたら、ここに10億円先行投資する、もっと違う形の、私はこの動線を確保することも大事じゃないかなということでお尋ねをしているわけです。いかがですか、部長。やはりこれぐらいかけないといけないのですか。 87 ◯片江まちづくり部長 ご指摘の点ですけれども、先ほど室長からありましたように、特にロングルーフに関しまして、相当距離があるということと、幅員も広いということで、どのような造り方をしても、やはり一定の金額にはなります。  もう1つは、確かにおっしゃられますように、将来何かあるかも分からないという中で、今これだけ投資をするのかという話でしたけれども、やはりそれまでの長崎の駅というのは、表玄関でございます。勝手口ではございませんので。そこにはそれなりの空間をつくらないと、観光地長崎としては、非常にマイナスイメージになってしまう。ということから、10年、20年という期間かもしれませんが、新幹線が開業してそれまでの期間、長崎というのはいい駅を持っているなということを観光客の方にも分かっていただくためにも、それから市民の方も誇りにしていただくためにも、一定のグレードのものはそこにきちっと配置をして、いい空間をつくるということは、まずやらなければならないことだと思っておりますので、決して華美なものを造っているつもりはございません。やはり一定、経費もかかるものという中で、できる限りよいデザインのものをということを考えておりますので、その辺は、私のほうも国と一緒にバスターミナルの話もしておりますけれども、やはり、いろいろ事情を聞く中では、なかなか一筋縄ではいかないというところが見えてきておりますので、そういったところを踏まえて、我々としてはまずは、なすべきことをきちっと果たして、長崎市のにぎわいの向上というところをまずはつかんでいきたいとうふうに考えているということでございます。  以上でございます。 88 ◯奥村修計委員 これはデザインで、頼んで描いたんでしょうから、金がかかるようなデザインだと思います。  ロングルーフは屋根だけでしょう。あと柱だけでしょう。これを見た限りは、私はそんなにかかるような気がしないんです。平米数が、駅に行くまで長いですから、150メートルぐらいあるわけですから。そら距離は分かります。でも、これまで立派なものを、高いものを造って、お迎えするということは、もっと違う形でもお迎えはできると思うんです。これが永久的に残るんだということであれば別ですけれども。やはり、動線が変わる可能性もあるので、このデッキが。そこでまたやり替えなければいかんということであれば、私は10億円かければ、こんな立派なものよりも、10億円を減らしてでも考えられるのではないかという気持ちがありますので、質問しましたけど。行政のほうでは、もうデザインの業者に頼んでこういうのができて、これで行こうということで出されたと思いますけど、私はここまでする必要性はないと思っております。もっと違うお迎えの方法は、これでなくても、ある意味では、テントでもいいじゃないですか。テントで今、新幹線が使っているテントがあるじゃないですか。在来線もありますけど。そういう形のものでもやっていけば、仮設にならんと思います。そういうやり方も、私は、ここで決めなさいじゃないので、何とか今後こういうことも検討されて、時間的にないわけですけれども、もう一度考えてみる方法もあるのじゃないかということを私は強く要望しておきます。  ぜひ、できるだけお金の使い方については、もっと必要な箇所がたくさんあるんです。長崎市内には。環境整備については、ほとんど金が足らないでしょう。災害があっても、なかなか災害のほうも認められないものがたくさんあるんです。そういうときに、少しでも安くして。お客さんが来るのを、確かにお迎えするときには、ある程度のなからんばいけないと思いますけれども、もっと私は考えてみたらどうかなということを申し上げておきますので、ぜひ検討をしていただければと思っております。 89 ◯東 竜也委員 99ページのイメージ図を見て、動く歩道が見当たらないんですけど、動く歩道は廃止になりましたか。 90 ◯片江まちづくり部長 動く歩道につきましては、これまでも何回か論点になりまして、整備するしないの話になりましたけれども、基本的には、非常に、機器のメンテナンスに関しまして、地面に置きますと雨水に弱いので、本当に壊れる可能性が非常に高い。企業もメーカーも保証し切れないという話がありましたのと、それから、体がご不自由な方にはかえって危険性も高いということ、それと、駅前広場、交通広場のほうに行く横の動線を横切ってしまう、交錯してしまうという種々の問題がございまして、やはりここで1階レベルに動く歩道を置くことは不適当であるという結論を出しております。  以上でございます。 91 ◯東 竜也委員 この1階の部分には雨水とかで故障の可能性があるということで、それは不可能だということで。エレベーターを上ったこの上の通りを動く歩道にするという話はもうなくなったのですか。上のほうももうなくなりましたか。 92 ◯片江まちづくり部長 今の2階に上がってくる動線に関しましては、特に国道の横断部分は、既存の歩道橋を使いますので、そこに設置ができません。バスターミナルを造ったときに国道横断デッキを改めて仮設するという計画になっておりますけれども、その中では、可能性としては動く歩道も書かれておりますけれども、実際にどのような需要、どのような配置があるのかは、またそのときに改めて検討することになるだろうと考えております。  以上でございます。 93 ◯梅原和喜委員 85ページの三次元の立体映像の説明の中で、整備の進捗に応じて追加修正を行うということがあるんです。これは、デザイン会議も数回重ねたということで、予算内でこの追加修正が収まるということで考えてよろしいですか。  例えば、またこれを追加しますから、修正しますから、また予算が上がるということはないのですか。 94 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この追加修正につきましては、先ほどご説明しましたとおり、今後JR九州のビルが明らかになっていくに伴いまして、しっかりとこのビルを形として映像に入れていくこと、駅前広場も実施設計が完了するに伴いまして、しっかりとそういった詳細部分まで含めて、駅前広場の形を映像に取り入れていくということ、こういったことを含めまして、来年度のこの修正設計業務でお示しする映像については、もう完成すると考えております。  以上でございます。 95 ◯梅原和喜委員 あと1点です。105ページの(2)事業概要、駅舎東口キャノピー、シェルター、ロングルーフ、これがそれぞれ2億円、2億円、6億円という説明がありました。これは、相見積りは取っているということでよろしいですか。  1者のみの発注だったのか、計画なのか。 96 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この3つの建築物につきましては、今現在、詳細設計を行っているところでございまして、その段階での設計者の見積りでございますので、現時点でしっかりと複数者に見積りを取れる状況にはなっておりませんので、設計者の概算見積りでございます。  以上でございます。 97 ◯梅原和喜委員 詳細設計して、発注の際には、ぜひ複数の会社に相見積りを取って進めていただきたいと思います。  以上です。 98 ◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後0時3分=           =再開 午後1時3分= 99 ◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費及び第7目県施行事業費負担金のうち、まちづくり部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 100 ◯片江まちづくり部長 第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費及び第7目県施行事業費負担金についてご説明いたします。予算説明書は260ページ、261ページをお願いいたします。  まず、第3目街路事業費でございますが、261ページの中ほど、説明欄の2.【補助】都市構造再編事業費の全部、3.【単独】都市計画街路整備事業費の1.長崎駅中央通り線及び2.長崎駅東通り線で、その額は、委員会提出資料のまちづくりの予算一覧の16行目に記載をしておりますが、予算額3億1,580万円で、前年度当初予算額に対しまして、2億6,260万円の増となっております。  次に、2枚めくっていただきまして、264ページ、265ページをお願いいたします。第7目県施行事業費負担金につきましては、265ページの説明欄の中ほどの1.都市計画費負担金の4.JR長崎本線連続立体交差事業費のみでございまして、その額は、委員会提出資料、まちづくり部予算一覧の17行目に記載をしておりますとおり、予算額2,159万円で、前年度当初予算額に対しまして12億3,942万円の減となっております。これは、連立事業におきまして、高架本体工事や駅舎建築工事など主なものは完成し、来年度は、現道復旧工事や環境調査などに移行することによる事業費の減によるものでございます。  主な事業の詳細につきまして、まちづくり部提出の委員会資料に基づき、担当課長からご説明させていただきます。よろしくお願いします。  私からは以上でございます。 101 ◯芝長崎駅周辺整備室長 それでは、資料の119ページをお開きください。第3目街路事業費のうち、長崎駅周辺整備室所管分の【補助】都市構造再編事業費、長崎駅中央通り線及び【単独】都市計画街路整備事業費、長崎駅中央通り線につきましては、関連しておりますので、一括してご説明いたします。【補助】1億7,700万円、【単独】3,000万円、合計で2億700万円を計上しております。1.事業概要でございますが、一般国道202号と都市計画道路浦上川線とを連絡する東西間の骨格となる道路として、土地区画整理事業区域外の区間を街路事業で整備するものであり、計画幅員や延長は、記載のとおりでございます。2.令和3年度事業内容でございますが、(1)【補助】につきましては、道路改良工事や土地取得特別会計からの土地の買戻しなどを予定しております。(2)【単独】につきましては、道路改良工事のグレードアップ分を予定しております。  120ページをお開きください。3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  121ページをご覧ください。実施予定箇所の平面図でございます。恐れ入りますが、資料を横にしてご覧ください。図面左側が北の方角で、上側が国道202号となります。施行区域を青線で囲み、令和3年度の施工箇所を赤で着色しており、側溝や縁石の設置、舗装を予定しております。  続きまして、122ページをお開きください。【補助】都市構造再編事業費、長崎駅東通り線及び【単独】都市計画街路整備事業費、長崎駅東通り線につきましては、関連しておりますので、一括してご説明いたします。【補助】9,850万円、【単独】1,030万円、合計で1億880万円を計上しております。1.事業概要でございますが、一般国道202号を補完する南北軸の道路として、長崎駅周辺地区における幹線道路網の形成を図ろうとするもので、対象区間の計画幅員や延長等は記載のとおりでございます。2.令和3年度事業内容でございますが、(1)【補助】につきましては馬込川に架かる橋りょう下部工工事などを予定しております。(2)【単独】につきましては、付帯工事として、橋りょう下部工工事の掘削に伴い、隣接する護岸の補修などを予定しております。  123ページをご覧ください。3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  124ページをお開きください。実施予定箇所の平面図でございます。資料を横にしてご覧ください。図面左側が北の方角で、上側が国道202号となります。施行区域を青線で囲み、令和3年度の施工箇所を赤で着色しており、橋りょう下部工工事などを予定しております。図面右下の長崎駅東通り線全体図をご覧ください。当該路線の総延長は、約1,240メートルとなりますが、緑で着色した土地区画整理事業区域内約330メートルは、土地区画整理事業で整備を行い、その北側、赤で着色した約60メートルを街路事業として整備するものでございます。なお、さらに北側の青で着色した約850メートルにつきましては、県の連続立体交差事業で整備することとしております。  資料の125ページをお開きください。続きまして、第7目県施行事業費負担金についてご説明いたします。JR長崎本線連続立体交差事業について、当初予算額2,159万円を計上しております。まず1.事業概要でございますが、県が施行するJR長崎本線連続立体交差事業につきまして、地方財政法第27条の規定に基づき、事業費の一部を長崎市が負担するものでございます。次に、2.令和3年度事業内容でございますが、(1)の補助分につきましては、工事に伴う建物などの事後補償が予定されております。県施行負担金としましては、全体事業費から国庫補助金を除いた額の2分の1である450万円を長崎市が負担するものでございます。次に、(2)の起債事業である旧地方特定道路整備事業費につきましては、鉄道の仮線で使用していた現道の復旧や高架切替え後の振動や騒音などの環境調査が予定されており、県施行負担金としましては、全体事業費の2分の1である1,709万円を負担するものでございます。(3)財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  126ページをお開きください。令和3年度の実施予定箇所の平面図でございます。資料横にしてご覧ください。図面左側が松山町付近で、右側が長崎駅となります。右下の凡例のとおり、緑文字が補助分、青文字が旧地方特定道路整備事業分であり、事後補償や現道復旧、環境調査が予定されております。  説明は以上でございます。 102 ◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。 103 ◯毎熊政直委員 この長崎駅中央通り線だけど、121ページのこの図面を見れば、同じ中央通り線でさ、区画整理区域内のやつは何か道路幅員がひどく狭く感じて、この赤で着色した分は広く感じるんだけど、現実この道路はこういうふうに道路幅員が変わってくるわけ。 104 ◯芝長崎駅周辺整備室長 この中央通り線の幅員につきましては、この区画整理区域内外合わせて幅員26メートルということで同じでございますが、この区画整理区域内の部分について、ちょっと歩道部分の線が薄く表現されておりませんで申し訳ございません。車道部分しか線が入っておりません。これは区画整理区域外と同様に歩道がございますので、幅員としては同じでございます。申し訳ございません。 105 ◯毎熊政直委員 じゃ、これは歩道が出ていないからこっちの区画整理区域内のやつは細くは見えるけれども、一緒ということね、道路幅員そのものはね。浦上川通り線まで全部一緒ということね。分かりました。そして、これもさ、少なくともこれ全部間に合うとやろな、来年の11月までには。 106 ◯芝長崎駅周辺整備室長 ご指摘のとおり、新幹線開業までに、この東西をつなぐ中央通り線としては、整備を完成させたいと考えております。  以上でございます。 107 ◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時14分=           =再開 午後1時15分= 108 ◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費第1目都市計画総務費及び第3目街路事業費のうち、土木部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 109 ◯松浦土木部長 それでは、第8款土木費第5項都市計画費のうち、第1目都市計画総務費第3目街路事業費の土木部所管分についてご説明いたします。予算説明書は254ページから261ページまででございます。  254ページの下段に記載の第8款土木費第5項都市計画費の予算総額141億9,572万8,000円のうち、土木部所管分は土木部提出資料1ページ、土木部予算一覧の15行目に記載のとおり、第1目都市計画総務費5,688万5,000円及び16行目に記載の第3目街路事業費3億6,510万円でございます。  次に、内容について順にご説明いたします。254ページをご覧ください。まず、第1目都市計画総務費でございます。予算額19億3,145万7,000円のうち、土木部所管分は予算説明書の257ページの説明欄、上から10行目に記載の4.都市交通対策費のうち、1.都市交通審議会費、2.バリアフリー基本構想策定費、その2つ下の4.幹線道路整備推進費、その5つ下の9.二輪車等駐車場維持管理費、そして259ページの1行目に記載の7.事務費の1.都市計画総務費事務費のうち247万2,000円、その5つ下の10.【単独】駐車場施設整備事業費でございます。  次に、土木部提出資料の1ページ、土木部予算一覧をご覧ください。第8款第5項第1目都市計画総務費のうち、土木部所管分の予算額の前年度との比較でございますが、行番号15行目の増減欄に記載のとおり、2,923万8,000円の増となっております。これは浦上駅前広場の再整備に伴い現駅前広場による二輪車等駐車場が撤去されることから、新たに有料の二輪車等駐車場を設置するための事業費増などによるものでございます。  次に、予算説明書の344ページ及び345ページをお開きください。令和3年度設定の債務負担行為のうち、土木部所管分についてご説明いたします。344ページの表の6行目に記載の築町二輪車等駐車場指定管理でございますが、利用料金を施設の運営経費に充てている長崎市築町二輪車等駐車場の管理において、新型コロナウイルス感染症拡大による利用者数、利用料金収入の減少に伴い運営経費が不足することが見込まれることから、限度額52万8,000円、期間は令和4年度の債務負担行為を設定しようとするものでございます。  次に、第3目街路事業費でございます。予算説明書の260ページをお開きください。260ページの中ほどより少し上に記載の第3目街路事業費の予算額6億8,090万円のうち、土木部所管分は予算説明書261ページの説明欄をご覧ください。1行目の1.【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)の1.銅座町松が枝町線(銅座工区)及び2.片淵線(新大工工区)と、それから4つ下の3.【単独】都市計画街路整備事業費のうち、3.地方道路等整備事業費と、その1つ下の4.街路改良事業費でございます。  次に、土木部提出資料の1ページ、土木部予算一覧をご覧ください。第8款第5項第3目街路事業費のうち、土木部所管分の予算額の前年度との比較でございますが、表の行番号16行目の増減欄に記載のとおり、2億270万円の減となっております。これは銅座松が枝町線(銅座工区)、新地町稲田町線、道の尾駅前線における事業費が減になったことなどによるものでございます。  引き続き、事業の主な内容につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき、担当課長からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 110 ◯谷口土木企画課長 それでは、土木部提出の委員会資料の45ページをお開きください。第1目都市計画総務費のうち、土木企画課所管分につきましてご説明いたします。まず、幹線道路整備推進費としまして、当初予算額1,005万1,000円を計上させていただいております。1.概要でございますが、幹線道路等に関する情報収集や調査研究を進め、国や県が施行する幹線道路などの効率的かつ効果的な整備促進を図ろうとするものでございます。次に、2.事業内容でございますが、まず(1)委託料は市道の改良計画等の検討に係る交通量調査を予定しております。次に、(2)負担金は幹線道路等の整備促進に向けた効果的な要望活動を行うため、長崎市や市議会、地元自治会、関係団体などで組織をします協議会などへの負担金でございます。次に、(3)事務費は要望活動を行うために要する旅費などでございます。下段の3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  少し飛びますが、48ページでございます。続きまして、二輪車等駐車場維持管理費でございますが、この予算には土木企画課が所管をします指定管理者導入施設の築町二輪車等駐車場の指定管理委託料も含まれております。この指定管理委託料につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を踏まえた令和3年度以降の収支見込の考え方を整理し、施設運営に必要な額を算定し、予算計上しているところでございます。  資料が戻りますが、46ページのほうをご覧ください。そこで新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた令和3年度以降の利用料金制適用施設における収支の見込みにつきまして、統一した考え方を整理したものでございます。この考え方に基づきまして、この考え方は各施設統一したものでありますので、建設水道委員会のほうを代表しまして、土木部のほうから説明をさせていただいた上で、各部から個別施設の説明をさせていただきたいと考えております。それでは、1.運営経費別の指定管理者制度導入施設につきましてご説明します。こちらのほうでは運営経費別に指定管理者が利用者から徴収する利用料金のみを財源とする完全利用料金制、利用料金と市が指定管理者に支出する指定管理委託料を財源とする利用料金併用制、そして指定管理委託料のみを財源とする利用料金非適用の3つに区分されます。表の右側のほうに記載しておりますが、当委員会で審査をお願いする施設のうち、感染症の影響により利用者数、利用料金収入が減少したこと等によりまして、施設の運営経費に影響が見込まれる施設を記載しております。次に、2.令和3年度以降における公の施設の運営経費の課題でございますが、感染症による利用者数、利用料金収入の減少に伴い、利用料金収入を施設の運営経費に充てている施設におきましては、運営経費の影響が生じているところでございます。感染症の影響の終期が見通せない中で、利用料金収入の減少は令和3年度以降も続くものと見込まれて、利用者数の減少に伴い、支出の減少が一定見込まれるところではありますけれども、利用料金収入の減少見込が大きい施設におきましては、運営経費に対する収入不足が予想されております。そこで、その具体的なイメージでございますが、まず(1)利用料金併用制の施設の例の図で説明しますと、上段は感染症の影響を受けない場合で、指定管理委託料50と利用料金50を収入源としまして、運営経費100で施設を運営しておりますが、下段の感染症の影響を受けた場合は、利用者数の減少により、運営経費が100から90へと減少するものの、利用料金収入が斜め線で示していますように、50から20に減少し、運営経費に対する収入が20不足するということとなります。次に、(2)完全利用料金制の施設の例の図のほうで説明しますと、上段の感染症の影響を受けない場合であれば利用料金収入が150で、運営経費の100を上回る50について、指定管理者が市に対し、固定納付金として納付するということになりますが、下段の感染症の影響を受けた場合では、利用料金収入の減少により、固定納付金の納付ができないだけでなく、収入減少の幅によっては、運営経費に対する収入に不足が生じることとなります。次に、下段の3.対応方針でございますが、公の施設は市民の福祉を増進する目的を持ってその利用に供するために設けた施設であり、利用者サービスを安定して提供していく必要がございます。そこで、このような運営経費不足の状況への対応としまして、令和3年度以降における施設運営の収支につきましては、感染症の影響による利用者数、利用料金収入の減少等を踏まえて、指定管理委託料を積算し、その額を上限として指定管理者から利用料金収入見込を含めた収支の提案を受け、指定管理委託料の額を決定しようとするものでございます。  47ページをお開きください。上段の4.積算上の収支の見込み方でございますが、まず(1)利用料金収入の見込み方につきましては、令和2年4月に全国を対象として緊急事態宣言が発出され、4月から5月にかけて観光施設や市民利用に供する施設などを休館いたしました。その後、緊急事態宣言の解除を受け、業務を再開しましたが、施設を開館した直後に当たる令和2年6月及び7月は、利用者数が特に少なく、利用料金収入の状況が一番の底値であると考えられます。そこで、この状況が令和3年度以降も続くものとして、ア及びイの手順で利用料金収入を算定いたします。ただし、施設の特性により、6月及び7月の状況では、感染症の影響を比較できないと考えられる場合には、各施設の特性に応じた適切な時期との比較により算定するということとしております。まず、アにより感染症の影響があった令和2年6月及び7月の利用料金収入と影響が出なかった原則直近4か年の6月及び7月の利用料金収入の平均を比較して、感染症による利用料金収入の減少率を算出いたします。図のほうでは、感染症の影響がなかった4か年の6月及び7月の利用料金収入の平均が10であったところ、令和2年6月及び7月では、感染症の影響により4となっており、減少率が60%となります。次に、イによりまして、感染症の影響がなかった3か年の年間を通じた利用料金収入の平均から、先ほどの減少率相当額を減じた額を令和3年度以降の利用料金収入と見込んでいます。図のほうでは、感染症の影響がなかった時期の年額平均利用料金収入が50であったところ、令和3年度以降の利用料金収入は60%減の20ということになります。なお、6月及び7月については、令和元年度に感染症の影響がなかったため、アでは平成28年度から令和元年度までの原則4か年の平均との比較としておりますが、年間を通しますと、令和元年度は感染症の影響があっておりますので、イのほうでは、平成28年度から平成30年度までの原則3か年の平均として比較をしております。次に、(2)運営経費につきましては、従来どおり過去の実績等を参考に算出いたしますが、施設の光熱水費に係る使用料など、利用者数の減少が影響を及ぼすものにつきましては、その影響を反映させております。積算上の収支見込額は、以上の方法により算定し、収入と支出を比較して、不足する運営費の額を指定管理委託料の上限額として、その上で指定管理者から収支の提案を受け、今回、指定管理委託料を予算計上いたしております。次に、5.利用料金収入が指定管理者の提案を上回った場合の対応でございますが、これまで説明しました方法による積算を基に指定管理委託料を支払うことといたしますが、実際に運営する中で利用料金収入が提案を上回った場合、どのように対応するかということにつきましては、前のページのイメージ図のほうで説明させていただきますので、お手数ですが、再度46ページにお戻りください。中ほどの(1)の例で説明しますと、感染症の影響を受けた場合は、下段のように運営経費に対する収入が20不足することとなり、指定管理委託料については、もともとの50に加えて収入不足の20を増額し、計70を支出することで、収支全体の不足を解消しようとするものでございます。ここでの収支見込の算定は、先ほどご説明しましたように、利用料金収入が最低値である状況が令和3年度以降も継続することを想定して算定したものでございまして、実際の運営においては、利用料金収入が指定管理者の提案を上回ってくることも考えられますので、上回った額につきましては、指定管理者は市へ納付するということとしております。収支算定に係る統一した考え方の説明は以上でございます。  それでは、再度48ページをご覧ください。それでは、二輪車等駐車場維持管理費につきましてご説明いたします。当初予算額としまして568万7,000円を計上させていただいております。1.概要でございますが、二輪車等駐車場を適切に維持管理することで、二輪車等の放置を防止するとともに、道路交通の円滑化を図り、良好な生活環境を確保しようとするものでございます。次に、2.事業内容でございますが、まず、(1)管理委託料のア.指定管理委託料につきましては、指定管理者制度を導入している築町二輪車等駐車場の指定管理委託料としまして、146万1,000円を計上いたしております。(ア)指定管理者制度の導入状況につきましては、表に記載のとおりでございます。次に、(イ)指定管理委託料につきましては、指定管理者提案の令和3年度の収支見込のほうを表のほうに整理しておりますが、本来なら令和元年度指定の際に指定管理者が提案しました1)の93万3,000円で予算計上すべきところでございますが、先ほど46ページ、47ページで説明しました考え方に基づき、指定管理者が積算し直した2)の146万1,000円で予算計上いたしております。  49ページをお開きください。上段のほうには参考資料としまして、築町二輪車等駐車場の指定管理委託料の経過を表のほうに整理しておりますが、まず、1行目には令和元年11月議会のほうでご承認いただきました債務負担行為の設定額を記載しております。2行目のほうには昨年3月に締結した協定書に定める委託料ということで、債務負担行為の設定額と同額となっております。3行目のほうは、今年1月に現協定書を変更し、令和2年度の委託料の見直しを行っております。4行目が先ほどご説明しました令和3年度の指定管理委託料として予算計上している額でございます。次に、イ.(仮称)浦上駅二輪車等駐車場管理委託料ほかでございますが、(仮称)浦上駅二輪車等駐車場が令和3年10月に供用開始する予定でございますので、半年間の維持管理費に要する経費48万円を予算計上いたしております。なお、当二輪車等駐車場の整備に要する予算につきましては、後ほどご説明させていただきます。その下のウ.松原町二輪車等駐車場維持管理委託料でございますが、こちらは維持管理に要する経費6万5,000円を予算計上いたしております。その下の(2)修繕料、(3)土地借上料、(4)その他の経費につきましては、記載のとおりでございます。その下の3.財源内訳につきましても、表に記載のとおりでございます。  50ページのほうをご覧ください。4.二輪車等駐車場の概要でございますが、まず、(1)二輪車等駐車場の管理方法としまして、20か所の二輪車等駐車場の所在地、有料・無料の別、収容台数、管理方法を表のほうに取りまとめております。その下の(2)駐車料金につきましては、表に記載のとおりでございます。  51ページをお開きください。上段の(3)利用状況でございますが、築町二輪車等駐車場とそれ以外の有料の二輪車等駐車場におきまして、平成29年度から令和元年度までの3か年の月平均と令和2年4月から12月までの9か月間の月平均をそれぞれ表のほうに整理をしております。下段の(4)収支の状況につきましては、二輪車等駐車場全体の収支の状況を表のほうに整理しております。後ほどご参照ください。  次の52ページとその次の53ページのほうには、二輪車等駐車場の位置図のほうを添付しておりますので、こちらも後ほどご参照ください。  54ページをご覧ください。次に、築町二輪車等駐車場指定管理の債務負担行為につきましてご説明いたします。まず、1.債務負担行為の目的でございますが、長崎市築町二輪車等駐車場の管理におきまして、新型コロナウイルス感染症の影響による利用料金収入の減少に伴い、運営経費が不足することが見込まれることから、令和4年度の指定管理に係る経費につきまして、債務負担行為の設定を行おうとするものでございます。次に、2.債務負担行為限度額の内訳でございますが、まず、(1)限度額の年度内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。次に、(2)限度額の内訳でございますが、指定管理者提案の令和4年度の収支の見込を表のほうに整理をしております。令和元年度指定の際に指定管理者が提案をしました1)の93万3,000円で債務負担行為を設定しておりましたが、先ほどの46ページ、47ページで説明しました考え方に基づき、指定管理者が積算し直しました2)の141万1,000円が新たな委託料となりまして、その差額52万8,000円を新たに債務負担行為の設定を行うものでございます。  55ページをお開きください。上段には参考資料としまして指定管理委託料のこれまでの経過を表のほうに整理をしております。その下の3.財源内訳とその下の4.築町二輪車等駐車場の概要につきましては、それぞれ表に記載のとおりでございます。  56ページをご覧ください。築町二輪車等駐車場の位置図でございます。こちらも後ほどご参照ください。  57ページをお開きください。次に、【単独】駐車場施設整備事業費、二輪車等駐車場としまして、当初予算額3,800万円を計上させていただいております。1.概要でございますが、浦上駅前広場の再整備に伴い、現在の駅前広場内に設置されております二輪車等駐車場が撤去されることから、浦上駅周辺における二輪車等の放置及び路上駐輪を防止し、良好な交通環境を確保するために、新たに有料の二輪車等駐車場を設置するものでございます。次に、2.事業内容でございますが、まず(1)二輪車等駐車場の概要につきまして、かいつまんで申しますと、浦上駅の北側の川口町のほうに、収容台数90台の(仮称)浦上駅二輪車等駐車場を設置しようとするもので、構造は平面のゲート式を予定しております。次に、(2)令和3年度事業内容でございますが、二輪車等駐車場整備工事一式を予定しております。その下の3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  58ページをご覧ください。(仮称)浦上駅二輪車等駐車場の位置図でございます。中ほどの赤色で着色をしている部分が整備箇所でございます。  59ページをお開きください。浦上駅周辺の現況の平面図でございます。青色の実線で囲んだ区域が浦上駅前広場で、その中に赤色で着色をした部分が二輪車等駐車場となりますが、国道206号に面した部分と歩道橋の下の2か所に配置をされております。  60ページをご覧ください。浦上駅周辺の計画平面図でございます。青色の実線で囲んだ区域で浦上駅前広場の再整備が予定されておりますが、この再整備に伴い既存の二輪車等駐車場が撤去されることになりますので、浦上駅北側の市道沿いに赤色で着色をしておりますが、この区域に新たに有料の二輪車等駐車場を整備しようとするものでございます。なお、浦上駅前広場の再整備に併せ、広場上空の長崎市が管理をします歩道橋につきましては、撤去することとしておりますが、これに要する予算につきましては、後ほど第3目街路事業費の中でご説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 111 ◯平野土木建設課長 第8款土木費第5項都市計画費第3目街路事業費のうち、土木建設課所管分についてご説明いたします。  土木部提出の委員会資料61ページをお開きください。事業名、【補助】都市計画街路整備事業費(社会資本整備総合交付金)は、銅座町松が枝町線(銅座工区)、片淵線(新大工工区)の2路線でございます。予算額は銅座町松が枝町線1億2,850万円、片淵線9,660万円、合わせまして2億2,510万円でございます。1.概要でございますが、国庫補助である社会資本整備総合交付金を活用し、良好な道路ネットワークの形成と併せ、住宅市街地の生活環境の改善を図るため、都市計画道路の整備を行っているものでございます。  2.事業内容につきましては、61ページから62ページにかけそれぞれの路線ごとに目的、全体計画及び令和3年度の事業内容を、62ページの最後には財源内訳を記載しております。詳細につきましては、各路線の位置図で説明させていただきます。  63ページをお開きください。銅座町松が枝町線(銅座工区)でございます。本路線は銅座町の春雨通りと銅座川に沿って湊公園等を結ぶ都市計画道路として事業を進めているもので、令和3年度の事業といたしましては、赤色の四角枠に記載しておりますが、矢印で示しております赤色の箇所で工事、用地取得、建物補償及び交差点の詳細設計業務など予定しており、予算額は補助事業で1億2,850万円、単独事業である地方道路等整備事業費546万円と合わせまして、1億3,396万円でございます。  次に、64ページをご覧ください。片淵線(新大工工区)でございます。本路線は国道34号から上長崎ふれあいセンターまでを結ぶ都市計画道路として事業を進めているもので、令和3年度の事業といたしましては、赤色の四角枠に記載しておりますが、矢印で示しております赤色の箇所で、用地取得、建物補償を予定しており、予算額は補助事業で9,660万円、単独事業である地方道路等整備事業費320万円を合わせまして、9,980万円でございます。  次に、65ページをお開きください。事業名、【単独】都市計画道路整備事業費、地方道路等整備事業費、予算額は1億3,800万円でございます。1.概要でございますが、道路交通の円滑化と安全性の向上を図るため、都市計画道路の整備を行っているものでございます。2.事業内容でございますが、それぞれの路線において表の内容欄に記載の工事、用地取得、建物補償及び建物調査などを予定しております。3.財源内訳は記載のとおりでございます。なお、2つの事業内容のうち、3番目に記載の大黒町恵美須町線につきましては、建物規模が大きい地権者との交渉において、移転候補地を複数箇所提示し、移転の同意が得られる可能性があったことから、今年度の土地取得特別会計の予算を裏づけとして速やかに契約を交わせるよう準備を行っておりましたが、現時点では同意が得られず、契約に至っておりません。しかしながら、郵便局などの建物規模が大きい2件について、具体的な協議を進めており、特に長崎中央郵便局の移転先については、令和3年度の早い段階で社内決定をしていただけるよう交渉しているところでございます。その他の地権者につきましても、順次移転していただくよう交渉を続けており、令和9年度の完成を目指し精力的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、66ページをご覧ください。地方道路等整備事業費位置図でございます。  67ページをお開きください。JR浦上駅の再整備に伴う歩道橋の撤去工事として、竹の久保町川口町1号線の位置図を添付しておりますので、ご参照ください。  私からの説明は以上でございます。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 112 ◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。 113 ◯吉原 孝委員 先ほど駅地区の再整備の議論を行ったんですが、これに付随して、ここの大黒町恵美須町線というのは非常に大事な事業じゃないかなと思っております。それが今のお話では、距離は短いんですけれども、大きな施設があるもんだから、これの交渉が済めば、かなり一気に進むような感じはしますし、またパチンコ屋もガレージもどうなんですかね。同意をされているようなお話もそこもしてもおりますけれどもね。大きなところが早く対応してもらわないと、なかなか進まない。しかもこれは、非常に大事な道路だと思うんですよね。だから、そのあたり今ちょっと郵便局のお話がありましたけれども、これはもう公的な機関だから、しかも長崎のまちづくりの中で非常に大事な事業だということで、もっと積極的に働きかけてもいいし、当事者もそれは対応をよくすべきじゃないかなと思うんですが、その辺りはどうなるかということと。  それから、この中央郵便局に隣接したJTの建物がありますが、ここは長崎支社は移転しましたよね。それはもうJTはどのような形で活用されるのか、私もつまびらかではありませんけれども、本当はあそこを早く話をつけて、移転してやればね、もっと早く話が進んだし、また土地の広さについても十分対応できる広さじゃないかなと思ったんですが、その辺りについての、これまで関係されてきた当事者として、どのような対応をされましたか。 114 ◯平野土木建設課長 大黒町恵美須町線の質問でございますが、まず、1点目、郵便局もしくは大きな建物の対応の状況ということでございますが、まず、都市計画道路、この大黒町恵美須町線におきましては、駅周辺の交通混雑の解消、また今、新幹線と長崎駅の再開発とあっておりますが、駅前周辺の各事業に将来的な交通需要の増大、そういったものを見越して事業として対応させていただいております。そうした中で、権利者が5名いらっしゃいます。その中に2つの大きな権利者があります。1つは郵便局ですね。もう1つは、先ほど言われましたパチンコ屋ではございますが、そこにつきましては、事業への理解は得ております。あと今交渉しておりますが、移転先について、交渉させていただいているところで、郵便局につきましても、複数提示しておりまして、先ほどちょっと説明の中で早い時期に結論をいただくということで、今やっている最中でございます。  そうした中で、その移転が決まりまして、当然郵便局は公的施設でありますので、今の郵便局を使いながら、できたら次に移転先でまたその郵便局の機能が確保できたら、そこに移転して営業されていくというようなやり方の補償になると思いますので、そこにつきましては、我々交渉しながら、場所を決めて、それから移っていただくという計画で今、対応しているところです。  まるみつ。すみません、個人の名前を出してしまいましたが、そこにつきましては、ドラゴンプロムナード、松が枝町線のほうと権利がダブっているところがありまして、そこと併せまして移転先を今交渉しているところです。事業についても、ご理解を得ております。その他のあと3件の比較的小さな権利者につきましては、そこの大きなものが移転したら、順次やっていくということで、令和9年の完成を目指して今、取り組んでいるところです。
     2点目のJTが移転された件につきましては、当初、私どものほうもそこの土地ですね、広さがある程度ありますので、そういう話で打診はしました。ただ、JTのほうがどうしても市役所の事業で土地の購入をするとなれば、評価額ですか、そこの辺りでの話になっていきますので、JT様はそこは入札公募をかけるということで、もう金額的な折り合いがつかないというところで私どもはもう断念しております。  以上でございます。 115 ◯吉原 孝委員 この工事のお話は、令和9年の完成を目指しているというお話ですけれども、周辺の駅地区の再整備の中で、ほぼ令和7年、これは駅ビルのホテルが完成すると、先ほどの報告でありました。令和7年には完成して、ほぼ全体構想が完成するわけですよね。本来なら、それに併せてこの地区もやはり1つの流れとして、非常に大事な道路だと思うんですよね。本来なら、やはり努力していただいて、令和7年に全ての区画整理、都市再利用ができるということになるなら、それに併せて、ここもされるというほうがいろんな意味で市民としても利便性が高い道路になるということで、非常に有効な計画道路じゃないかなと思うんですよね。  だから、その辺りちょっとあと6年後というのは、ちょっとかかり過ぎじゃないかなと気がするんですけれども、これはもう相手があることだから仕方ないとしても、先ほど同僚委員からもお話があったように、いろんな機関をというか、地元とかいろんな業界の方とか、連携を取りながら、用地交渉についてもですね、なかなか行政だけでは難しいということであるならば、やはりこの用地交渉が済めば、ほぼ8割から9割は済んだと言ってもいいぐらいの事業だと思うんですよね。だから、そういう意味で、用地交渉が早くなれば、この令和9年度の完成も早くなると思うんですよね。だから、もう大変でしょうけれども、頑張っていただきたいなと思います。 116 ◯平野土木建設課長 今、吉原委員が言われましたように、この大黒町恵美須町線、駅前の道路として大変重要なものであると我々も認識しております。  そうした中で、先ほど言いましたが、まだ契約もしていませんし、はっきりとここでどこどこに移転するということも言えないものでありますが、その移転先の活用というのが年度の条件がついております。そこに移転していただいた後に今の建物を解体していただくと、そこのところを考えれば、我々の今の計画では令和9年度が完成させる最短の年度なのかなということを予定しておりますので、令和9年度ということで今、述べさせていただきました。  以上でございます。 117 ◯毎熊政直委員 この街路事業費、昨年度と比べて2億200万円ぐらい減っているけど、これは路線を見たら、大事な路線ばっかりたい。何で令和3年度事業費はこんなに減るわけ。 118 ◯平野土木建設課長 街路事業費が減りましたのは、毎熊委員が言われましたように、みんな重要な路線ではございます。しかしながら、まず3次補正で当初の前倒しとして取った分もあります。その分もこの令和3年度の当初から減っております。また、今言いましたように、この大黒町のように大きなところも今交渉で、まだ予算をつけられないところもありますので、そこで予算をつけることができなかったというのもあります。そういったもので今回このような状況になっております。 119 ◯毎熊政直委員 要は用地交渉が進んどらんけん、その建物の補償とか用地取得費とか、そういうのを上げる自信がなかけん減らしとっちゃなかとや。 120 ◯平野土木建設課長 鋭意、我々も今やっています。事業について、建物、用地の交渉を行っているところでございます。そうした中で、自信がないから予算をつけていないんじゃないかというわけではございません。当然我々も用地を確保して、どんどん工事を進めたいという意識はあります。ただそれがどうしてもやることができなかったのでなかなか上げ切れないところがあるというのも現実でございますが、今後どんどん用地交渉を進めていって、取り組むことができるようやっていきたいと考えております。  以上です。 121 ◯毎熊政直委員 こんな予算を減らして、3次補正だって出たんだからさ、本当は増額せないかんたい。そのためにやはり用地交渉を、用地交渉の対象になっている市民の方から何件も相談を受けるよ。あなたたちは全然聞いてくれんって、5年前に持ってきた鑑定価格、5年間ずっと同じ価格で提示してくると、1回も聞かんと。だからそういう柔軟に、現在の経済状況とか鑑定価格というのは変わってくるでしょう、経済の動きとともに。そいけんあなたたちも用地交渉のやり方は、きちんと常々進化させていかんばさ。そして誠意を持って何回も行かんば。そうせんばこう簡単にいかん。やはり自分の財産、住んでいるところが用地交渉の対象になったら、それはみんな考える、特にまちなか。それを簡単に行って駄目やった、今日は1回行きました。文句を言われました。帰ってきました。それは交渉と言わんと。だからちゃんとしたマニュアルでもつくってさ、用地交渉をやらないとこの長崎市の街路事業は全然進まんよ。 122 ◯平野土木建設課長 毎熊委員が言われましたことは本当にごもっともなことと思っております。先日からどの事業でも用地等の交渉が全然進んでいないというご指摘も受けております。そうした中で、先日、うちの部長も言いましたように、用地交渉、そういうものは民間委託とか新たな手法等を活用していくとかいう検討もどんどんやっていきながら、どんどん進むように取り組んでまいりたいと思います。 123 ◯山本信幸委員 57ページの二輪車等駐車場ですけれども、これは二輪車等駐車場ができないと、今現在の浦上駅の広場にある二輪車等駐車場、90台分予定しているほうができないと工事に着手できないんですね。そうしないと止めるところがないので路上駐車になってしまうので、そこの話をしながら発注計画をつくっているんですか。予算計上計画をつくっているんですか。向こうは遅れるということで今話が上がっていますよね。お答えください。 124 ◯谷口土木企画課長 浦上駅の二輪車等駐車場でございますが、当然、今議会で予算をいただきますと、4月には発注をしたいというふうに考えております。今、この浦上駅周辺では、長崎市の事業としましては、この二輪車等駐車場の整備であったりとか、浦上駅前広場の上空にある市が管理している歩道橋の撤去、また長崎県のほうにおきましては、浦上駅前広場の再整備と事業がふくそうしておりますので、事業者間で工程調整等を行いながら進めていくということを確認しておりまして、当然、二輪車等駐車場が浦上駅の北側のほうに整備されて、浦上駅前広場の整備に着手するという形にはなるんですけれども、今、県のほうとは、例えばですけれども、仮設の駐輪場ができないかとか、そういったところを含めて工程調整のほうをさせていただいているといったところでございます。 125 ◯山本信幸委員 そうしたら今現在の駐車台数は何台ですか。 126 ◯谷口土木企画課長 59ページの図面で申しますと、今現在の国道に面しているところ、赤色で着色している部分でございますが、一応駐車マスとしては130台分ございます。その上のほう、歩道橋の下、こちらのほうも駐車のマスとしましては20台分ございます。合計で150台分ということでございます。 127 ◯山本信幸委員 そうすると、150台と90台なので60台分、ここは今でもいっぱいなんですよ。60台分あふれるんですよ。そういったところは県とどういうふうな話をしているんですか。 128 ◯谷口土木企画課長 こちらのほうの駐車場の整備に当たりましては、私どもは昨年の3月と10月の2回、平日1日、休日1日、いわゆる駐輪場の実態調査というのを行いました。具体的にはJRが運行している時間帯の前後、朝の5時半から0時30分ぐらいまでの時間帯で1時間ごとに駐輪台数の調査をしたという中で、実際に駐輪需要を踏まえまして90台という台数を設定して、この90台で整備をしようと考えております。  実態調査の中で、やはり朝見たときと、夜見たときで動いていない、いわゆる不法といいますか、長期間放置車両というのが見受けられますので、その対策につきましては、どうするかということを今、県と協議しているといったところでございます。 129 ◯山本信幸委員 肌感覚でいくと、コロナ禍の前とコロナ禍に入ってからと利用者台数が全然違うんですよ。新型コロナウイルス感染症前はあふれていたんですね。なのでそういう実態からすると、今後、アフターコロナでずっと利用することになってくると、そこが非常に利用されるということもあるので、そこは連携を密にしていただきたいということで、仮設を考えるということで、また無駄な予算がかかるので、その分はちゃんと連携して、この1年間の中で十分対応できるように、予算が十分に使えるようにお願いしたいと思います。 130 ◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時5分=           =再開 午後2時14分= 131 ◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第5項都市計画費第5目都市下水路費、第6目公園費及び第7目県施行事業費負担金のうち、土木部及び総合事務所所管部分の審査に入ります。理事者の説明を求めます。 132 ◯松浦土木部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、第6目公園費、第7目県施行事業費負担金の土木部所管分についてご説明いたします。  予算説明書は、262ページから265ページでございます。第8款土木費第5項都市計画費の予算総額141億9,572万8,000円のうち、土木部所管分につきましては、土木部提出資料の1ページ、土木部予算一覧の17行目から記載の第6目公園費が1億6,378万3,000円、次の行の第7目県施行事業費負担金が7,662万5,000円でございます。  公園費の内容といたしましては、予算説明書の262ページから263ページをご覧ください。第6目公園費でございますが、予算説明書262ページの中段より少し上に記載の第6目公園費の予算額17億4,962万円のうち、土木部所管分は、263ページ説明欄の1行目に記載の1.公園企画費における、1.平和公園再整備基本計画策定費、それから、その6つ下の3.事務費における、1.公園費事務費のうち338万円、また、その1つ下の4.【補助】公園等施設整備事業費のうち、1.金比羅公園でございます。  次に、土木部提出資料の1ページ、土木部予算一覧をご覧ください。第8款第5項第6目公園費のうち、土木部所管分の予算額の前年度との比較でございますが、表の行番号17行目の増減欄に記載のとおり、1億2,393万4,000円の増となっております。これは金比羅公園、平和公園の再整備基本計画策定費の事業費の増によるものでございます。  次に、予算説明書の264ページをお開きください。第7目県施行事業費負担金でございます。264ページ中ほどから記載の第7目県施行事業費負担金の予算額9,821万5,000円のうち、土木部所管分は、265ページの説明欄の1.都市計画費負担金のうち、1.社会資本整備総合交付金事業費、2.街路事業費、3.旧地方特定道路整備事業費でございます。  次に、土木部提出資料の1ページ、土木部予算一覧をご覧ください。第8款第5項第7目県施行事業費負担金のうち、土木部所管分の予算額の前年度との比較でございますが、表の行番号18行目の増減欄に記載のとおり、1億2,837万5,000円の減となっております。これは社会資本整備総合交付金事業費の減によるものでございます。  引き続き、事業の主な内容につきましては、土木部提出の委員会資料に基づき担当課長からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上でございます。 133 ◯谷口土木企画課長 それでは、土木部提出の委員会資料の68ページをお開きください。まず、第6目公園費のうち、土木企画課所管分につきましてご説明いたします。平和公園再整備基本計画策定費としまして、当初予算額1,340万3,000円を計上させていただいております。1.概要でございますが、平和公園につきましては、フロー図に記載のとおり平成6年3月に平和公園再整備基本計画を策定し、その後、同計画に基づき東地区及び西地区におきまして、順次、再整備を進め現在に至っているところでございます。計画策定から27年が経過する中、現在、長崎県におきまして事業化の検討が進められている地域高規格道路長崎南北幹線道路が平和公園の西地区に位置する複数のスポーツ施設の上空を通過することが想定されております。そこで、都市づくりの考え方や周辺の土地利用の変化などを踏まえまして、平和公園西地区の在り方やスポーツ施設の再配置などについて検討し、再整備に係る基本計画を策定しようとするものでございます。  69ページをお開きください。次に、2.事業内容でございますが、まず(1)平和公園再整備基本計画策定支援業務委託では、基本方針や整備方針の整理、施設配置などの検討を業務委託により行う予定であり、予算額としましては、委託料として1,269万1,000円を計上いたしております。次に、(2)平和公園再整備基本計画検討委員会では、再整備基本計画の策定に当たり、多様な関係者や関係機関の参画の下、公平・中立性の見地からご審議していただくために、検討委員会を設置することとしており、予算額としましては、委員会開催に要する経費として71万2,000円を計上しております。なお、この検討委員会につきましては、長崎市附属機関に関する条例に位置づける必要がございますので、先日、総務委員会におきまして、第28号議案「長崎市附属機関に関する条例の一部を改正する条例」をご審議いただいたところでございます。その下の3.財源内訳につきましては、表に記載のとおりでございます。  70ページをご覧ください。平和公園の位置図でございます。緑色で着色している区域が、平和公園の都市計画決定している区域でございます。  71ページをお開きください。この平面図は令和2年3月に長崎南北幹線道路ルート選定委員会から長崎県に対して提言書が提出されておりますが、その中で示された長崎南北幹線道路のルート帯でございます。図面のほうは横向きにしてご覧ください。左側が茂里町方面、右側が時津町方面で、茂里町から時津町までの約7キロメートルが検討区間となっております。この中で、A区間の茂里町から大橋付近につきましては、浦上川の左岸側、つまり平和公園側を通るルートが選定されており、主に高架橋の区間となっております。また、B区間及びC区間につきましては、主にトンネル区間となっております。なお、茂里町と滑石地区にインターチェンジをそれぞれ設ける計画となっております。現在の状況としましては、長崎県におかれまして、この提言を受けまして、技術的な考察を加えながら、都市計画決定に向けた詳細な計画案の検討が進められているといったところでございます。  72ページをご覧ください。平成6年3月に策定しました平和公園再整備基本計画の概要を記載した図面でございます。こちらも図面を横向きにしてご覧ください。地区全体の基本方針を定めた上で、東地区を、平和を祈り願うゾーン、西地区を、市民交流、自然公園のゾーンとし、それぞれの地区におきまして、細かくゾーニングしたものでございます。  73ページをご覧ください。こちらの図面も横向きにしてご覧ください。長崎南北幹線道路の想定されるルートをオレンジ色の丸印で表示しておりますが、平和公園の西地区に位置する複数のスポーツ施設の上空を通過することが想定されております。そこで、平和公園の再整備基本計画の策定に当たりましては、この道路計画との整合を図るとともに、都市づくりの考え方や周辺の土地利用の変化なども踏まえながら、平和公園全体の基本方針、西地区の基本方針や整備の考え方などにつきまして、検討委員会にお諮りしながら、検討・整理し、平和公園再整備基本計画を策定してまいりたいと考えております。  資料が飛びますが、76ページをお開きください。引き続き第7目県施行事業費負担金のうち、土木企画課所管分につきましてご説明いたします。  都市計画費負担金としまして、社会資本整備総合交付金事業費が4,640万円、街路事業費が1,522万5,000円、旧地方特定道路整備事業費が1,500万円、合計で7,662万5,000円を計上させていただいております。1.概要でございますが、都市計画道路の整備促進を図るため、県が施行する社会資本整備総合交付金事業やその他の単独事業に対しまして、地元負担金を支出するものでございます。  次に、2.事業内容及び財源内訳でございますが、次の77ページにかけまして、事業種別ごとに実施予定箇所を表に取りまとめておりますが、左側から順番に図面番号、路線名、事業費、その財源内訳をそれぞれ記載しております。また、財源内訳の括弧内には国、県、市、それぞれの負担割合を記載しております。なお今後、国の内示変更や事業の進捗状況などにより、事業箇所、事業費が変更になる場合がありますので、ご了承ください。  78ページをご覧ください。県施行事業費負担金の箇所図でございます。  次の79ページから80ページにかけましては、路線ごとの箇所図でございます。  それでは、79ページをご覧ください。上段の1番、社会資本整備総合交付金事業の都市計画道路滑石町線では、大神宮交差点の東側で、河川改修工事に係る負担金、西側では用地補償、さらには県営住宅前付近では側溝整備が予定されております。下段の2番、街路事業の地域高規格道路長崎南北幹線道路では、現在、事業化に向けた検討が進められておりますが、そのための水文調査や環境調査が予定されております。  80ページをご覧ください。上段の3番、旧地方特定道路整備事業の都市計画道路滑石町線では、滑石4丁目の事業区間の終点部におきまして、用地補償1件が予定されております。  私からの説明は以上でございます。 134 ◯平野土木建設課長 第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費のうち、土木建設課所管分についてご説明いたします。  土木部提出の委員会資料の74ページをお開きください。事業名、【補助】公園等施設整備事業費、金比羅公園、予算額は1億4,700万円でございます。1.概要でございますが、国庫補助である社会資本整備総合交付金を活用し、金比羅公園において、園路や駐車場等の整備を行い、公園利用者の利便性確保と身近に自然が感じられる公園としての機能向上を図るため、整備を行っているものでございます。2.事業内容のうち、全体計画は記載のとおりです。令和3年度の事業内容でございますが、園路整備、支障物件移設補償及び費用対効果再算定を予定しております。3.財源内訳は記載のとおりです。  75ページをお開きください。金比羅公園の位置図でございます。令和3年度の事業といたしましては、赤色の四角枠に記載しておりますが、矢印で示しております赤色の箇所で、園路整備工事、支障物件移設補償及び費用対効果再算定の委託を予定しております。予算額は1億4,700万円でございます。  私からの説明は以上でございます。 135 ◯森尾中央総合事務所理事 第8款土木費第5項都市計画費第5目都市下水路費及び第6目公園費の総合事務所所管分についてご説明いたします。  まず総合事務所提出の委員会資料の1ページをご覧ください。第5項都市計画費のうち、総合事務所所管分は、行番号23に記載の第5目都市下水路費の862万1,000円と、行番号24に記載の第6目公園費15億8,583万7,000円の、合わせて15億9,445万8,000円で、昨年度と比較して1億7,304万9,000円の増となっております。  次に、予算説明書の262、263ページをご覧ください。第5目都市下水路費は全て総合事務所所管分で、都市下水路の維持管理を行うものでございます。次に、第6目公園費のうち、総合事務所所管分は、説明欄の2.公園等維持管理費と、3.事務費の一部、4.【補助】公園等施設整備事業費のうち土木部所管の1.金比羅公園を除く全てでございます。  主な事業の内容につきましては、総合事務所提出の委員会資料及び追加資料に基づき、担当課長からご説明させていただきます。 136 ◯菊川地域整備1課長 第5項都市計画費のうち、総合事務所所管分についてご説明いたします。  総合事務所提出の委員会資料、117ページをお開きください。【単独】都市下水路整備事業費、岩原都市下水路、予算額は300万円でございます。1.概要でございますが、都市の雨水排水機能を向上させ災害を未然に防止し、水質の保全を図り、水路周辺の住環境の改善を目的に都市下水路の整備を行うものでございます。2.事業内容でございますが、都市下水路の上に建っております建物の建物調査や営業調査を予定しております。3.財源内訳は、表に記載のとおりです。  118ページをお開きください。岩原都市下水路の位置図です。赤色箇所の建物について、建物調査や営業調査を予定しております。  次に、119ページをご覧ください。第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費の管理運営費で、予算額は全体で、4億729万1,000円のうち、稲佐山公園に係る予算の1億2,983万3,000円でございます。指定管理委託料につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響を踏まえた令和3年度以降の収支見込の考え方を整理し、施設運営に必要な額を算定し直した上で計上しております。その算定の考え方は、各施設統一したものであることから、先ほどの第8款第5項第1目の都市計画総務費で総括として土木部から説明させていただいたため、省略し個別施設の説明を行うことといたします。1.概要ですが、稲佐山公園の利用促進を図るため、稲佐山公園の管理運営を行うための費用でございます。なお、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者数、利用料金収入の減少に伴い、令和3年度以降も運営経費に不足が生じることが見込まれるため、不足する運営経費分を、現在協定書で結んでいる委託料に増額して指定管理者に支出し、令和4年度についてはその増額分を債務負担行為として設定するものでございます。指定管理者はリージョナルクリエーション長崎・長崎ロープウェイ事業共同体で、指定期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までです。2.事業内容の(1)指定管理に係る経費ですが、指定管理者から提出された稲佐山公園の令和3年度の収支内訳を記載しています。本来であれば令和2年度指定の際に指定管理者が提案していた指定管理委託料が予算額となりますが、新型コロナウイルス感染症の影響による利用者数、利用料金収入の減少などを踏まえて市が指定管理委託料の上限額を積算し直し、改めて指定管理者が提案した収支により指定管理委託料の額を決定しております。表の中央、令和3年度収支見込(指定管理者提案)をご覧ください。令和2年度指定の際の収支見込1)では利用料金収入が8,013万円、支出は1億4,459万円を見込んでいて、その差額である6,446万円が指定管理委託料となっております。次に、感染症の影響を受けた場合2)では収入見込は2,458万7,000円、支出見込は1億4,170万9,000円になり、その差額である1億1,712万2,000円が今回の当初予算で計上している指定管理委託料になります。右側の増減額である5,266万2,000円が、委託料の増額になります。  次に、120ページをお開きください。(2)指定管理以外に係る経費についてですが、需用費、役務費、指定管理委託料以外の委託料、使用料及び賃借料、そして備品購入費があります。合計額が1,271万1,000円になり、先ほどの感染症の影響を受けた場合の指定管理委託料1億1,712万2,000円との計が、予算額の1億2,983万3,000円になります。3.財源内訳については記載のとおりです。次に、4.令和4年度債務負担行為額ですが、令和2年度指定の際の債務負担行為の設定額が6,446万円であり、今回の新規設定額が5,266万2,000円となり、合計で1億1,712万2,000円となます。  続きまして、121ページをご覧ください。利用料金の推移と利用者数の推移を記載しておりますのでご参照ください。  次に、122ページをお開きください。同様に長崎東公園に係る管理運営費で、予算額は全体で、4億729万1,000円のうち、1億1,814万5,000円でございます。1.概要ですが、長崎東公園の利用促進を図るためのもので、指定管理者が長崎東公園の管理運営を行うための費用でございます。指定管理者は株式会社NBCソシアで、指定期間は令和2年4月1日から令和7年3月31日までです。2.事業内容の(1)指定管理に係る経費ですが、指定管理者から提出された長崎東公園の令和3年度の収支内訳を記載しています。表の中央、令和3年度収支見込(指定管理者提案)をご覧ください。令和2年度指定の際の収支見込1)では利用料金収入が2,520万円、支出は1億2,171万円6,000円を見込んでいて、その差額である9,651万円6,000円が指定管理委託料となっております。次に、感染症の影響を受けた場合2)では収入見込は2,016万円、支出見込は1億2,271万6,000円になり、その差額である1億255万6,000円が今回の当初予算で計上している委託料になります。右側の増減額である604万円が、委託料の増額になります。  次に、123ページをご覧ください。(2)指定管理以外に係る経費についてですが、旅費、需用費、役務費、指定管理委託料以外の委託料、使用料及び賃借料、そして備品購入費があります。合計額が1,558万9,000円になり、先ほどの感染症の影響を受けた場合の指定管理委託料1億255万6,000円との合計が予算額の1億1,814万5,000円になります。3.財源内訳については記載のとおりです。次に、4.令和4年度債務負担行為額ですが、令和元年度指定の際の債務負担行為の設定額が9,651万6,000円であり、今回の新規設定額が604万円となり、合計1億255万6,000円となります。  続きまして、124ページをお開きください。利用料金の推移と利用者数の推移を記載しておりますのでご参照してください。  次に、125ページをご覧ください。【補助】公園等施設整備事業費、魚の町公園、予算額は、9,000万円でございます。1.概要でございますが、新市庁舎の建設及び周辺道路のバスベイ等整備と併せ、新市庁舎の向かい側に位置する魚の町公園の再整備を行うものでございます。2.事業内容のうち(1)全体計画は、記載のとおりです。(2)令和3年度は、道路のバスベイ整備に伴う敷地造成等の公園整備工事を予定しております。3.財源内訳は、表に記載のとおりです。  126ページをご覧ください。魚の町公園の位置図です。  127ページは魚の町公園の完成をイメージしたパースになります。恐れ入りますが、資料を横にお願いします。図面下段に、枠で囲んで主なコンセプトを3点記載しております。1点目、市民の活動・憩いの場ですが、多様なイベントが可能な新庁舎前広場との役割分担として、魚の町公園はまちなかの緑の憩いの空間とします。また、市民会館エントランス前やバス停側には一定の滞留空間を確保し、開放的で自由度の高い空間を創出します。2点目の、新たな動的回遊軸の創出ですが、公園の新市庁舎側を歩道とフラット化し、この図の左下の北側交差点から公園内を通って右上の南側の中島川方面へ抜ける新たな回遊動線を創出します。3点目の、新市庁舎と一体化した拠点的空間ですが、舗装材やウッドデッキなど、新庁舎前広場のデザインと統一感を持たせます。  次に、128ページをお開きください。まずは、公園施設の事業名の見直しについてご説明いたします。長寿命化計画に基づく整備等を実施していく上で、公園の施設規模ごとに整理を行うため、令和3年度から公園施設の事業名を公園の種類ごとに分類します。市で管理している公園は、都市公園とそれ以外の公園に大きく分類されています。稲佐山公園、平和公園、運動公園など総合的に利用する公園を都市基幹公園と定めております。地域住民の方が主として利用する街区公園、近隣公園、そして地区公園といった公園を総じて住区基幹公園と定めております。また、その他の特殊公園として長崎公園などが位置づけられております。このようなことを踏まえ、【補助】公園等施設整備事業費において都市基幹公園、住区基幹公園、特殊公園としました。補助になじまないものは、【単独】公園施設整備事業費において、都市基幹公園、住区基幹公園、特殊公園と事業名の見直しを行いました。  次に、129ページをお開きください。長寿命化計画についてご説明いたします。1.都市公園整備状況ですが、対象の都市公園数は、509か所となっております。2.計画期間は10年間です。3.計画対象公園としましては、ライフサイクルコストの縮減額が期待できる施設がある公園90か所を選定しています。4.対象公園の施設数は、園路広場、休養施設、遊戯施設など表に記載の合計675施設となります。5.健全度の点検結果の概要ですが、健全度を判定した結果、対策が必要なC判定及び直ちに対策が必要なD判定となった357施設の対策を計画的に実施しようとするものであります。6.計画全体の長寿命化対策の実施効果では、ライフサイクルコスト縮減額は約7,000万円を想定しております。このようなことから、令和3年度からの事業名は、公園種類の分類ごとに補助事業と単独事業して整理を行ったものです。また、長寿命化計画に基づかない事業は、これまでどおりとなっておりますので、ご了承ください。  次に、130ページをお開きください。【補助】公園等施設整備事業費、都市基幹公園、予算額は、400万円でございます。1.概要でございますが、国の補助を活用し、都市基幹公園において、長寿命化計画に基づく老朽化した施設の改築、更新を行い、市民が安全・快適に過ごせる公園環境を整えるものです。2.事業内容でございますが、中央総合事務所において、稲佐山公園の老朽化した遊戯施設を更新する予定としております。3.財源内訳は、表に記載のとおりです。  131ページをご覧ください。事業予定箇所である稲佐山公園の位置図です。なお、昨日、追加で提出させていただいた資料の1ページに、更新する稲佐山公園の遊具の現況とイメージ図を添付しております。  次に、132ページをお開きください。【補助】公園等施設整備事業費、住区基幹公園、予算額は、2,600万円でございます。1.概要でございますが、国の補助を活用し、住区基幹公園において、長寿命化計画に基づく老朽化した施設の改築、更新を行い、市民が安全・快適に過ごせる公園環境を整えるものでございます。2.事業内容でございますが、中央総合事務所において、城山公園ほか7公園の老朽化した遊戯施設を更新する予定としております。3.財源内訳は、表に記載のとおりです。  133ページをご覧ください。事業予定箇所である8公園の事業内容の一覧表になります。下段のほうに一部の遊具の状況写真を掲示しておりますのでご参照ください。  134ページをお開きください。事業予定公園の位置図になります。なお、追加資料の2ページ、3ページをご覧ください。総合事務所提出の133ページの表の番号と合わせて、更新するそれぞれの公園の遊具の現況とイメージ図を添付しております。なお、実施に当たっては地元と協議を行いながら事業を進めてまいりたいと考えております。  次に、135ページをご覧ください。【補助】公園等施設整備事業費、特殊公園、予算額は100万円でございます。1.概要でございますが、国の補助を活用し、特殊公園において、長寿命化計画に基づく老朽化した施設の改築、更新を行い、市民が安全・快適に過ごせる公園環境を整えるものでございます。2.事業内容でございますが、中央総合事務所において、神の島公園の老朽化した遊戯施設を改修する予定としております。3.財源内訳は、表に記載のとおりです。下段のほうに一部の遊具の状況写真を掲示しておりますのでご参照ください。  136ページをお開きください。事業予定箇所である神の島公園の位置図です。また、追加資料の4ページに更新する神の島公園の遊具の現況とイメージ図を添付しておりますのでご参照ください。  次に、137ページをご覧ください。【単独】公園施設整備事業費、稲佐山公園、予算額は1,500万円でございます。1.概要でございますが、稲佐山公園の適切な維持管理を行うため、園路周辺の法面整備を行うものでございます。2.事業内容でございますが、稲佐山公園の展望台周辺の法面を整備する予定としております。3.財源内訳は、表に記載のとおりです。  138ページをお開きください。整備予定箇所の位置図になります。  次に、139ページをご覧ください。【単独】公園施設整備事業費、都市基幹公園、予算額は1億150万円でございます。1.概要でございますが、都市基幹公園において、老朽化した施設の改修等を行い、公園利用者の利便性や快適性の向上を図るものでございます。2.事業内容は、中央総合事務所において、稲佐山公園、総合運動公園、平和公園、東総合事務所において長崎東公園の老朽化した園路や体育館の照明灯を改修する予定としております。3.財源内訳は、表に記載のとおりです。  140ページをお開きください。事業予定公園の位置図になります。141ページから143ページまでは、予定公園の位置図になりますのでご参照ください。  次に、144ページをお開きください。【単独】公園施設整備事業費、住区基幹公園、予算額は9,270万円でございます。1.概要でございますが、住区基幹公園において、老朽化した施設の改修などを行い、公園利用者の利便性や快適性の向上を図るものでございます。2.事業内容は、北総合事務所において、京泊緑道ほか、南総合事務所において香焼第2児童公園ほかなどで老朽化した園路の改修や遊具を補修する予定としております。3.財源内訳は表に記載のとおりです。  145ページをご覧ください。事業予定箇所である16公園の事業内容の一覧表になります。下段のほうに一部の遊具の状況写真を掲示しておりますのでご参照ください。  146ページをお開きください。事業予定公園の位置図になります。  次に、147ページをご覧ください。【単独】公園施設整備事業費、特殊公園、予算額は、40万円でございます。1.概要でございますが、特殊公園において、老朽化した施設の改修等を行い、公園利用者の利便性や快適性の向上を図るものでございます。2.事業内容は中央総合事務所において、神の島公園の遊具を補修する予定としております。3.財源内訳は表に記載のとおりです。下段の方に補修する遊具の状況写真を掲示しておりますのでご参照ください。  148ページをお開きください。事業予定公園の位置図になります。  次に、149ページをご覧ください。【単独】公園施設整備事業費、既設公園、予算額は1,900万円でございます。1.概要でございますが、既設公園において、利用者の安全性と利便性の向上を図ることを目的に施設を改修するものでございます。2.事業内容は北総合事務所において、黒崎永田湿地自然公園の下水道切替えなどを予定しております。3.財源内訳は、表に記載のとおりです。  150ページをお開きください。事業予定公園の位置図になります。151ページから152ページまでは、予定公園の位置図になりますのでご参照ください。  次に、153ページをご覧ください。【単独】公園便所整備事業費、既設公園、予算額は5,020万円でございます。1.概要でございますが、公園に設置している便所のうち、老朽化した男女兼用便所の建て替えを行うことで、男女別化を図り、公園利用者の安全性と快適性の向上を図るものでございます。2.事業内容でございますが、(1)築廻公園のほか3公園で4棟の便所の建て替えを予定しております。3.財源内訳については、表に記載のとおりです。  154ページは公園便所建て替えの全体位置図、155ページから158ページは公園便所予定箇所の位置図です。  次に、159ページをご覧ください。【単独】公園灯整備事業費、LED公園灯、予算額は1億7,250万円でございます。1.概要でございますが、公園灯のLED灯への転換を図り、合わせて維持管理費の削減を図るものでございます。また、2050年カーボンニュートラルに向けた主な事業で事業活動の低炭素化への転換に位置づけられております。令和2年度までに約1,070灯をLED化へ転換しており、令和3年度に完了する予定でございます。2.事業内容でございますが、(1)全体計画は記載のとおりです。(2)令和3年度は公園灯580灯の転換整備を予定しております。令和3年度で完了する予定です。3.財源内訳は表に記載のとおりです。  説明は以上でございます。説明が長くなり申し訳ございません。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 137 ◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。 138 ◯梅原和喜委員 説明の中で、スポーツ施設、平和公園のゾーン西地区が、南北幹線道路の計画がされているということで、再検討をするということですけれども、ここは野球場、それからプール、ソフトボール場、テニス場とか弓道場、これは移設を前提にした再整備計画ということで理解してよろしいんでしょうか。 139 ◯谷口土木企画課長 土木部提出の委員会資料の73ページをご覧ください。こちら、あくまでも想定されるルートということで、長崎南北幹線道路のルートをオレンジ色の丸印で表示しております。今現在、長崎県のほうにおきまして、昨年3月に提言を受けた仕様でいきますと前のページになりますが、詳細なルートを検討しているというふうな中で、現時点で南北幹線道路の線形というのがまだ確定していないという状況でございます。したがいまして、どのスポーツ施設が支障となるのか、あるいはならないのか、また支障となった場合、どの程度まで支障するのか、そういったところがまだ現在のところ明確になっておりません。ただ、昨年の提言書を見る限りでは、上空を通るだろうという想定の下で、当然この長崎南北幹線道路の計画というのは前提条件にはなりますけれども、道路が通ってその残された公園の空間、そこをどう使っていくのか、そういったところを令和3年度に検討してまいりたいと思っているところでございます。 140 ◯梅原和喜委員 この69ページの(2)平和公園再整備基本計画検討委員会ということで、約20名以内の方が選出されるということで、例えば、今からソフトボール協会とか、水泳協会とかとお話をするんでしょうけれども、最終的にはこの議事録の取りまとめは土木部でやっていただけるんですか。 141 ◯谷口土木企画課長 平和公園再整備基本計画検討委員会でございますけれども、先ほど説明しましたが、まずは長崎市附属機関に関する条例に位置づけなければいけないということで、この分の議案は総務委員会でご審議いただきました。今、委員構成はこれから検討していくということになります。あと別途並行しまして、長崎市スポーツ協会をはじめ、各スポーツ団体の方には、理事長であったりとか、代表者の方ではありますけれども、一応こういった計画がありますというレベルではございますが、ご説明をさせていただいているところでございまして、当然、委員会の中に全てのスポーツ施設の方の代表を入れるというのはなかなか難しいんですけれども、委員会のご議論と別途並行しまして、個々のスポーツ団体の方にはご説明しながら、計画のほうをまとめていきたいと思っておりまして、当然、業務委託の発注は土木企画課がしますので、土木企画課が事務局を行うということでございます。
    142 ◯梅原和喜委員 長崎市のスポーツ協会とは、いろんな国体競技の交渉とかにご尽力されている団体ですので、いろんな意見の交換をしっかりやっていただきたいと思います。  それからあと1つ、今、総合事務所のほうから、158ページ、樺島の灯台公園のトイレを替えるということで、これも相当古い建物になるんですけれども、恐竜パークができますと野母崎地区は交流人口が増えると思うんですが、この樺島灯台公園は本当に見晴らしのいいところなんですが、樺島の公民館からずっと道路が山道を通っていくんですが、なかなか離合できないところもあるんですね。全線拡幅というのはちょっと難しいと思うんですけど、ところどころ離合する場所を設定しなくてはいけないと思うんですが、今回はトイレの建て替えということですけれども、今後、樺島の灯台公園を観光客の交流、地元の皆さんの交流も含めて、道路の拡幅とか、そういった計画があるのか、ないのか。その点を教えていただけますか。 143 ◯中村南総合事務所地域整備課整備係長 本日、課長が総務委員会出席のため私のほうから回答させていただきます。  灯台公園の上りについては、現在、ここ2年ほど前から離合が厳しいということで、側溝に蓋をかける業務というのを行わせていただいている状況です。その作業につきましては、一応、令和3年度の途中、恐竜博物館開館前までにはある一定の整備は完了するということで計画は進めさせていただいている状況でございます。拡幅等につきましては、今後、そういった場所が生じるようだったら検討を進めてまいりたいと思っているところでございます。  以上でございます。 144 ◯梅原和喜委員 恐竜博物館開設の頃には離合場所も設定できるということで、私もちょっと通らせていただきたいと思います。野母崎に恐竜パークができるということで、南部も含めて、長崎市の人の交流を増やしていくということなんですが、野母崎地区には樺島灯台公園だったりとか、権現山公園だったりとか、既存の夕日の見える風光明媚なところもありますので、この辺りも野母崎地区全体を県外の方にお知らせするような、そういった観光マップも今後必要となると思いますので、こういった利便性のいいような道路も適宜修理をしていただいて、たくさんの観光客の方が訪れるような道路整備も計画的に進めていただきたいと思います。  以上です。 145 ◯毎熊政直委員 まず平和公園再整備基本計画策定費についてお尋ねします。  まず、この平和公園再整備基本計画策定支援業務委託1,269万円、これはどういうコンサルあたりに業務委託をすると考えておられるんですか。 146 ◯谷口土木企画課長 一応、業務委託を想定しておりまして、業務委託先としては、建設コンサルタントを予定しております。 147 ◯毎熊政直委員 それは市内の建設コンサルタント会社と考えていいわけですね。 148 ◯谷口土木企画課長 今回、予算を上げるに至りまして5者から見積りを取りまして、3者が市内、2者が準市内から取っております。実は発注方法等につきましては、今後、予算が通った後にまた検討させていただきたいと思いますけれども、基本的には市内でできる分については、市内のほうを当然優先しなければいけないものと思っております。  以上です。 149 ◯毎熊政直委員 それで、今回の基本計画の策定、長崎南北幹線道路に県が具体的に取り組んできたということで、今スポーツ施設の上を通るかもしれないというような話もあったから、だからコンサルをどこに取るにしても、要するにこの中部下水処理場の機能停止が令和5年になっているけど、隣にスタジアム計画もあるけど、やはりここの中部下水処理場跡地は、もしどうしてもスポーツ施設が移らなくちゃいけないというようなことも考えられるわけさ。そうすると、そういうときのための代替地とかも用意しておかないと、スポーツ施設はどこもかしこも結構広い敷地が要るから、そういうこともコンサルあたりに最初はきちんとやっておかないと、後々で土地がないと、南北幹線道路の路線確定はまだ何年か先だろうから、そういうのは準備として考えていなければならないし、そして建物は建てられんやろう、基本的に。上物はね。そうすると運動施設ぐらいが一番最適かなというように考えるけん、そういうともきちんと事前に庁内で意思決定ばしてさ、そういうともあらゆる角度から検討できるように、そういうふうにしておいてください。  それと稲佐山、今、総合事務所が説明されたけど、あれはやはりあそこの所管というのは、今からも中央総合事務所が中心になっていくわけですか、どこが中心になっていこうとしていると。 150 ◯森尾中央総合事務所理事 稲佐山の管理につきましては、維持管理とか施設管理については、今、中央総合事務所が行って、土地とか公園自体の管理は土木部という、ちょっと分かりづらい形になっていますので、来年度以降は、そこをもうちょっと分かりやすくしていこうということでお話を今しているところです。ですから、今まで2部局と、あと文化観光部が別々に動いていたように見えていたんですけれども、できるだけみんな連携を取ってやれるような体制に見直ししたいと思っています。 151 ◯毎熊政直委員 それとあと、金比羅公園、今頃になって費用対効果再算定、これは何年たつね。平成22年度からやっかね。今頃になって費用対効果再算定費用を一式と、何でこういうふうになるわけ。 152 ◯平野土木建設課長 金比羅公園の費用対効果再算定ということで予算を上げさせていただいていますが、この分につきましては、金比羅公園の事業認可期間が令和3年度になっております。それを再延長するために、この費用対効果をまた再度見直しを出して、それでまた県の評価委員会でこの事業認可を延ばすというのを外部委員のほうで審議していただきます。その際にこの費用対効果の最新の今の状況のやつが必要となるものですから、これで計上させていただいております。 153 ◯毎熊政直委員 それじゃ、街路事業なんかもどんどん延ばしていきよったい。その都度、こがんして費用対効果の策定し直しばせんばいかんわけ。 154 ◯平野土木建設課長 事業認可の期間を延ばすたびにやっております。 155 ◯毎熊政直委員 一番慣れとっとたい。いつもしよるけん。  それとあと、今まで指定管理の新型コロナウイルス感染症による差額というか、それを予算化してやって、影響を受ける分は極力補填してやろうということで、大体総務部が言ったのは今まで運営費も10%削減してくださいと、指定管理者に。ところがこの東公園だけは、逆に運営費が上がっとったい。支出が。1割下げて、指定管理者にも努力をしてくださいというのが通常の今の補助するときの一定のルールばってん、何でこの東公園だけ逆に支出が増えていると。 156 ◯中野東総合事務所地域整備課長 東公園の支出が上がっているということですが、支出については、今年から指定管理に代わっていますけど、一定、市の基準に基づいて支出を計算して出すわけですが、今回この上がっている理由は、新型コロナウイルス感染症の対策で運営費の足りない部分ということプラス、もう1つは、支出の部分でガイドラインに基づいて運営していくという、いわゆる新型コロナウイルス感染症対策の部分で、例えば消毒液とか、新型コロナウイルス感染症対策の機器分、その部分をプラスアルファさせていただいて、プラスになっていると。東公園の場合は、休館をしたわけではなくて、一部トレーニング室とか休館の部分がございましたけど、施設としてはずっと動いていたと。なので、そういった部分の中で新型コロナウイルス感染症に対する必要な消耗品等を加えさせていただいている分は上がっているという状況でございます。  以上です。 157 ◯毎熊政直委員 どこの施設も一緒やろう。新型コロナウイルス感染症の対策はさ、消毒とか消耗品費は。だからここだけ、午前中説明したときもずっと図式で示したたい。運営管理費は90%に落として、あと20%落ちた分を市が補填していくとかさ。個別にばらばらやりよったって、やはり決められたルールどおり全部一緒に指定管理者対応しなければ、解釈がそれで違ってくる。どこだってうちもというような話になるんじゃないの。 158 ◯中野東総合事務所地域整備課長 多分、まとめて模式図的に棒グラフを用いて説明があったかと思うんですが、その中で90%、削減という意味ではなくて、多分いろんな部分で施設が休館をしているというところもあるかと思います。そういったところの場所においては、もちろん人件費等支出が減るわけですので、そういった部分で模式的に90%というふうに書かれておったんだと思います。この東公園の場合におきましては、休館なしに、新型コロナウイルス感染症の感染対策をしながらずっと運営をしてきたということですので、こういった形になっております。ですので、違った方法を取ったというわけではございません。  説明は以上です。 159 ◯毎熊政直委員 そして公園、初めて分かった。繰越明許費でも長寿命化と言っていたから、これ見れば全部使いやすい新しい遊具をさ、複合遊具も含めて、そういうものを全部この多くの公園に今回やろうということやけん、あのときは全然分からん。ただもう修理するとしかイメージが説明で分からんやったけん、こういう公園に今からなっていくんだったら、一定魅力も増進すると思うけん、これはぜひ早めに事業を進めていただくようお願いをしておきます。 160 ◯吉原 孝委員 まず公園についてお尋ねいたします。今、お話がありましたこの追加資料、よくできているよね。修理前と修理後、これは補正予算でも出してもらえれば、あんな長時間にわたって議論する必要がなかったと思いますよね。今後これを参考にして、見習って資料を提出していただければありがたいと思います。よろしくお願いしたい。  それから、お尋ねしたいんですが、市民会館の魚の町公園の整備の中で、今説明があったんですが、このパースの中で北側交差点から南側、中島川方面へ抜ける新たな回遊動線を創出と書いてありますよね。これ市庁舎が公会堂のほうと一緒にする大きな理由の1つに、動線を中心市街地のほうに向けることを目標に、まだ700メートルぐらいですかね、移転するということも1つの大きな要素だったんですね。であるなら、市庁舎ができる、魚の町公園が整備される、しかも見晴らしがよくなるということになるなら、今言った、その動線の整備も私は大事じゃないかなという気がするんですよね。市庁舎からこの魚の町公園を経て、そして中通りのほうへ抜けていく。この動線の整備が非常に大事じゃないかなと思っておるんですが、1日大体4,000人ぐらい市庁舎の出入りがあるというお話を伺っていますけど、半分ぐらいにしてもかなりの人が中通りから浜町のほうに来ていただける可能性があるんですよね。そうしたら非常に地域の活性化にもつながると、私はそう思っているんですが。大事なのは、その回遊路の整備をどうされるかというのが非常に。新しく市役所からそちらの方面に歩きやすいような動線整備をしなければ意味がないと思うんですが、その辺りはどうなんですかね。この魚の町公園の整備に合わせて、同じような内容のことが書いてあるから、そういう計画があるのか、考え方をお尋ねしたい。 161 ◯出口地域整備2課長 委員が言われましたように、当然人を流すということには道路を整備しなければいけないということでございまして、まず市役所のほうから魚の町公園に、今ちょっと歩道がガタガタしているというところもありまして、あそこの整備をしていくというようなところと、昨日だったと思うんですけれども、説明させていただいた都市構造再編事業という中で、まちなかを板石舗装をしたりということを考えておりますので、そういうことで動線を確保していきたいというふうに思っております。 162 ◯吉原 孝委員 それと、新しい市役所から魚の町公園を経て、中通りのほうに向かって行くときに、東新橋、ご存じですか、石橋。これが非常にバリアなんですよ。あれがフラットなら先が見えるからそのまますっと行けるんだけれども、あれがあるために前がどうなっているか分からんということで、もうやめようかなというような、極端ですけれどもね、すっと回遊ができないような状況になっているんじゃないかなと思うんですが、その辺り、回遊性を図るためにいろんな工夫をしていただかないと、なかなか思ったような形の回遊ができないと思いますので、これは今後の課題だと思いますけれども、一応そういう考え方もあるということで、受け取っていただければと思いますのでよろしくお願いします。  それからお尋ねしますが、これは所管事項調査みたいになるんですが、所管事項調査みたいな説明をしたから尋ねますが、中央総合事務所管理の128ページに、今度新しく公園施設の事業名の見直しの説明がありましたよね。これが都市基幹公園とか住区基幹公園、それから特殊公園、都市緑地、都市林というような区分けをされて、それを箇所数とか総面積とか、備考として公園名が書いてありますが、私がちょっとお尋ねしたいのは、私が住んでいる近くに結構公園があるんですよ、丸山公園、中央公園、それから宮の下公園、こういうのがどこに該当するのかというのが1つなんですが、これ以上尋ねませんけど、そういう一覧表を我々にも見せてくださいよ。どのジャンルにはどの公園が入るって、市内の公園がね。そういうことを知ることによって我々もあなた方にいろいろお願いするときに、ああここはこういう形でライフサイクルコストの事業にちゃんと入っとるんだと、だからもうある程度いろいろ言わんでもちゃんとしてくれるんだと、今認識もあります。なければ、我々としてもこれはお願いせんばいかんなということになると思うので、その辺りの資料の提供をお願いしたいと思います。どうですか。 163 ◯森尾中央総合事務所理事 公園の種別に対して、どういう方が使われるかというところで大きく分けられています。やはりこれを知っていただくことで、地域住民の方を対象にしているのか、それとも市民全体を対象にしているのかということで、整備の考え方というのも大分変わってきますので、これについては資料を提供させていただいて、例えばどういう公園が種別にあっているのかというのは皆さんにお知らせしたいと思います。  以上です。 164 ◯吉原 孝委員 これは長寿命化計画の中の資料として、一人当たりの公園面積が書いてありますよね。これですよ、やはり都市間の比較をする場合、やはり1つの指標になると思うんですよね。やはり公園がたくさんあるのが住みよいまちだということもあるでしょうし、そういう中で、多分、統計はあると思うんですが、これも資料として出していただいていいですから、長崎市はどこに位置するのか、本当に少なければ増やす努力をしてほしいということを希望もしなければいけないので、資料を出していただくことによって我々も今後どのような形で問題提起したらいいかということですので、その点の資料もよろしくお願いしたい。  それからもう1点は、ライフサイクルコストの縮減で、10年間でいろいろ維持管理をするというような、しかも健全度判定をしながらリニューアルしていくというような話なんですが、これは健全度の調査をこの計画対象公園に属しているところはそういう形でいいけれども、それ以外はどうなのかというのが分からないわけですよね。これの対象外の公園に対する健全度の調査、あるいは維持管理の考え方についてお尋ねしたい。 165 ◯永尾春文委員長 すみません、その前に吉原委員から資料の請求がございましたが、吉原委員、それは後ほどでよろしかったでしょうか。 166 ◯吉原 孝委員 それでよかです。 167 ◯菊川地域整備1課長 都市公園が509あります。そのうちで90公園に絞ったのは、ライフサイクルコストが期待できる公園というということで90の都市公園を指定して、それで長寿命化計画をつくったということで、その中で遊具とかは、更新が安かったりする分で、補助ではもう更新にしていきます。この中で便益施設という4番の計画対象公園施設の便益施設の140というのがあるんですが、右側の長寿命化の計画ですね。この分がトイレとかの便益ということになります。この分を、例えば塗装をやって長寿命化してということで、そちらのほうが安いということで、そのようなライフサイクルコストの縮減を図って、10年間で7,000万円ということになっております。  それともう1つは、それ以外の公園につきましては、私どもは現場の緑の関係の白鳥現場事務所というのがあります。そこがずっと点検を行って、日々管理していますので、そこで何かあったら修理をするというようなことで進めていっています。  以上でございます。 168 ◯吉原 孝委員 計画対象公園施設以外の公園があるわけでしょう。この分は今あなたがおっしゃったようなライフスタイルコスト縮減のために一定の維持管理をやっていきます。それらについて説明がなかったので、それらについての維持管理は今後どうされるんですかというのをお尋ねしているんですよ。 169 ◯森尾中央総合事務所理事 公園施設の維持管理は、先ほども課長のほうからお話がありましたけれども、今までは対症療法的に、例えば私たちとか、あと現場事務所の職員が見に行って、悪いところを直していくということでやっていました。今回、この長寿命化の計画にのせているのは、まず予防保全的に、悪くなりそうなところを予防的にしていくということでやるようにしています。これ以外の施設というのは、例えば廃止とか統廃合とか、今後ずっと続けていけるような施設ではないものもありますので、そういうことを見極めながら、将来的に使っていくものについては、この計画をつくっていくし、今までどおり対症療法的に悪くなったらやりかえるということでするように考えています。  以上です。 170 ◯中西敦信委員 私もこの平和公園再整備基本計画策定費に関わってお尋ねしたいと思うんですけれども、68ページのところを見ると、時系列で書かれてあるんですが、要は予算的には新年度の分だけですけれども、これは再整備の基本計画そのものは何年かかけてつくるのかという受け止めをするんですが、要は中部下水処理場が令和5年停止予定で、あとスタジアムシティプロジェクトも話になっていますけれども、開業予定の年月日が書かれていますが、その後にこの見直しがきているので、計画そのものはもっと早くつくるけれども、実際に動き出すのがその後にくるというふうに理解していいのか、その辺りはどうなんでしょうか。 171 ◯谷口土木企画課長 まず今回予算を上げさせてもらっています平和公園再整備基本計画、こちらのほうは当然委員会を立ち上げて、そこでご議論いただきながら1年で、目標としては令和3年度にこの基本計画は策定したいと考えています。ただ、具体的に、仮にそのスポーツ施設の移転が生じるとかなった場合には、当然、長崎南北幹線道路の道路計画との調整というのがありますし、その事業期間というのも明らかになっていませんし、具体的に茂里町から平和公園付近がいつぐらいに工事に入るのかということも明らかになっておりません。ただ道路計画に支障が生じないように、早い段階からこういった計画をつくって、具体的に動き出せるように準備をしておかなければいけないと思いますけれども、まずは令和3年度に基本構想をつくると、具体的にハードの部分はそれ以降ということでございます。 172 ◯中西敦信委員 分かりました。だとすると、平和公園は総合公園ということで都市計画決定されていますが、こういう基本計画をつくるということでそれが策定されて、実際に道路計画が見えてきた段階で公園部分を減らすというか、削るというか、公園の部分の区域も見直していくことになるのかなと思うんですが、都市公園なので別の場所を公園部分ということでしなきゃいけないのかなと思うんですけれども、そういうことということで考えられているという理解でいいのかお尋ねしたいと思います。 173 ◯谷口土木企画課長 平和公園の西側の地区の浦上川沿いに道路計画があって、高架橋でくるだろうと、当然その橋脚といいますか、柱が立つのかなというイメージでおりますけれども、具体的に高架橋の下の空間をもしかしたら使えるんじゃないかとか、あるいは使えないんじゃないかとか、その辺は具体的な道路計画の線形が明らかになって、ある程度判断していかなければいけない部分かなと思っておりますので、当然、いわゆる公園と都市計画道路が重複する都市計画決定とかはありますので、そこら辺は具体的に道路計画の線形が明らかになってきますので、そこを踏まえて、県のほうとも協議して、取扱いも検討してまいりたいと思っております。 174 ◯中西敦信委員 分かりました。どっちにしてももっと先の話なんでしょうけれども、実際に南北幹線道路の平和公園周辺のルートが決まっていって、この基本計画もでき、実際に動き出す段階では多分都市計画審議会等に諮って、都市計画決定が必要であれば見直しもされるということで、流れとしては理解をいたしましたが、関係者の方がたくさんおられるようで、関心も高いところだと思うので、いろんな意見も聞いて、道路を通すということで、単なる施設の移転だけじゃなくて、よりいい形で、いろんなスポーツ団体の皆さんが、ああよかったねということになるような再整備計画の策定と実際の見直しに当たっていただきたいなということで要望しておきたいと思います。  以上です。 175 ◯東 竜也委員 中央総合事務所のLED公園灯の件でお伺いします。令和3年度にLED化転換が完了するということなんですけれども、爆心地公園の定期点検というのはされているんですかね。 176 ◯菊川地域整備1課長 平和公園、爆心地公園も常に点検はしております。 177 ◯東 竜也委員 頻度はどれぐらいですか。 178 ◯菊川地域整備1課長 長崎市シルバー人材センターに委託していまして、そこが常にやっているということです。 179 ◯東 竜也委員 去年、私が夜に通りがかったときに、何本か切れていたんですよ。地面に埋め込まれている電気とか、腰までの高さのが切れていて、地域整備課の方にお電話して整備してもらったんですけど、先週もう1回通ったら、やはり切れているんですよね。なので、ちょっと点検が定期的に行き届いていないのかなと思ったので、もし来年度、LEDに換えたとしても、いくら寿命が長いとしても、LEDにも弱点があると思うんですよ、熱に弱いとか、湿気に弱いとかで。故障で切れたりもするかと思うので、特にこういう主要な爆心地公園とか平和公園なんかはもう定期的に点検をしていただきたいと思います。要望にしておきます。 180 ◯菊川地域整備1課長 電気が切れているということで、そのようなことがないよう、しっかり確認して続けていきたいと思っております。 181 ◯山本信幸委員 ちょっと確認だけです。平和公園の基本計画ですけど、今回、基本計画なので、平和公園の原爆落下中心地のところは、長崎原爆遺跡の拠点、基本なんですね。それを考えると、長崎原爆遺跡へのつながりをどのような形で行くのかということも、ルートのつながりですね。出口のところをこっちに持っていくとか、そういうつながりについても考えていく形での基本計画の中に入れていただきたいと思いますが、いかがですか。 182 ◯谷口土木企画課長 今回、令和3年度に私どもがしようとしております平和公園再整備基本計画、平和公園というのはありますけれども、基本的には国道から浦上川側の西地区ですね、こちらのほうの再整備といいますか、全体的な整備の考え方、コンセプトづくりから整備の方針、スポーツ施設替えも一緒になれば、その再配置とかというところを考えておりますけれども、当然、国道を挟んで東と西ありますけれども、その動線をどうするのか、そういったところも、東地区の各施設の見直しとまでは多分いかないとは思いますけれども、動線の部分は今回の構想の中で整理できないかな思っているところでございます。いずれにしましても、今後検討させていただきたいと思います。 183 ◯山本信幸委員 ぜひ松山の陸上競技場側には、その目の前に城山小学校があって、その動線上なんですよ。そこだけ外れているので、距離的には一番近いので。だからその意味で、じゃ原爆落下中心地からどんな見え方をするのかということもあるので、基本計画の中でその検討も踏まえていただきたい。これは要望に代えさせていただきます。  それとあと便所だけですね。これは公園便所整備事業ですね。既設公園の分で153ページの分なんですけど、各公園が上がっていますけど、この長寿命化の順番ですたい。順番についてはどのような形で順番を、老朽化の調査についてはどのような形で行われているのでしょうか。 184 ◯菊川地域整備1課長 これは男女別化のトイレでございまして。〔発言する者あり〕 185 ◯山本信幸委員 ここの文書に老朽化した男女兼用便所の建て替えって書いてある。だから老朽化したもののその見方はどうしているんですかと言っている。 186 ◯菊川地域整備1課長 これはまず男女別化を図ろうというのがまずメインの目的で、その中で老朽化したということで、大きな公園からまずトイレの男女別化を始めようということで、総合公園とか、そういうようなところから、次が近隣公園、それから次が立地適正化計画に基づく誘導区域のところ、それから緊急指定避難公園ということで、全部で20公園を指定して、平成30年度から令和4年度まで計画を立てて、それで順次進めていっているところでございます。  以上でございます。 187 ◯山本信幸委員 確認だけなんですけど、避難公園のことが出たんですが、その避難公園などで新たに既設公園の中でそれが防災の避難公園になったとした場合には、その分については、長寿命化計画以外に今後別で検討していくという形になるんでしょうか。 188 ◯菊川地域整備1課長 はい、委員がおっしゃるとおり、今後検討していきたいと思います。 189 ◯毎熊政直委員 公園設備の事業名の見直しということで説明があったんだけど、これは森尾理事、えがわ運動公園を総合公園とか地区公園の中に入ってもおかしくないような、あれだけ大きなお金をかけてつくった公園でさ。南部の拠点公園やろう。えがわ運動公園は何でこういう一定選定された公園の中に入っていないのか、そのわけだけ教えて。 190 ◯永尾春文委員長 暫時休憩します。           =休憩 午後3時36分=           =再開 午後3時37分= 191 ◯永尾春文委員長 委員会を再開します。 192 ◯松浦土木部長 えがわ運動公園のご質問がございましたけれども、えがわ運動公園につきましては、位置づけとしては近隣公園という位置づけをされております。住区基幹公園の中で、大きさ的に言いますと、地区公園、近隣公園、街区公園という順番になりますが、その中で一応真ん中辺に位置する近隣公園ということで、これは規模的にそういった位置づけをしておりまして、住民の皆様が基本的には使われる公園ということで、今、設定をしているところでございます。  以上でございます。 193 ◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時38分=           =再開 午後3時45分= 194 ◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第8款土木費第6項住宅費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 195 ◯山北建築部長 第8款土木費第6項住宅費についてご説明いたします。予算説明書の264ページ及び265ページをお開きください。併せまして、建築部提出の委員会資料の1ページ、令和3年度建築部予算一覧をご覧ください。  まず、第1目住宅管理費でございます。建築部所管分は、265ページ下段の説明欄の1.職員給与費を除く全てで、その額は、委員会資料1ページの8行目に記載のとおり、予算額20億7,813万5,000円で、前年度当初予算額に対しまして、3億9,191万2,000円の増となっております。これは、【補助】及び【単独】の既設公営住宅改善事業費の住戸改善事業費において、市営住宅の住戸内部の改修による工事費の増などによるものでございます。  予算説明書の266ページ及び267ページをお開きください。次に、中ほどの第2目住宅建設費でございます。住宅建設費につきましては、全て建築部所管となっており、委員会資料1ページの9行目に記載のとおり、予算額1億7,960万円で、前年度当初予算額に対しまして、5,510万円の増となっております。  予算説明書の344ページ及び345ページをお開きください。次に、債務負担行為でございますが、下から2段目に記載しております既設公営住宅改善事業につきまして、新たに2,000万円を限度額として、令和3年度から令和4年度までの債務負担行為の設定を行うものでございます。一番下の(仮称)野母崎団地、公営住宅建設事業につきましては、2億2,110万円を限度額として、令和4年度の債務負担行為の設定を行うものでございます。  主な事業及び債務負担行為の詳細につきましては、建築部提出の委員会資料に基づき、住宅課長からご説明させていただきます。  私からの説明は以上でございます。 196 ◯植坂住宅課長 それでは、建築部提出の委員会資料に基づきましてご説明させていただきます。  まず初めに、住宅課が所管しておりますリフォーム関係の補助金制度の概要をご説明いたします。資料32ページをお開きください。令和3年度の4つのリフォーム補助金事業の一覧を示しており、それぞれ目的、補助内容、予算額を記載いたしております。1)のながさき住みよ家リフォーム補助金は、住宅の居住環境の改善及び市内の若手技術者の育成と技術継承を目的としております。2)住宅性能向上リフォーム補助金は、浴室・便所のバリアフリー化及び屋根塗装工事による省エネ化を目的としています。1)と2)の補助金は併用が可能となっております。3)の子育て住まいづくり支援費補助金は、安心して子どもを産み育てることができる住環境整備を目的としています。4)の定住促進空き家活用補助金は、空き家の有効活用により本市への移住促進を図るものでございます。これら4つのリフォーム補助金を活用しまして、住宅ストックの質の改善を図っていくものでございます。予算額は合計で約1億4,000円でございまして、令和2年度当初予算と同等の額を計上いたしております。詳細につきましては、それぞれの事業費にてご説明させていただきます。  それでは、恐れ入りますが、資料24ページにお戻りください。ながさき住みよ家リフォーム補助金、予算額7,953万6,000円でございます。1.概要ですが、住宅の居住環境改善や市内の若手技能者の育成と技術の継承を目的として、住宅リフォーム工事に要する費用の一部を助成するものです。2.事業内容の(1)補助の条件、(2)対象工事内容は記載のとおりでございます。(3)助成額は対象工事費の10分の1で、上限を10万円としております。(4)の令和2年度実績、(5)の令和3年度予定は記載のとおりです。  資料25ページをご覧ください。3.事業費内訳、4.財源内訳は記載のとおりでございます。一番下の参考の表に、近年の実績を記載しておりますのでご参照ください。  続きまして、次に、資料の26ページをお開きください。住宅性能向上リフォーム補助金、予算額5,056万7,000円でございます。1.概要ですが、住宅の浴室・便所のバリアフリー化、屋根の遮熱・断熱塗装による省エネ化など、住宅の性能向上を図ることを目的として、住宅の性能を向上させるリフォーム工事に要する費用の一部を助成するものです。2.事業内容の(1)補助の条件等及び(2)対象工事につきましては、記載のとおりでございます。(3)助成額は、対象工事費の5分の1で、上限額を10万円といたしております。(4)の令和2年度実績、(5)の令和3年度予定は記載のとおりです。  続きまして、資料の27ページをご覧ください。3.事業費内訳、4.財源内訳は記載のとおりです。中ほどの参考の表に近年の実績を記載しておりますのでご参照ください。  続きまして、資料の28ページをお開きください。子育て住まいづくり支援費補助金、予算額2,208万8,000円でございます。1.概要でございますが、安心して子どもを生み育てることができる住環境を整備することを目的としまして、多子世帯、または新たに3世代で同居、もしくは近居するための住宅の新築、取得、改修費用の一部を助成するものでございます。2.事業内容の(1)対象の条件等及び(2)対象内容は記載のとおりでございます。  資料29ページをご覧ください。(3)補助額は住宅の工事費及び住宅取得費の5分の1で、小学生以下の子どもがいる子育て中の世帯、いわゆる子育て世帯の場合または多子世帯の場合は、新築で建築または購入は上限20万円、中古取得またはリフォームは上限40万円でございます。また、夫婦の年齢の合計が申請時点で80歳以下の将来子育てを希望する世帯、いわゆる子育て希望世帯の場合は、新築及び中古で上限20万円でございます。(4)の令和2年度実績、(5)の令和3年度予定は記載のとおりです。3.事業費内訳と、4.財源内訳は記載のとおりです。一番下の参考の表に近年の実績を記載しておりますので、ご参照ください。  続きまして、資料の30ページをお開きください。定住促進空き家活用補助金、予算額453万7,000円でございます。1.概要ですが、空き家の有効活用により本市への移住促進を図ることを目的として、戸建て空き家に市外等からの住み替えるためのリフォーム工事や、空き家に残る家財等の撤去・処分をする場合の費用の一部を助成するものです。2.事業内容の(1)移住支援空き家リフォーム補助ですが、補助の対象者及び対象工事は記載のとおりで、助成額は対象工事費の2分の1、上限が50万円、ア.令和2年度実績、イ.令和3年度予定は記載のとおりです。次に、(2)空き家家財処分費補助ですが、補助の対象者及び対象経費は記載のとおりですが、助成額は対象経費の2分の1、上限が10万円で、ア.令和2年度実績、イ.令和3年度予定は記載のとおりです。次に、(3)空き家活用・対策に係る啓発費ですが、広報ながさきに空き家・空き地情報バンク制度や、空き家に関する各種補助金、老朽危険空き家対策事業など、折り込みのパンフレットを作成しまして、周知を図るものでございます。  資料31ページをご覧ください。3.事業費内訳と、4.財源内訳は記載のとおりです。なお、これまで空き家・空き地情報バンクや空き家活用補助金の窓口が住宅課で、老朽危険空き家等の相談窓口が建築指導課と分かれておりましたが、令和3年度からは、窓口を建築指導課へ一本化し、市民の皆様の利便性の向上を図ってまいります。  それでは、少し資料が飛びまして資料の37ページをお開きください。市営住宅の整備に関する各事業費の説明の前に、長崎市における市営住宅の長寿命化計画の考え方についてご説明いたします。まず、市営住宅の管理につきましては、1の20年後の目標を、(1)公共施設マネジメントの目標である、施設の25%減の約6,200戸まで縮減します。(2)既存住宅の質の向上を図るため、浴室、洗面所、台所の3点給湯を全ての住宅に整備し、エレベーターは市営住宅の配置状況などを考慮して、適切に整備します。それから(3)建て替え、修繕周期に沿った施設管理を実現いたします。このために、市営住宅を次の2の表に記載のとおり、建設時期や設備の整備状況によりまして、3つのグループに分けております。例えば、グループの1)は、平成3年以降の建設で、浴槽、洗面所、台所の3点給湯と、エレベーターが設置されています。次に、一番下の3の市営住宅の方向性の表をご覧ください。現在の管理戸数をそれぞれ3つの欄に記載しております。まず、グループ1)に関しましては築30年までの住宅で、ユニットバス、3点給湯、シャワー、エレベーターなど現在の標準仕様となっておりまして、維持修繕を行いながら、これは現状維持とします。それから、グループ2)は築30年から39年の住宅で、市営住宅の耐用年数である70年まで今後使い続けるために3点給湯化やエレベーターの設置などの、住宅の質の向上を図ると同時に集約縮減を図り、20年後には約3割減の約760戸の減を目指します。それから、グループ3)は築40年以上経過した住宅で、維持する修繕を行いながら計画的に建て替えを行うこととしておりまして、建て替え縮減によりまして、約5割を廃止して約2,270戸減を目指します。この方向性によりまして、一番下の行に記載のとおり、現在の管理戸数9,314戸を10年後には約7,500戸に、20年後には約6,200戸に縮減していくこととしております。  それでは次のページ、資料38ページをお開きください。4.管理戸数の縮減方針は、まず、(1)グループ1)は100%維持し、グループ2)とグループ3)は、利便性の高い住宅以外を縮減します。(2)島しょ部の住宅は、入居戸数を考慮し、集約や用途廃止、除却などを継続し縮減します。(3)グループ2)で3点給湯、ユニットバス、エレベーター等が整備され、グループ1)の設備に近い住宅に関しては縮減対象外とします。それから(4)10年後の令和12年度は7,500戸程度まで縮減します。5.各グループにおける基本的な事業内容は、記載のとおりでございますが、(2)のグループ2)の事業につきましては、今後約30年間使い続けることを前提に、中段のイメージ図にありますように、左側の現在の空き室が点在している状態から、次に3点給湯や室内の改修、可能な住宅にはエレベーターを設置して機能改善を図り、最後に改善した住棟に入居者の移転集約を行うことで、空いた住棟は廃止して縮減を進めてまいります。
     それでは、恐れ入りますが資料の33ページにお戻りください。【補助】及び【単独】の既設公営住宅改善事業費、住戸改善事業費、合計で予算額3億7,510万円でございます。1.概要は、国の社会資本整備総合交付金を活用し、市営住宅の住戸内部の改修を行い、居住水準の向上を図り、また、その一部を住みよかプロジェクトとして子育て世帯に適した住戸への改善を行うものです。2.事業内容は、内装仕上げや浴室の改修、浴室、台所、洗面所の給湯設備、いわゆる3点給湯の整備などを行います。それから(1)の一般世帯と子育て世帯共通の改修工事としましては、写真のような浴室、台所、洗面所について設備の更新と3か所の給湯設備設置などを行います。  次に、資料34ページをお開きください。(2)の子育て世帯向けの改修工事ですが、これは住みよかプロジェクトに関するもので、写真にありますように、収納不足を補う壁掛けフックでありましたりとか、子どもの様子を見守りやすい対面キッチンなど、子育てに適した改修を行います。3.事業費内訳は、記載のとおりです。一番下の表は、改修を行う対象団地と戸数でございます。  資料35ページをご覧ください。上の表の1)一般世帯向けと2)子育て世帯向けの事業費内訳でございます。4.財源内訳は記載のとおりでございます。  続きまして、資料36ページをお開きください。対象団地の位置図でございます。ご参照ください。この事業は新規事業として計上しておりますが、これを市内に発注することによりまして、リフォーム補助と併せて、建設業界の活性化を図ってまいります。  次に、少し飛びまして資料の39ページをお開きください。【補助】及び【単独】の既設公営住宅改善事業費、塩町団地ほかで、合計で予算額9億2,540万円でございます。1.概要、2.事業内容は記載のとおりで、外壁改修や屋上防水改修、エレベーター改修などを行います。ページの下段から41ページまでにかけまして、事業費内訳の表に、改修する各団地の改修内容、それから事業費を記載しております。  では資料の41ページをご覧ください。一番下の表の4.財源内訳は記載のとおりでございます。  続きまして、資料42ページをお開きください。改修を行う対象団地の位置図を記載しておりますので、ご参照ください。  続きまして、資料43ページから61ページまでは、それぞれの対象団地の位置図と、それから現況写真を記載しておりますので、ご参照ください。  では続きまして、次に、資料の62ページをお開きください。既設公営住宅改善事業の債務負担行為、2,000万円でございます。これは年度末から年度当初の期間における工事発注の平準化を図る観点から、債務負担行為を設定するものでございます。1.概要、2.債務負担行為限度額の内訳等は記載のとおりですが、(2)の期間は令和3年度から令和4年度までで、(3)の財源内訳は記載のとおりです。その下の参考の表は全体事業費をお示ししていますが、令和3年度は債務負担行為の設定のみで、予算の計上は行わず、年度末に契約を締結し、令和4年度に予算計上を行う予定でございます。一番下の表は、実施予定の工事の内容、団地名などを記載しておりますので、ご参照ください。  次に、資料の63ページをご覧ください。【補助】公営住宅建設事業費、日見大曲・宿町団地で予算額3,200万円でございます。1.概要、2.事業内容は、日見大曲・宿町団地は老朽化した住宅も多く、集約による建て替え・改修、建て替え後の残地利用などを計画するため、敷地の測量及び地質調査を行うものでございます。3.事業費内訳と、4.財源内訳につきましては表に記載のとおりです。5に令和3年度の予定を記載しておりますが、予算計上の内容に加えまして、PFI手法を含めた建て替えの事業手法を検討しまして、同時に地元説明会や入居者アンケート等を実施してまいります。  続きまして、資料の64ページをお開きください。大変申し訳ありませんが資料を縦にしてご覧ください。日見大曲・宿町団地の位置図でございますが、先にご説明いたしました長寿命化計画の考え方に基づきまして3つのグループ分けを行っております。今回対象となりますのは、建て替えの縮減を検討する緑色で着色したグループ3)を中心としたものとなります。  続きまして、資料の65ページをお開きください。【補助】公営住宅建設事業費、(仮称)野母崎団地で、予算額1億4,760万円でございます。1.概要、2.事業内容は記載のとおりですが、野母崎団地において、小規模な住宅である5団地7棟を集約し、別敷地において建て替え工事を行うものでございます。3.建物概要及び4.事業費内訳は記載のとおりです。一番下の【参考】全体工事費の表ですが、後ほどご説明いたします、令和4年度の債務負担行為限度額と併せて工事費合計は3億6,850万円を予定しております。  続きまして、資料の66ページをお開きください。財源内訳は記載のとおりで、6.スケジュール(案)は、令和3年度に敷地を造成し、本体工事に着手、令和4年度に完成予定となっております。中ほどの写真は建て替え予定地のものですので、ご参照ください。  資料の次の67ページは、太線で囲った建て替え対象団地と、丸で示した建て替え予定地の位置図ですので、ご参照ください。  続きまして、資料の68ページをお開きください。(仮称)野母崎団地、公営住宅建設事業の債務負担行為として2億2,110万円を設定するものです。これは、先ほどご説明いたしました、(仮称)野母崎団地の本体建設工事が、令和3年度内で完成しないため設定するものでございます。  大変長くなりましたが、私からの説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 197 ◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。 198 ◯中西敦信委員 市営住宅の改修ということで、委員会資料でいうと33ページに住戸改善事業費、それぞれ2億2,090万円と1億5,420万円計上されておりますが、お尋ねは、これは一般世帯向けのところの対象団地で3団地50戸とあるんですが、例えば西北で言うと、こういう浴室の改修があって、シャワーがついていますけれども、水圧というか、ポンプの関係で、今の状況でも入居者の方が簡易型のシャワーをつけたくても水が出ないとかいって対応できなかったりするところがあったかと思うんですが、こういう部屋の浴室のシャワー化ということは、当然そういう問題というか、ポンプというか、水圧というか、その辺りも対応できるようにするという理解でいいのかというのが1つ。  それぞれこの宿町第2とか横尾とか西北とか併せても3団地50戸以上あると思うんですが、これは計画的にこの対象団地ではほかの棟も含めて順次やっていくということでいいのかも、今回どこの団地か分からないですけど、西北であれば上と下あると思うんですけれども、どこかの棟だけやって、それきりということにはならないと思うんですが、この事業の今後の方向性というか、計画というのがどうなっているのかお尋ねしたいと思います。 199 ◯植坂住宅課長 まず、今回の改善の大きな目的といたしましては、現在、先ほど言いましたグループ1)、2)、3)に分けたときに、グループ2)に関しましてはこれから30年間使っていくということで、現在の住宅における標準的な設備、それをまず使えるようにするというのが大前提であります。それに改善した上で、今回使っていくということですので、先ほど、西北のシャワーの問題とかもありましたけれども、基本は今回、水回りを一新する形になりますので、通常、今当たり前にシャワーとかを使われている状態まで持っていくような改善で現在考えております。  それと、団地の順番なんですけれども、まず一般世帯向けに関しましては、グループ2)の中から古いものから一応選定をしております。それから子育て向けに関しましては、グループ2)の中から子育てしやすい住宅ということで、階数が1階から3階までというのを一応ルールで決めておりまして、そこに空き住戸があるものということで今考えております。それとあと市内全体のバランスを見ていきながら、まずできるところから空き家の改修を行っていって、広く使っていけるような形にしていこうと思っております。  以上です。 200 ◯中西敦信委員 一定の質問の回答は大体分かったんですが、この一般世帯向けの対象団地、今回挙がっている部分で言うと、横尾の団地も相当広いですし、西北も学童のところを挟んで上と下とあるかと思うんですが、自分のところの団地は対象になって、知り合いのところはならないとか、そういう具合にはならないのかなと。要は、グループ1)、2)、3)となっていますけど、基本的にその団地って、その棟がグループ2)であれば、基本的に同じようなグループ分けになると思うので、今回、団地の中の1つの棟であっても、何か年かで順番に全てその団地はこういう改修が、今、課長が言われた、標準的な部屋の姿になるという方向でこの住戸改善事業が取り組まれていくということで捉えていいんですかね。 201 ◯植坂住宅課長 先ほどの中西委員の質問でございますけれども、今回はここの9団地、子育てに関しては20戸、一般向けは3団地50戸としておりますが、これは来年するんですが、今後もまた改善すべき住宅がありますので、順次計画的にやっていくということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。 202 ◯中西敦信委員 分かりました。長寿命化計画をつくって、市営住宅を全部そういう検討の対象にして、それぞれグループ分けしてというのは分かるんですけれども、私も本会議でも質問したことがありましたが、特にグループ3)のところで、団地そのものを廃止すると、建て替えするところも戸数を減らすというようなやり方はいかがなものかということで申し上げたこともありましたけれども、政策空き家みたいなところになっているような部屋も多数残されていますので、こういう改修をすることで広く入居が進んでいくように取り組んでいただきたいと要望しておきたいと思います。 203 ◯毎熊政直委員 まず、ながさき住みよ家リフォーム補助金についてお尋ねします。  24ページの(5)を見たら、令和3年度は860件とかなり数を減らして想定しているようだけど、予算額は前年度とそう変わっていないけど、昨年の例を見れば、当初予算は6,450万円、補正が2,000万円組んで8,450万円となって、というのは、これはもう9月頃になったら予算がなくなって、締め切りという状況になってから補正予算ば組みよっとね。 204 ◯植坂住宅課長 今年度補正を組みましたのは、今回のもともとの当初が8月26日で1回受付を終了いたしまして、その後、新型コロナウイルス感染症で少し中小企業はじめ、施工の売上げが2割ほど落ちているということがございましたので、それを我々としても経済のほうに出すということで、9月の補正でさせていただきました。実際、今まで補正というのはここ10年近くこの補助としてやっておりますけれども、新型コロナウイルス感染症以外はやったことがありませんでして、実際に8月、それから9月前半ぐらいまで続くこともあるんですけれども、補正といたしましては、予算の限りになっておりますので、どうしても足りないとか、何か大きな要因がない限りは今まで補正としてはできておりません。 205 ◯山北建築部長 昨年度、新型コロナウイルス感染症の影響で業界の聞き取りを3回ほどやっております。その中で出たのが、やはり中小建設業のほうが受注が少なかったと。それでその分を何とかしてほしいということで9月で2,000万円の補正を組みましたので、通年とは違うような目的でやったという状況でございます。 206 ◯毎熊政直委員 補助金が10万円でもあれば、大体考えてみたら、昭和60年頃に家を建てた人が多いわけね、団地あたりが一番造成されて、一番ブームの頃。そうするとちょうどこういうリフォームをしなければならない建物というのが、木造の場合かなり増えていると思うから、やはり8月に全部締め切りましたよということになれば、あとの人たちが次の年まで待たんばいけんごとになるたい。そんなら仕方がない、補助金もらわんでやるか、大工なりが10万円まけるごとしてやってくれるというようなことになるけんさ、こういうのはやはり臨機応変に、現状を踏まえて予算化するように要望しておきます。  それと、その市営住宅グループ1)、2)、3)と分けているけど、それぞれ今現在の入居率はどれぐらいね。 207 ◯山北建築部長 1)、2)、3)のグループ分けまでは、すみません、今手元にございません。ただ全体としては、やはり20%ぐらいが空き家なんですが、ただこれは理由がございまして、やはり政策空き家という形で、建て替えとか全面的改修で、平成27年度に団地を決めて、募集を止めている部分がございますので、その部分の空きが全部で1,500戸ぐらいあります。ただこのうち離島の古い住宅、例えば高島とか池島ですね。こういうのが600戸、700戸ぐらいありますので、実際に政策空き家として市内とか旧市内で使えそうなやつというのは約700戸ぐらいの話なんですが、そういうのも含めて20%ぐらいが、今現在空きでございます。 208 ◯毎熊政直委員 やはり住宅政策というのは、状況を見て、例えばグループ3)、これは政策空き家がほとんどになるからとかさ、この住戸改善事業なんかもグループ2)の中で市民の人が住みたいと思うような部屋にするために、こういう改善事業を行って、募集率を上げるとか、やはりそういうきちんとしたあれがなからんと、公共施設マネジメント計画にも全然ばらばらの走りになってしまうたい。そこら辺はきちんと政策的に区分けをしながら、今、住宅政策は進めているんですか。 209 ◯山北建築部長 政策空き家が3)グループで多いという中で、そういう考え方で政策空き家も今後使いながらやっていこうという考え方は1つ持っております。ただ、あとはやはり長寿命化の中でご説明したように、20年後には一定、質をみんな同じぐらいのレベルまで上げたいというのがございます。今いろいろ市営住宅を回りますと、風呂が汚いとか、シャワーもついとらんけん、子どもから笑われるとか、いろんな状況を聞きます。だからそういう意味で、20年間で何とか質を横並びにしたいと、なおかつ、空き家の多い、政策空き家等も、今回、条例を上げさせていただきますが、単身の移住者とか、新規就労者に入っていただくようなこともしながら活用したいと思っていますので、そういうことを考えながら臨機応変に活用を考えていきたいということで考えております。  以上でございます。 210 ◯毎熊政直委員 長崎から若い人が住まいを求めて、例えば時津、長与に行くとか、諫早に行くとか、やはりそこら辺を食い止めるためにも、新婚用の住宅改善とかいろいろ手を打っているけど、早めに先手、先手を打っていかないと、そしてもう古くなったのは家賃の見直し、所得だけに関係せずに、古い市営住宅はある程度もう下げて、入居希望者を増やすというようなことを打っていかないと、高く取られるんならもっといいところに住むためにと、家賃が上がってもねと、だから時津、長与に行ってしまうというようなことも考えられるから、これだけの住宅政策をやっていく中の、市営住宅の果たす役割というのは大きいけんさね。これを最終的にあと20年後、6,500戸に持っていこうというふうに考えているのであれば、その過渡期にどうして長崎から人を出さない方策、住まいを少しでも安く住めるように、そしてまたそういう新婚の人たち、若い人たちが住んでくれるような住宅というものをニーズをしっかり見計らって、そしてその住宅政策を進めてもらわんといかんけど、そういう考えで今、住宅政策をやっているわけ。 211 ◯山北建築部長 委員がおっしゃるように、やはり若い人たちが流出して、日本で一番流出率が高いとか数が多いとか、そういう不名誉な話がずっと続いております。その中で、私どもはやはり建築部としても、若い人たちが近辺にある一定逃げていかないように、いろんな施策、住みよかプロジェクトとか考えていきたいというふうに思っていますし、今回、プロジェクトの中では市営住宅の改善を上げさせていただきますが、今後、例えば政策空き家の話もそうですよね。政策空き家を利用して移住者であったりとか、新規就労者に入ってもらうことによって、定住していただくという考え方も持っておりますし、今後、いろんな考え方を基に、いろんな施策を打っていきたいと考えておりますので、そこら辺はまた随時説明をさせていただきたいと思っております。 212 ◯毎熊政直委員 それと野母崎の集約、21戸を20戸にすると、場所はいいところみたいだけど、これを見たらね。市場調査ってしているの。今現在21戸あって、それを20戸に集約すると、5団地を1つにするということだけど、今21戸の中で何世帯入っているのか。そして今度新しいものができたら、30組ぐらい新しいところに住みたいというようなニーズがあるのかどうか、そこら辺の調査はしているんですか。 213 ◯植坂住宅課長 野母崎の団地に関しましては、現在入られている団地の住人の方にも、新しい団地ができたときにどうされますかということでアンケートを取っておりまして、今回、20戸整備するんですけれども、そのうちの10戸に関しましては、既存の団地から移ってこられる方になっております。それから残りの10戸に関しましては、今ちょっと野母崎の地元の若手のグループであったりとか、自治会の方々と話をずっと詰めておりまして、野母崎は市営住宅がなかなか空かないとか、数がないとかいうことで、野母崎に帰ってきたいんだけれども、住宅がないということが結構言われておりまして、その中で今回新たに20戸造るうちの10戸は新たに呼び込むための器として考えておりまして、そこにその方たちと協働しながら、住むところがあれば人を呼んでこられるよというお話も伺っておりますので、協力をしていきながら、残りの10戸に関してはこれからちょっと進めていって、全部埋まるような形で進めていきたいなと思います。  以上でございます。 214 ◯奥村修計委員 今、説明ありましたけど、私は1)、2)、3)でグループに分けることはいいと思いますけど、現状2)グループに入るのは、もう30年近くたったんですね。だから30年なれば、水回りはほとんど取り替えないといけない時代なんですよ。恐らく30年前、まだ中にシールがないときのを使っていますからね。その中において、まさにまだみんな5階建てですよ。これは日見で言いますと政策空き家が27棟ありますからね。実際に使われて30年のが12棟ですか。そして逆に一番新しいのが一部12階の建物のありますよね。あれは大体入居率はほとんど九十五、六%ですかね。ですからこれは30年近くなって、エレベーターもない、だからほとんどの棟が空いていますよ。4階、5階というのは。若い人が入ってくればいいんですけれども、そういう住宅は古いし、それではなかなか若者に入れといっても入りませんよ。特にこの政策空き家のところに我慢して住んでいる方々は、もう風呂がないんですよ、大体。スペースはあるけれども、自分で風呂釜と風呂桶とシャワーもないから。こういう状態でこの政策空き家が27棟もあるのに、どうして早く対策を立てんやったとかなということもあります。私もここに住んでいますから、とにかくこの市営アパートから転出する人が多い。それが政策空き家になっとるか、自由にしてくださいとか言われとるわけだから、もう子どもがおる世帯はほとんど出て、近隣の住宅に移転されております。だから小学校、中学校の子どもが少ないんですよ。そういういろんな面で影響するわけね、この住宅というのは。どんどん人口減少にあるけれども、それを食い止めるためにも、うちの場合は高速道路もできたし、バイパスも出来上がったから、ここまで来るときはほとんど昼間やったら15分もあれば行きますよ。そんな近くなった、環境も非常によいというところで、やはりそういうところでこそ早く住宅の建て替えをしていくということを考えないと、住民は増えませんよ。東部地区を見てみますと、日見だけですよ、人口が一番減っている。ほかのところはずっと上がっとるんですがね。だからいつか超さんばいかんけれども、日見がなかなか下がっていくものだから、しないということもある。だから本当に住みやすい場所にあってさ、それを早く改善することと、やはり30年もたったところ、内部の修理をするなら、エレベーターぐらいつけないともう入りませんよ。エレベーターもない5階までとことこ上っていくというのは、高齢者が多いわけですから。そういう部分まで考えていってもらいたい。もちろん、水回りの修理はせないかんと思いますけどね。それに合わせて、やはりエレベーターもつけると書いてありますけれども、どこから始めるか分かりませんけれども、これはぜひそういう棟につけていただきたいなということをお願いしたいんです。それでまた建築に当たっては、やっと今年度、昨年から市長が入れましたけれども、民間活用法を使ってやっていこうということをPPP方式とPFI方式を導入しようということを述べられていましたけどね、早くこういうとを使わないと、国の制度の中にもちゃんとあるわけだから、長崎市が今使うとしたら55%は市負担ですよね。国は45%だから。だから極力国の支援なんか特に、認定を受ければ補助金が出るんですよ。そういうこととか、高齢者の独居老人の集合体をつくるとかね、やはりよそにないものを早く長崎がつくり上げていかないと、よそがつくった後に長崎が遅れたら住宅政策するとも遅れて人口も減りますよ、どんどん。ですから、私はこの市営住宅がみんなが住みやすくなったときには、この古い住宅でも、40年以上たった住宅は早く解体してさ、今は5階建てですけど、今、大体10階建てが建てられますのでね。用地も半分でいいわけです。半分でよかったらさ、それだけ市の土地を売却することもできるしね、やはり長崎市の財政にも大きく寄与するし、またその中で多くの方に住んでいただければ、まさにこれは本当にいいことであって、移住とかもありますけど、移住も住むところをちゃんとしてやらないといかんでしょう。空き家を修繕してさ、どうぞと言うとる割には、その空き家に入る人がさ、何かその辺に海岸か畑があるとかね、自分で自給自足できるような方々は来ますけどね、若い人たちはなかなか来ない。ですからやはり受皿として、住宅政策はもっと頑張ってほしいと思いますよ。ですからそういうことでさっきも言いましたように、ただ内部の修繕だけじゃなくて、エレベーターというのは今必要なときですから、ぜひこれも考えながらやっていただければと思いますので、見解をいただきたいと思います。 215 ◯山北建築部長 今回、日見大曲も予算を上げさせていただいておるんですが、日見大曲自体は昭和38年ぐらいの建物から、結構古くて、耐震性も低い部分もあるということで選ばせていただいてやっております。そこについては、今年度PFIの導入可能性調査をさせていただいて、来年度は測量と土質調査なんですが、その後、事業として立ち上げていきたいというふうには考えております。そのような形で速やかに事業を進めていきたいというふうには考えております。  それから先ほどの、内部改修だけじゃなくて、エレベーターもというお話なんですが、エレベーターについても、先ほど長寿命化の中でご説明を差し上げたとおり、エレベーターもある一定セットとして考えておりますが、ただ、今、高島でつけさせていただいておりますが、ある一定、広い空間というか、建物の横に広い空間等が必要になってまいりますので、地形的な問題もあって建てられないところもあるかもしれないんですが、できるだけセットとして一定つけたいというふうには考えております。  そのようなことをしながら、皆さんが安心して安全に住んでいただけるような市営住宅を目指していきたいというふうに考えております。 216 ◯奥村修計委員 期待しておりますけど、今、この政策空き家の中に、総合科学大学の建築学部の生徒がおりますよね。今、どんな活動をしていますかね。ただもう政策空き家やけんで、学校から頼まれて入れただけでないと思いますけどね。どういう目的で入れておるのか、お尋ねします。 217 ◯植坂住宅課長 今のここの宿町の8号棟のほうに総合科学大学の学生が入っております。今、もともと入っていた学生が4年生ということで、今年は2月の頭に1回退去はしたんですが、今後、同じ研究室の中で次の学生も決まっておりまして、もう入居の予定にしているところです。  学生が入ることで、まず建築学科の学生なものですから、我々のほうで少し学生も入ってもらって、リニューアル、塗装工事、改修工事をした内容で次の新たなプランにつなげるようなことを検証していただいたりとか、あとは若い人が入ることでコミュニティを活性化させるという目的もありましたので、自治会長に入っていただいて、自治会の中でいろいろ会合に出たりとかいうことで、月に1回、どういう形で活動していますかということで報告もいただいていますけれども、その中でおおむねやはり自治会の中で新しい方が入ることで非常に活性化されているということも伺っておりますので、学生が入ることで今の2点がすごくよくされているということを伺っております。 218 ◯奥村修計委員 卒業されて新しく入っているということを聞きましたけど、自治会との関連があるんですね。やはり自治会がありますと、その政策空き家も大体、日見の場合は6割5分ぐらい入っていますよね。その老朽化したアパートの中ですよ。その方々と若い人とのコミュニケーションと言いますかね、こういうことで自治会とのもめごととかなんとかあってもらったら困るんだけれどもさ、これについては学校側とちゃんとした形で契約しておられるのか、その辺をちょっとお尋ねします。 219 ◯飯田建築部政策監 今、お話しいただいたように、学校のほうも日々学生のところに行って、自治会長とも教授が話しながら、一緒に活動もしております。自治会の具体的な活動としましては、自治会の総会とか、毎月1回の定例会とか、そういったものももちろん出ておりますし、草刈りであったりとか、そういったものにも一緒に参加しておりまして、居住している学生だけじゃなくて、その仲間と言いますか、同じ研究室の人間も出て、やっているような状態です。  今のところは、自治会の会長は好意に受け取られていて、来年度も非常に期待しているので、今年と同じような継続的な活動をぜひしていただきたいというようなところまでいただいておりますので、市も含めて、今後ともそういった取組を地元の自治会の方ときちんと連携して取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 220 ◯奥村修計委員 自治会とうまくいっているということでございますけど、政策空き家が27棟もあるわけですから、そういうことで活用できればさ、できるだけ建築学部の学生もよそからたくさん来ていると思いますので、もっと入れたらどうですか。もっと入れて、各棟に入れて、そういう形で、建築学部の生徒ですから、家の内装の問題もあるでしょうから、入れて、そうすると住民が定着していくと思います。家が建つまでの間ね。ですから、その活用として考えてですね、要するに学校との連携をして地域と学生の意見を聞きながら、若者の住まいの在り方とかをいろいろと検討しながら、そして地域に溶け込んだ形で頑張っているというふうに受け止めていいんですね。分かりました。  ときどき聞くんですよ、何であの人たちがおっとって、もうここは政策空き家やから住まわれんやろうっていう人がおりますので、この辺ちゃんとしとってくださいよ。  政策監からの話でも頑張っているということでございますので、期待をして、1日も早く、1年でも早く、居住環境の整備をされて、長崎市民の方が本当にここの住宅がいいなというような格好でたくさん入ってきてもらうような形をつくっていただきたいと思っておりますので、とにかく景観もいいですし、非常に静かでありますし、本当に住むのにはもってこいでございますので、PRをしておきたいと思います。 221 ◯吉原 孝委員 ちょっとお尋ねします。公共施設マネジメントの中で公営住宅の占めている割合というのは大体全体の規模の中で、削減しなければいけないという目標値がありますよね。3分の1だったかな。そのぐらいだったと思います。公営住宅が3分の1、それから学校施設が3分の1、その他の公共施設が3分の1ということで、高度成長期に公共施設が大変増築されて、それがもう建て替えの時期とか、もう老朽化して一定の費用をかけないと駄目だと、それでは全体をやるにはどうしても人口減少、あるいは財政規模がどんどん縮小する中で大きな負担になるので、一定の削減をしなければいけないということで、これは30年計画ぐらいでやっていこうということで、毎年の目標値を立ててやっておられますよね。ここでもあるように、1)グループから3)グループまで分けられて、今後縮減されていこうとしているんですが、3)グループが一番多いわけですね。それだけ高度成長期に建てられた公営住宅が非常に多いんだということじゃないかなと思うんですが、しかし、3)グループの中にも立地条件がいいところはなかなかたくさん長い間住んでおられる方がおられるんじゃないかなという気がするんです、場所によってですね。だからこれからコンパクトシティ化される中で、やはりまちの形態も少しずつ凝縮されていく中で、公営住宅もその対象として考えなければいけないんじゃないかなと思うんですよね。  それと、今、あなた方が思っている最終的には6,200戸に持っていかなければいかないという、そう考える中で、どのような整合性を取っていくかというのが非常に難しいと思うんですが、これも10年後、20年後という計画を立てておられますけれども、これを着実に、しかもあなた方が汗をかかないとなかなか思うようにいきませんよ。目標を立てて、20年後に7合目ぐらいで終わるという、大体そういうケースが多いと思うんですよね。そういうことにならんように、やはり前倒しでやっていくというぐらいの熱意が必要なんですが、その辺りについて、公共施設マネジメントとそれから公営住宅の在り方についての考え方をお尋ねしたい。 222 ◯山北建築部長 吉原委員のご質問なんですけれども、要は立地適正化とか、そういう居住誘導区域であったりとか、都市機能誘導区域であったりとかいう中とコンパクトシティとの住宅の施策との関係というご質問だと思うんですが、私どもも、やはり便利なところは100%で残していきたいというふうに考えております。ただやはり、長崎の利便性の高いところというのは路面電車沿いであったりとか、そういう平地については100%残しながら、周辺とか、それ以外のところでこういうふうな考え方で2)グループは3割ぐらいカット、3)グループについては半数ぐらいにしながらしていきたいというふうに、そういうふうなことをしながらコンパクトシティ長崎というのに対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 223 ◯山本信幸委員 建築部の29ページで、子育て住まいづくり支援補助金、これに関して実績について今回出ているんですけど、この相談件数というのは、実績は大体令和2年度では79件というのが出ているんですけど、相談件数ってどのぐらいあるんですか。 224 ◯植坂住宅課長 ちょっと相談の件数の数は今手元にないんですけれども、実際にここの実績に対しまして、相談でプラス10件とか20件とかいうぐらいのレベルはあったと思います。 225 ◯山本信幸委員 何で聞いたかと言ったら、非常にいい事業だと思っているんですよ、子育て世代について戸建て施策としてね。だからこういうのが今後拡大を図らんといかんと思っているものですから、相談件数に見合った実績件数となるように、これは検討をしっかりしていって、子育て世帯が戸建てに大きく踏み切れる、子どもが2人おって、3人目を考えておったら対象になるということですから、それって結構大きいと思うんですよね。その意味で、これは今後のことを考えていただきたいということで、これは意見として申し上げます。  次に30ページなんですけど、定住促進空き家活用補助金なんですが、これ実は空き家家財処分費補助というのがあるんです。これは今見ると、10万円で、今度予定も2件しか上がっていない。今、実績はゼロなんです。これ自体が今まで実績ゼロで、今度予算として上がっているって、何か事業として成り立っととかなって、そもそも思うんですけれども、これはどういう周知の仕方をして事業化していっているのか、教えてください。 226 ◯植坂住宅課長 空き家家財処分に関しましては、例えば空き家バンクで登録している方等には、こういう制度がありますよということで周知は行うんですけれども、それ以外に関しましては、通常の広報ながさきとかでの広報であったりとか、ことあるごとに空き家に関しての広報をやっているんですけれども、ここの空き家家財処分費に関しては、確かにまだまだ周知が足りないと思っておりますので、ただ、空き家バンクの登録に関しましては、今でも年間累計で89件とかありまして、登録の数は結構あるものですから、その登録があったときにツールとして出せる形には持っておきたいものですから、今後はさらに周知は行っていきますけれども、まず我々としての空き家の活用におけるツールとして今、用意している状況です。 227 ◯山本信幸委員 これもなぜ質問したかというと、これは移住支援空き家リフォーム補助も補正の分を見ますとね。令和2年度は予定が6件で、実績数が4件とかね。さっきは八十数件登録しとってさ、実際がそういう状況であるわけですね。そうしたらこれ自体の考え方というのを、もっと空き家バンクに登録しとったらどうかというのを、少し考え方というのを、先ほどツールと言われたんで、ツールというぐらいならこのツールをもっと使いやすくせんと、意味がなかとじゃなかかなと思うんですよ。だからその意味で、せっかくこういう補助があるのであれば、ツールと言われる補助があるのであれば、もっとこれは利用しやすい補助になるように検討をしていただきたい。これは空き家バンクにしとって、市外からだけじゃなくて、市内の人も対象にするとかね。そういう市外だけとか、そんな話ではなくて、空き家バンクにどう活用するというのであれば、そういうツールの使い方というのは、多方面でいろいろ考えていただきたいと思います。これも要望として言わせてもらいます。部長何かあれば。 228 ◯山北建築部長 空き家の件につきましては、今回、建築指導課のほうに空き家の窓口を一本化させていただいております。市内のそういう空き家の相談についても、建築指導課のほうにそういうふうな中でかかってくると思います。そういう中に、このリフォームの補助であったりとか、家財の処分の話であったりとか、そういう情報をどんどん流していきたいと思いますので、今、周知が足りないという部分があると思いますので、そこの部分については、一元化することによって効率的に周知も図っていきたいと考えております。 229 ◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後4時49分=           =再開 午後4時50分= 230 ◯永尾春文委員長 委員会を再開いたします。  次に、第9款消防費第1項消防費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 231 ◯森尾中央総合事務所理事 第9款消防費第1項消防費についてご説明いたします。  第5目水防費のうち、総合事務所所管分につきましては、委員会提出資料2ページ目の行番号29の中ほどに記載の13万円でございます。内容といたしましては、予算説明書272、273ページの説明欄、5.水防費で、水防本部設置運営費に係る資材購入費等でございます。  説明は以上でございます。 232 ◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  次に、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 233 ◯森尾中央総合事務所理事 第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費のうち、総合事務所所管分についてご説明いたします。  第2項公共土木施設災害復旧費のうち、総合事務所所管分につきましては、委員会提出資料2ページの行番号33に記載の1億6,000万円でございます。  次に、予算説明書312ページ、313ページをご覧ください。第1目道路橋りょう河川等災害復旧費のうち、3.【補助】海岸災害復旧費を除く、全てが総合事務所所管分でございます。  次に、第2目都市計画施設災害復旧費は、全てが総合事務所所管分でございます。近年、集中豪雨や台風などの災害が発生している状況でございますが、今後とも災害が発生した際には、復旧作業に迅速に対応してまいりたいと考えております。なお、災害の発生箇所が見込めないため、中央総合事務所に予算をまとめて計上しておりますが、災害の発生に応じて、予算を流用し対応することとしております。  説明は以上でございます。 234 ◯永尾春文委員長 これより質疑に入ります。 235 ◯奥村修計委員 災害復旧の河川とか側溝とか、行政が造っている青溝でしたね。それが結局崩壊して、結局地域の畑なんかの表土を流していきますよね。こういうのが今たくさんあるんですけれども、こういうときは災害として認めないんですか、認めるんですか。 236 ◯森尾中央総合事務所理事 災害復旧自体が里道とか、青溝といいます水路、これについても災害復旧はできます。それと近年は土砂がたまって河道が閉塞されるとか言うこともございますが、その土砂の撤去も災害復旧費の中で今計上できるようになっておりますので、ほとんどの災害復旧に対してはこの災害復旧費を使いながら、作業しているというものでございます。  以上です。 237 ◯奥村修計委員 災害の状況もあると思いますけど、今おっしゃったように、まさに青溝なんですね。青溝が施工されて、ちゃんとしとったけれども、それが結局施工を間違っとるんですよね。全然流れることなくあふれてしまったんですよ。それで畑が散々ずっと流れてしまって、しまいには民家の物置までやられたと。そのときに私はちょっとお尋ねしたんですけど、いや、それは農業だから災害復旧にはならんですよと言われたんですけどね、そんなこと私はないと思ったから聞いているんですよ。なるんだということであれば、金額的にはどのぐらいの程度からあるんですか。 238 ◯森尾中央総合事務所理事 今の災害復旧費というのは、例えば水路とか道路が壊れた場合、それを直すのが災害復旧事業です。先ほどのお話がある、例えば農地とか、農地の施設なんかはまたちょっとメニューが違うものですから、農地は農地でまたそのメニューの中で災害復旧は進めていくようになっておりますので、それはまた採択の仕方というのが若干変わってくるということですので、個別の事例になりますから、それは個別の事例の中で対応するような形になるんだろうと思います。  以上です。 239 ◯奥村修計委員 現実、青溝ですよね。青溝はこれは完全に公共の青溝ですから、これが詰まったわけでもないんですよ。要するに施工されて、施工の仕方が悪かったためにあふれたわけですよ。それが結局、農地の表土を全部流してしまうという結果があったんですね。それが災害に当たらないと、さっき当たるとおっしゃったからね、そういう部分も災害になるんでしょう。青溝という公共の水路が、要するに工事をしたがために逆に工事がせき止めたような格好で造っているんですよ。それで結局そこであふれて、全部土砂が日見の金比羅山から流れとるとですけん。ものすごい大雨やったけんですね、そういうときに災害にならないのかなって聞いて、私は思とったからね。そういうときは災害になるんですか。詰まってもおらんとですよ。公共の施工の仕方が悪かったためにそういうことが起きたというときに、その下の農家の方々ね、表土が流れてしまったらまた表土を入れないかんというときに、それも災害にならないのか、なるのか、そこを明確に答えてもらえればいいんですよ。 240 ◯森尾中央総合事務所理事 すみません、個別の事例なので、なかなか個別、個別で話をしないとちょっと分からないんですけれども、基本的には水路とか道路が壊れた場合、それを復旧するのは災害復旧費でできます。ただそれを超えて、例えば農地とかを流していったときに、どういうふうに復旧ができるかというのは、やはり個別、個別の話になるので、その場所、場所で話をしながら進めていくということになるんだろうと思います。 241 ◯毎熊政直委員 強く要望しておきます。数日前、この災害復旧費、令和2年度はあれだけ豪雨災害とか台風災害が多かったけど、繰越しが非常に多かった。北と南総合事務所、東もあったとやろうけど、やはり災害復旧というのは、なるだけ早く復旧するのが、そして道路も早く復旧するのがさ、市民生活の一番の希望だから、査定の問題もあるけどさ、いかに早く復旧するかという、そういう手法というものは常々部内で考えていただくように要望しておきます。 242 ◯永尾春文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者の方はご退席ください。  これで、第11号議案の質疑が終了しまして、明日、冒頭に討論、採決という形で審査を進めてはいかがかと思いますが、皆さんのご意見をお聞かせください。〔「わかりました」と言う者あり〕  それと1点だけ、第8款土木費第5項都市計画費第2目都市開発費の長崎駅周辺エリアデザイン検討費に、委員のほうから市の負担と県の負担が同額というご説明があったものの、今回の2,147万2,000円の県負担は半分もないじゃないかと、700万円ぐらいしかないじゃない、どちらが正しいんだという、質問というか、委員長のほうにありまして、その件についてもう一度、どうしても数字のことですので、間違った説明をしていたら大変なことになりますから、今、調べるようにということで言っておりますので、明日またそのことを最終、もう資料でよければ資料をお渡しするだけにするかもしれませんけど、今日は正副委員長だけで確認をしておきます。
     それでは、これをもちまして、本日の委員会を散会いたします。           =散会 午後5時1分=  長崎市議会委員会条例第28条第1項の規定により署名する。         建設水道委員長 永尾 春文 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...